人生を豊かにするオトナの学び直し リカレント教育


人生を豊かにするオトナの学び直し
リカレント教育

 人生100年時代を迎え働き方が多様化してきた今、生涯学び続ける、または学び直すという意味の「リカレント教育」が注目されています。社会人の学びの場も増えてきて、まさに今が学びどき。あなたも始めてみませんか。

人生を豊かにするオトナの学び直し リカレント教育

必要な人材でい続けるための
オトナの学び直し

 欧米では当たり前のように行われている〝学び直し〞。日本での広がりは? 学び直しで何が変わるの? 人材育成に詳しい専門家2人に聞きました。

人生を豊かにするオトナの学び直し リカレント教育

教えてくれたのは

田中美和さん

田中美和さん

Waris共同代表。国家資格キャリアコンサルタント。女性が自分らしく前向きに働き続けるためのキャリア創出や支援を行う

中原 淳さん

中原 淳さん

立教大学経営学部教授。「大人の学びを科学する」をテーマに、企業・組織における人々の学習・コミュニケーション・リーダーシップについて研究

リカレント教育 Q&A

 何からどう始めたらいい? オトナの学び直しは、費用や時間のやりくりも悩みどころ。知っておきたい基本情報や始め方のヒントをまとめました。

Q.何を学びたいかわからない。これから注目の勉強や資格は?

A.1人で何役もこなす時代を意識し、できることを増やして
 以前は、プレゼンテーションをするにも調べる人、図や文章を書く人、ポスターにする人などがいたわけですが、今や1人で何役もこなす時代。自分で作品を作りSNSで発表し、販売することまで可能です。リカレントで重要なのは、学び直しによって「自分の価値を高める」という視点。今の仕事に軸足を置きながらも、新しい分野の知識や能力を積極的に磨いて、できることを増やしていくとよいでしょう。それが他人との違いになり、強みになるはずです。(中原さん)

A.今後、人手不足が予想される分野にも目を向けて
 資格は実務経験とセットで価値が出てくるもの。今あるキャリアを生かして専門領域を深めたり、職域を広げるような学びが強みに。最近人気があるのは、AI技術やSNSを駆使したデジタルマーケティング。今後ますます人手不足が予想されるサービス業、観光業などに目を向けて、学んでみるのも一案です。(田中さん)

Q.社会人が学べる場所って?

A.“スキルシェアサービス”なども選択肢に
 社会人大学や専門学校だけでなく、最近ではオンライン講座や、教えたい人と学びたい人をつなぐ“スキルシェアサービス”など、学びの場がどんどん拡大。セミナーや勉強会に参加するのも立派な学び直しです。(田中さん)

女性にうれしい学び場の一例
女性にうれしい学び場の一例

Q.お金がかかりそう…

A.給付制度を活用してみて
 給料の1割を自己投資に回すなど、予算を決めておくと始めやすいですよ。雇用保険加入者なら、給付制度をぜひ活用して。(田中さん)

教育訓練給付制度とは?
 指定の教育訓練講座を雇用保険の被保険者や退職者が受講したときに、経費の一部を給付金としてハローワークから支給される制度。対象講座や制度、支給要件の詳細は、「厚生労働省 教育訓練給付制度」で検索を。

教育訓練給付制度とは?

Q.仕事を辞めずに続けるコツは?

A.自主的にノー残業デーの設定を
 すきま時間を活用するなど、工夫次第で時間はつくれます。通学が難しいならオンライン講座や、通勤時にアプリ、Podcastなどで学んでみては。自主的にノー残業デーをつくり、勉強するのもあり。(田中さん)

リカレント中の人に聞く
学び直しの心得と気になるあれこれ

なぜ学び直したのか、そこから何を得られたのか。大学院や専門学校へと進んだ女性に聞きました。

学び直しの心得と気になるあれこれ

上田まりえさん

追い込まれても、
自分が決めたことだから頑張れます!

野球への熱い思いが高じてリカレント

早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科 2018年入学
上田まりえさん(タレント・31歳)

学業とタレント業の両立ってどんな生活スタイル?

 平日は生放送のレギュラーがあり、土・日曜は深夜のスポーツ番組に出演。授業は課題も多く、毎日大学へ。分からないことも多く悔しくて涙が出ることもあるけれど、1年は徹底的に勉強をやろうと走り続けている感じです。

早稲田大学大学院を選んだきっかけは?

 もともと大の野球ファン。メジャーリーグの番組を担当していることもあり、もっと深く野球にかかわりたい思いがありました。1年間の修士課程、スポーツクラブマネジメントという専攻分野があったことが決め手に。

大人になってから大学で学ぶ魅力とは?

 幅広い年代の人と学ぶことで、いろんな学び方があっていいと気づかされました。学んだことをすぐ仕事に生かせるのも、大人の学びならでは。会社や家族の協力がなくてはできないので、社会に還元できるような学び方をしたい。それも社会人が学ぶ意味だと感じています。

入学準備は大変でしたか?

 昨年の夏頃にゼミの見学へ行き始め、秋には入学を決意。選考は研究計画書、2000字の社会人経験レポートと面接。計画書を書くなんて初めてで、書き方をネットで調べるところからのスタートでした。

大金歩美さん

20代最後の年に、
やりたいことは全部やろうと決意

美術家と対等に話したくてリカレント

桑沢デザイン研究所 基礎造形専攻 2017年卒業
大金歩美さん(PR会社勤務・30歳)

デザイン学校で学ぼうと思ったきっかけは?

 ここ数年、美術家やデザインにかかわる仕事が増え、相手と同じ目線で対等に話せるようになりたい気持ちに。上司の勧めもあり、デザインを学ぼうと決意。20代最後の年だったので、やりたいことは全部やってみよう!と覚悟を決めました。

仕事との両立や費用は?

 授業は週3日、18時スタートだったので間に合わせるのが大変。残業できない分、早朝から仕事をしたり効率よく働くように。授業や課題に忙しく、飲み会などには行けませんでしたが、タイムマネジメント能力が身につきました。学費は1年間で40万円くらい。時間やお金はなんとかなります(笑)

学び直しで変わったことは?

 仕事面ではPRの提案がしやすくなりました。学校でさまざまな課題に取り組んだ結果、自分の得意分野や向き不向きが分かり、新しい仲間もできました。卒業後も勉強したい気持ちが高まり、今は英語や写真を学んでいます。

私もやってみたくなった!


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