これはほんとに読んでよかった!「2019マイベスト本」3冊


こんにちは。シティリビング編集部のモモッツェルです。

人生でいつか会いたいと憧れていた人に、ついに会える(というか、お見かけする!)ことになりました。

村上春樹さんです。12月中旬に開催される朗読会のイベントに、まさかの当選!!!
メールで結果を見たときは固まりました。嬉しすぎて(涙)。

最近では気になる本を買っても積読が多く、忙しさを言い訳にしていたけれど、これは本の神様からの大きなご褒美! 2020年はもっと読もう、ランチタイムに読書するぞ、と決意に燃えております。

というわけで、村上春樹本のマイベストや朗読会のレポートは次回にたっぷりするとしまして…、今回は「これは読んでよかった! 2019マイベスト本」をご紹介!

パンクな母ちゃんと息子が最高すぎる!
「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」ブレディみかこ

ブレディみかこさんの書籍を読んだのはこれが初めて。書店でふと目にとまり、パラパラとめくって数ページ追ったところでもう「ぼく」にひきつけられて、即購入。

イギリス・ブライトンで暮らす著者の息子が通うのは「元底辺中学校」。多様性てんこ盛りの中、差別や格差、次々に降りかかる出来事の数々。彼の中学校生活、どうなっていくんだ?

聡明でチャーミングな息子くんと、彼と向き合うパンクな母ちゃん。この親子がとにかく最高すぎる。さまざまなエピソードに考えさせられるけれど、同時に、この本の根底から流れてくるのは生きることへのパワー。

ブレディみかこさんの別著も読みたくてたまらない。この冬、絶対読みます!

(出版社:新潮社)

生むこと、生まれることとは? 本を読む手が止まらない
「夏物語」川上 未映子

新作が出ると必ずチェックする一人、川上未映子さん。「夏物語」は500ページを超える長編ですが、読む手がとまらず、ただただ没頭し続けました。いやぁ、小説の面白さを久しぶりに堪能。

「自分のこどもに会いたい」、その思いに駆られ、パートナーなしの出産を考え始める夏子。生むこと、生まれること、生きること。倫理観も含めて非常にデリケートな内容を取り扱いながら、姉の巻子やその娘・緑子ら女性たちの「生」から目を離すことができない。

物語のメインは大阪弁。私自身が関西出身なのもあり、セリフの数々がしみる、しみる。読み終わって何を感じるのか。誰かと喋りたいような、一人で噛みしめたいような…そんな一冊。

(出版社:文藝春秋)

美しい文章で世界を思考する
「数学の贈り物」森田真生

私の姪は幼いころから算数が好きで、解くこともだけれど、「問いをつくる」ことも大好き。

そんな世界、体験を楽しもうとする人がいるなんて!とバリバリ文系脳である私は新鮮な驚きに襲われ、そこから数学を愛する人たちに興味を持つように。

「数学の贈り物」はまずタイトルに、そして、この凛とした装丁にひかれました(やっぱり本は手触りを感じて買いたい)。

著者の森田真生さんは、東京大学理学部数学科を卒業後、独立研究者に。

「数学をしているかぎり、思考に自我が介入する隙はない。それでいて、思考を放棄するというのでもない。」

美しい文章で綴られる19編の随筆は、一度では味わいつくせない哲学的、文学的な魅力に満ちています。
幼い子どもとの時間を通して、偶然や現在を思考していくさまは、同じ子を持つ親として、あまりの尊さに羨ましく…身が引き締まる思い。寒い季節にゆっくりと読むのがおすすめです。

(出版社:ミシマ社)

 

面白い本さえあれば、ゆっくり静かに、豊かな時間を過ごせる。それは自分と対峙できる特別な時間でもあります。
2020年もワクワクさせてくれる素敵な本との出合いがありますように!


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