Vol.42
横浜未来演劇人シアター
劇団員 松浦玉恵さん(27歳)
芝居を通して伝えたいのは、
そこにあるエネルギー
 横浜開港150周年の記念事業の一環として、横浜からプロの演劇人を輩出すべく昨年4月に発足した劇団「横浜未来演劇人シアター」。メンバーの松浦玉恵さんはプロの役者を志し、芝居に広報活動に日々まい進中です。
   
プロフィル広島県出身。女子美術大学でグラフィックデザインを専攻、演劇サークルに所属。卒業後、雑誌のデザインをする傍ら社会人演劇サークルで芝居への情熱を再確認。2007年4月から「横浜未来演劇人シアター」に所属。現在はカフェで働きながらプロの役者を目指す。昨年度の本公演「メリーさんの柩」ではパンパン(娼婦)のリーダー役で迫真の演技を見せた。広報としてチラシ製作なども担当。自作イラストの展覧会も企画中
▼生の舞台に触れてみよう

 横浜未来演劇人シアターの活動を見てみたい、という人は、まずは発表会を見学してみては? プロの演劇人を目指す同劇団では、プロダクションや劇団に自分たちを売り込む発表会を実施しています。次回は7月5日(土)、横浜創造界隈ZAIMで実施される予定。一般の人も観劇できるので、興味のある人はホームページで詳細をチェックしてね。また、昨年話題を呼んだ「—ハマのメリー伝説—市電うどん」を基にした本公演「市電うどん—特盛り版—」が11月上旬に予定されています。ハマのメリーさんが愛し、立ち続けた街・横浜を、路面電車に乗ってめぐる一瞬の走馬灯のような作品。役者の息づかい、独特な舞台空間を体感してみて。

横浜未来演劇人シアター
http://mirai-engekijin.com/


昨年の「−ハマのメリー伝説−市電うどん」のラストシーンから

 5歳から17歳までモダンバレエを習い、「舞台に立つ楽しさを知った」という松浦さんが演劇と出合ったのは、女子美術大学1年生のとき。写真撮影の人材募集をきっかけに演劇サークルに入ったものの、気付けば“芝居ざんまい”の4年間を送ることに。社会人になってからも芝居への情熱は一層増すばかりで、同劇団の発足とほぼ同時に入団しました。
 「演出指導をしてくれるのが、寺十吾(じつなしさとる)さん。以前彼が出演していた芝居を覚えていて、ここでプロを目指そうと決意したんです。演じることはもちろん、自分というフィルターを通して、せりふがどう伝わるかを考えるのも楽しい。お客さんには、芝居を通して“そこにあるエネルギー”を感じてもらいたいですね。自分は特別な才能があるわけではなく、どちらかというと普通の女性。“普通の人間の底力”を表現することで、お客さんには“世の中捨てたものじゃないな〜”と思ってほしいんです」

芝居を楽しめる街、横浜を目指して
 同劇団の活動は3年間の期間限定。年1回、相鉄本多劇場で開催される本公演のほか数回の公演があり、中区日本大通り沿いの横浜創造界隈ZAIM別館を拠点に稽古(けいこ)が行われています。
 広報担当でもある松浦さんにとっては、横浜に芝居を定着させるのも仕事のうち。「とにかく面白いと感じてもらえる作品を目指しています。公演はもちろん稽古場も公開しているので、ぜひ観に来てくださいね」と語るまなざしは真剣そのものです。
 最後に「夢はかなえるためにある」と言いきった松浦さん。懸命なその姿が、きっと多くの人を励ますことでしょう。
松浦さんの
おすすめ
関内の居酒屋さん
 芝居の稽古終了後、松浦さんが仲間とよく行く居酒屋さんを教えてくれました。いずれもおやじ色の強い店ながら、“ホッ”とくつろげる居心地の良さが魅力。会社帰りに友達や彼を誘って出かけてみて。
備長扇屋 横浜関内店
女性ひとりでも気軽に入れる!
備長扇屋 横浜関内店

 全国に350店舗を展開する焼き鳥のチェーン店。明るく清潔な店内はほどよい広さで落ち着ける雰囲気です。スタッフの対応もアットホームで、女性ひとりで来店するお客さんもいるというのもうなずけます。焼き鳥は1本84円から用意。なかでも尾っぽの付け根を焼き上げた「ぽんじり」(126円)は、適度な脂身とコリコリの食感が女性に大人気。目の前で炊き込む釜飯は出来たてのアツアツが食べられると好評です。焼酎好きには36度・44度の厳選酒がまったりとした時間を運んできます。

住所 横浜市中区蓬莱町2ノ3ノ1、杉山ビル1階
営業時間 午後5時〜翌午前0時。無休
TEL 045(250)1502
関内がーどした
オープンスペースで居酒屋の原点を味わう
関内がーどした

 「新橋のガード下をイメージした」という店内はビルの地下1階にあり、レトロな雰囲気と仕切り一つない広々としたオープンスペースが印象的。「みんなでワイワイガヤガヤしているうちに、いつの間にか隣の人とも仲良くなるのが飲み屋の原点。25年間同じスタイルでやっています」とオーナーの和佐さん。「一軒で済ませられるように」と用意されたメニューは約120種類。ふらりと立ち寄るもよし、食事を兼ねて出かけるもよし。時間を気にせず、心ゆくまでのんびり過ごせます。

住所 横浜市中区真砂町3ノ32
営業時間 午後5時〜翌午前0時。日曜定休
TEL 045(662)8202
かっぽうぎ 関内店
お母さんの手料理で、ちょっと一杯
かっぽうぎ 関内店

 店名のとおり、かっぽうぎ姿の“お母さんたち”が厨(ちゅう)房とホールを担当する、心温まる居酒屋さん。手際よく下準備&調理された料理はどれも「おふくろの味がする!」と評判。写真は、オーダー後に作る名物の「玉子焼」(280円)と、生きゅうりの食感と特製の塩ダレが絶妙の「やみつききゅうり」(250円)、そして元祖おふくろの味「肉じゃが」(360円)。初めて来店したら、この3品をつまみに“ちょっと一杯”がおすすめ。お母さんたちと交わすなにげない会話にも心が和みそう。

住所 横浜市中区常盤町1ノ4ノ2、図南ビル1階
営業時間 昼:午前11時30分〜午後2時。夜:月〜金曜=午後5時〜11時30分、土曜=午後5時〜11時。日曜・祝日定休
TEL 045(662)9275
横浜未来演劇人シアター 劇団員 松浦玉恵さん(27歳)
備長扇屋 横浜関内店関内がーどしたかっぽうぎ 関内店
情報掲載日:2008.5/28