女性ホルモンの影響や役割について学ぶ

きちんと知る女性ホルモン
女性ホルモンTEST 女性ホルモンの真実1 女性ホルモンの真実2 婦人科医からのメッセージ
女性ホルモンの真実3 女性ホルモンの真実4 20代〜30代でやっておくべきこと

ふたつの女性ホルモンの リズムが大切 妊娠力ともリンクしてくる
 一生の間に分泌される女性ホルモンは、ティースプーン1杯ほど。そのわずかな量で、女性のカラダに大きな影響を及ぼすのが女性ホルモンです。
 更年期以前の女性のカラダは、女性ホルモンに守られているため、重大な病気になることが多くはないといわれます。ただし、それには、卵巣が健康で、2つの女性ホルモン、エストロゲンと黄体ホルモンが正しいリズムで分泌されていることが重要。また、女性ホルモンの分泌量は、卵巣機能や妊娠しやすさともリンクしています。若々しさや女性らしい輝きの裏には、女性ホルモンの恩恵があることを忘れずに。
更年期を境に女性のカラダは がらりと変わる
 閉経年齢には個人差があり、自分の閉経時期がいつなのか、予測はできませんが、一般に38歳ごろから、女性の美と健康のベースである女性ホルモンのバランスが崩れてきます。月経周期が短くなったり、経血量が減ったりしてきたら、閉経への道を歩き出したサインの1つ。多くの人は50歳ごろ閉経を迎えます。また、更年期を境に女性のカラダはがらりと変わります。見た目の若さばかりでなく、カラダの中の変化にも目を向けて。20代、30代から意識しておくことが大切。
♠女性ホルモンの恩恵がなくなるとどうなる?
更年期(一般に45歳〜55歳※)以降の特徴
生理が不安定(止まる)、精神的に不安定になる、太りやすくなる、抜け毛が増える、
肌が乾燥する、内臓脂肪が増える(生活習慣病など重大な病気にかかりやすくなる)、
骨吸収が進み骨粗しょう症になりやすくなる など
※ 更年期の定義は、閉経をはさんだ前後5年。平均閉経年齢が約50歳なので、多くの人は45〜55歳ごろが更年期になります
健康診断の結果は20代でも、卵巣年齢は…!?
こんなに減ってしまう原始卵胞の数
加齢に伴う卵胞数の変化
 
 妊娠力が大きく低下する時期はその人の閉経年齢のマイナス10歳ぐらいという説もあります。平均50歳ごろに閉経するので、38歳ぐらいがその時期。卵巣年齢や女性ホルモンの分泌量が低下する時期と重なります。
卵巣年齢がわかる
AMH検査って?
 血液中のAMH(アンチミュラー管ホルモン)を測定することで、残存する卵胞の数を測定し、卵巣年齢が何歳くらいか推定する検査。卵巣予備機能を知りたい人は、一つの目安として測定してみるのもいいかもしれません。婦人科や不妊治療専門クリニックなどで測定が可能です。
個人差はありますが、年齢とともに卵巣は老化し、原始卵胞も老化し数が減少。そのため、30代後半になると排卵していても妊娠しにくくなることに。卵巣の中にある原始卵胞がほとんどなくなるとき、卵巣はその機能を終え、閉経を迎えます。

婦人科医からのメッセージ
女性ホルモンから
人生設計を考えましょう
晩婚化が進む現代では、30代後半〜40代で「結婚も妊娠もこれから頑張る」と話す女性が増えています。しかし、生殖年齢はやはり20代〜30代前半がベスト。30代後半から卵巣の機能が落ちて、女性ホルモンの分泌量が下がり始めることに変わりはありません。40代で初めての出産をする女性は確かにいますが、それは特別なこと。皆さんには、まずその現実を知っておいてほしい。そうでないと、これから不妊で悲しむ女性がどんどん増えていくでしょう。
 美しさの基準についても、本当に痩せている=キレイでいいのか考えてほしいと思います。無理なダイエットが原因で、生理が止まってしまう女性がいるのは本当に残念。卵巣は親指ぐらいの小さな臓器です。命に関わる臓器ではないため、エネルギーが減ると、その機能は簡単に止まってしまいます。
 特に、回復力が落ちてくる30代以降の無理なダイエットは、自ら女性ホルモンの働きを低下させ、老化を早めているようなものですから、注意しましょう。
 女性ホルモンは、肌や髪、骨、血管、筋肉、女性らしい体つきのほか、ボケ防止などにも関わっています。どんなに高価な化粧品を塗るより、女性ホルモンが元気なほうが、内面からイキイキと美しくいられると思いますよ。
 自分はどういう人生を過ごしていつ赤ちゃんを産みたいか。女性ホルモンの一生も考えながら人生設計を考えましょう。卵巣、子宮や乳房など女性特有の病気に早く気が付くよう、検診も忘れずに受けてください。きちんと検診を受けたり、生活リズムを整えたりすることで、年齢なりの女性ホルモンと健康美を自分へのご褒美にしてほしいと思います。
  医学博士 吉田医院院長  網野幸子先生
医学博士 吉田医院院長 
網野幸子先生
専門は生殖内分泌学で、女性の生活に関わるホルモンの専門家。産婦人科学会認定専門医。母体保護法指定医。著書に「女医さんが教えてくれた女性ホルモンがわかる本—月経トラブルと心の悩みをスッキリ解消」(主婦と生活社)がある。

女性ホルモンの分泌を止めないために 20代〜30代でやっておくべきこと

 女性ホルモンの分泌が乱れ、月経が止まってしまうと、将来の妊娠しやすさや健康にもマイナスに影響します。また、卵巣機能を低下させてしまう喫煙、無理なダイエット、強いストレスは、女性の健康・美容の大敵と心得て。アルコールの痛飲もよくありません。
女性ホルモンの変調を知る
こんなサインがあったら要注意
■月経が3カ月以上止まっている(妊娠期を除く)
■不正出血が続く(卵巣や子宮に病気がある場合も)
■基礎体温が低温期と高温期の二相にならない
■イライラ、むくみ、冷えがあまりにも強い
(卵巣機能の低下が考えられる)
■女性特有の病気をチェックしていない
(子宮頸がん、乳がん、子宮内膜症、卵巣膿腫など)
 
「サプリメントを飲むより、まずは食事をきちんととり、卵巣を健康に保つ方が大切」(網野先生)。1年に7〜8kgも増減するようなダイエットは、卵巣だけでなく脳にも影響を及ぼし、月経が再開しなくなる危険あり。
生活リズムもホルモンバランスに影響。適度な運動や質のよい睡眠を心がけて。
婦人科検診を積極的に受け、女性特有の病気の予防や早期発見につとめることが大切。
基礎体温系が二相にならない場合は、ホルモンバランスが乱れている証拠。自分の心身リズムを知るためにも、基礎体温をつけることがオススメ。
きたるべき更年期に備え、「骨を丈夫にしておかないと、更年期以降にホルモン補充をしても間に合わなくなります」(網野先生)。やせ過ぎや肥満に注意して適正体重を維持して。

[情報掲載日:2012.1/30]

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