お茶の専門店 きぃ房茶 店長 木川良子さん(38歳)

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お茶の専門店 きぃ房茶 店長 木川良子さん(38歳)

お茶の専門店 きぃ房茶
店長 木川良子さん(38歳)

お茶本来のおいしさを
一人でも多くの人に!

 近年、アートの街として注目を集める黄金町。その大岡川沿いの長屋の一画に店を構えるのが、茶農家から直接仕入れる日本茶が売りのお茶の専門店「きぃ房茶」。“好き”を集めてお店を開いた、女性店長の素顔と夢に迫ります。

街づくりと重ね合わせた自分再生の道

 厳選された日本茶に中国茶、紅茶、そしてテーブルを彩る茶器…。1階のショップスペースには、店長の木川良子さんが目利きしたお茶にまつわる品々がいっぱい。2階は、ユーズドのテーブルセットがほのぼのとした空気を醸し出すカフェスペースで、春には大岡川の桜並木が借景となる、小さいながらも居心地のいい空間が広がっています。

 木川さんが縁あってこの黄金ミニレジデンスに指定されている長屋に店を開いたのは、2010年9月のこと。中華街の「悟空茶荘」での約7年間にわたる修業を終え、独立を考えていたときに、アートで街再生を図る黄金町のエリアマネージメントセンターから紹介してもらったそうです。「夢の第一歩としては家賃もリーズナブル。加えて、街の復興に向けて沸き立つアーティスティックなエネルギーも魅力的に感じました。ショップがあることで人が来る。街づくりの一輪にもなるんじゃないかと思ったんです」

迷わず突進! バカになったもん勝ち!

 そんな木川さんがお茶に目覚めたのは30歳という区切り。「きっかけは、ズバリ、何も無いこと。20代はアパレルと飲食関係の仕事をしていましたが、特にやりたい仕事というわけではありませんでした。結婚はしていないし、このまま年を取るだけでいいのかという疑問が湧いてきて。手に職をつけようと思い浮かんだのが、喫茶店でした」

 当初は喫茶店ぐらいなら自分にもできるだろうという安易な気持ちだったそうですが、「やるならプロフェッショナルに」を徹底追求。元来食べるのが好きで健康のために烏龍茶を飲んでいたことから、中国茶に的を絞り、「悟空茶荘」でのアルバイトを志願。お茶の産地に赴くなど、働きながら知識を積み上げる過程で台湾の烏龍茶にハマり、ついには日本茶インストラクターの資格を取得するに至りました。

 「取得困難といわれているものだけに、意地でも取ってみせる、と思いましたね。今思うと、20代は仕事以外の趣味の世界にどっぷりハマっていたのかも。“バカになる素質”は元々あったように思います。コレと思ったら猪突猛進。物事、バカになったもん勝ちなんですよ、きっと。“お茶で生活できるの?”と心配してくれる友達にも一言、“できるわよ”って。そう言い切れたのも、お茶が好きだからこそ。実際はいろいろと大変なんですけどね(笑)」

顔の見えるお茶が教えてくれた
「ぜいたくな時間」

 「今は少しでも多くの人にお茶のおいしさを伝えたい」と語る木川さんは、自ら産地に赴き、生産者と直接会話することで納得できるお茶のみを仕入れています。「作り手の顔が見えると、ありがたみが分かる。それに本当のぜいたくがなんなのかもお茶を通して教えてもらいました。夢は、もう少し広いお店を開いてお茶の世界を広めることです」

 感動の間口を広げるために、お茶に合うスイーツを手作りしたり、ランチを始めたりと日々試行錯誤を楽しむ木川さん。その真っすぐな情熱から当分目が離せません。

プロフィル

横浜生まれ、横浜育ち。日本茶インストラクター。高校卒業後、アパレルの仕事を経て飲食関係の企業に就職。30歳で中国茶に目覚め、中華街「悟空茶荘」でアルバイトの傍ら独学で茶の知識と店舗経営のノウハウを学ぶ。2010年9月に独立。同業のカフェとコラボレーションしたイベント「茶と地場野菜をつかった料理」を通して街づくりにも貢献

▼居心地のいいカフェで
  “至福の一杯”を!

 みなとみらいでショッピングもいいけれど、たまにはシンプルな街散歩を楽しむのもいいのでは? 至福の一杯を求めて、カフェを訪れる。ただそれだけの一日。心にしみるおいしさが、ほっこりとした時間を運んできます。
 「喫茶メニュー」丹野さんの川根煎茶500円、山本さんの森のお茶〜はるか〜500円、凍頂烏龍茶550円などのほか、杏仁豆腐や緑茶チーズケーキなどの手作りスイーツも充実。またお持ち帰り用として、花粉症に効くといわれている「紅ふうき緑茶スティックタイプ」も用意。

きぃ房茶 TEL045-241-6270
住所 横浜市中区黄金町2-8-7
http://www.ki-bou-cha.com


2階のカフェスペースでは本格スタイルでお茶を堪能。読書をしたり、思索にふけったりと思い思いの時間が過ごせます 2階のカフェスペースでは本格スタイルでお茶を堪能。読書をしたり、思索にふけったりと思い思いの時間が過ごせます
[情報掲載日:2012.2/22]