第2バイオリン首席奏者 直江智沙子さんにインタビュー

仕事の後は心を落ち着かせる時間を作ってクールダウン


PR/神奈川フィルハーモニー管弦楽団

 聴く人の心に響く演奏を届ける「神奈川フィルハーモニー管弦楽団」(神奈川フィル)。コンサートのリハーサルと本番の緊張状態が続く日々の中、どのように気持ちを切り替え、リフレッシュしているの?
 そこで、5月25日号シティリビング横浜の巻頭特集「横浜女子の平日夜の過ごし方」にちなみ、第2バイオリン首席奏者の直江智沙子さんに、仕事の後の過ごし方や、クラシック音楽のこと、今後の目標などを聞きました。

仕事の後はゆっくり過ごす時間が大切

―オーケストラでの“仕事”は、リハーサルとコンサート本番があります。それぞれその後の過ごし方は違いますか?

 「違いますね。リハーサルの日は、終わったらすぐに帰宅します。食事は自宅で食べ、食後は飼い猫と遊んだり、テレビを見て過ごします。違うコンサートのリハーサルが同日に入る日は帰宅も遅く、疲れがたまるので、早く帰れる日はゆったりと過ごし、次の日のリハーサルやコンサートに備えます」

―コンサートの後は、どのように過ごしますか?

 「コンサートの後は、アドレナリンが出て気持ちが高ぶっているので、ワンクッションおいてクールダウンしてから帰宅します。大抵、友人とご飯を食べに行くか、お茶しに行くか。そうでない時は、1人でショッピングモールに行き、買い物をします。心を落ち着かせてくれる、私にとって欠かせない時間です」

―友人との食事では、どんな話題で盛り上がるのですか?

 「コンサートで一緒に演奏した人たちとの時は、やはりコンサートの話しが中心です。高校時代からの友人とは、それ以外の話をしますね。先日行った安室奈美恵さんのライブの話とか。ライブのMCで、彼女が『音楽の一ファンとして、みんなの毎日に音楽があってほしい』と言ったことに共感しました。クラシック音楽も同じように、もっと皆さんの身近に感じてもらいたいといった話で盛り上がりました」

直江智沙子さんプロフィル
1984年生まれ。北海道札幌市出身。4歳からバイオリンを始める。桐朋学園大学卒業。2014年4月から神奈川フィルハーモニー管弦楽団第2バイオリン首席奏者に就任

―巻頭特集では神奈川フィルのコンサートも紹介しています。コンサートに行く楽しみを教えて下さい。

 「演奏はもちろん、その場の空気感を味わってほしいです。難しいことは考えずに、例えば楽団員の動きや表情を見てすごい、と思ったり、この楽器の音が印象に残った、というように、見て、聴いて感じるままに楽しんでみては」

第1バイオリンを支える役割が天職

―親元を離れ、上京されたのは高校入学の時ですね。

 「はい。桐朋女子高等学校音楽科に入学し、学生寮で生活していました。寮で一緒に過ごした仲間は、今でも頻繁に会ったり相談し合う大切な友人たちです」

―第2バイオリン首席奏者になるきっかけも高校生の時だったとか。

 「第1と第2バイオリン、ビオラ、チェロからなる弦楽四重奏で演奏した時、初めて第2バイオリンを担当しました。その時、自分に向いていると思いました」

―どういう所が向いていると思ったのですか?

 「メロディーを奏でる第1バイオリンを支え、良さを存分に引き出す役割である所です。オーケストラでも第1バイオリンは花形なので、コンサートでは聴衆もそちらに注目しがち。でも、実は第2バイオリン以下の弦楽器が、彼らをいかに“弾かせる”かも大切な要素なんです。そこが楽しくもあり、好きな所ですね」

―大学卒業後、フリーのバイオリン奏者として活躍されていました。神奈川フィルに入ったきっかけは?

 「フリーのバイオリン奏者は、第1、第2のポジションを選ぶことはできません。依頼をいただいた方を弾きます。どちらもこなしてきた上で、やはり自分は第2バイオリンを弾いている時が楽しい、と強く思いました。もうひとつ、憧れの第2バイオリン首席奏者がいるオーケストラで弾かせてもらい、その方のすごさを肌で感じた経験も大きかったですね。その方のように第2バイオリン首席奏者としてオーケストラをリードできたらと思い、神奈川フィルのオーディションを受けました」

―首席奏者は、他の第2バイオリンをまとめる役割も担っていますね。

 「はい。リハーサルやコンサートで、どのように弾くかなど指針を示すことが求められます。神奈川フィルで4年やってきて、自分が音楽のどの部分を聴き、どのように伝えるか学びました。これからも楽団員との信頼関係を大切にして、成長していきたいです」

―年齢もさまざまな楽団員をまとめるために、心がけている伝え方は?

 「リハーサル中に『ちょっと違うかも』と思っても、あまり口に出したくないタイプなんです。一方的に自分の考えを押しつけるのではなく、『ここはどう思いますか?』という風に質問することで注意を促し、考えてもらうようにしています。『こうして下さい』と言って、例えそこだけ直ったとしても他の部分が委縮してしまう場合があります。それを望んでいるわけではないので。楽団員の皆さんには自由に弾いてもらいたいです」

―理想とするバイオリンの音色はありますか?

 「温かい音、人間らしさを感じる音です。バイオリンは、演奏テクニックを習得するのが難しい楽器なので、そちらを極める人が多い気がします。でも、私は“自分の音”を持っていることが大切だと思うんです。聴き手に伝わる、思いを込めた音色を追求したいです」


神奈川フィルハーモニー管弦楽団の情報はコチラ
http://www.kanaphil.or.jp/


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