30・40代の女性社長に聞く 強くしなやかに働くためのヒント


30・40代の女性社長に聞く
強くしなやかに働くためのヒント

リーダーとして会社や部下を引っ張る女性社長。
そんな彼女たちも働く女性という点では私たちと同じ。
今よりちょっと前向きに仕事を楽しむために…。
強くしなやかに、働くためのヒントを教えてもらいました。

人生を豊かにするオトナの学び直し リカレント教育

働く女性が仕事を今より少し楽しむためには?
30・40 代の女性社長へ本音インタビュー
強みを生かして自由にポジティブに

さまざまなジャンルで活躍している5 人の女性社長にインタビュー。
「社長になって良かったこと・損したこと」「一緒に働きたいと思う人」など、彼女たちの本音に迫りました。

山本未奈子さん
閑歳孝子さん
白木夏子さん
荻野みどりさん
千田絵美さん

女性は生産性の高いマルチタスカー
コミュニケーションが働きやすさの鍵

山本未奈子さん

「MNC New York」
代表取締役社長
山本未奈子さん(43歳)

ニューヨークの美容学校を首席で卒業後、同校の講師に。2009 年に「MNC New York」を設立し、美容ブランド「SIMPLISSE / シンプリス」を発表。現在は、ヘアアクセサリー、スパ、ビューティシャン育成などの事業も手掛ける。ニューヨーク州認定ビューティーセラピスト、英国ITEC 国際ビューティースペシャリスト

「あらゆる女性の可能性を信じ〝充実した人生を送れるようサポートしたい〞」と話すのは、そのための事業を幅広く展開する「MNC New York」代表の山本未奈子さん。社員全員が女性の同社。「女性は〝マルチタスカー〞。複数のことを同時進行できるし、女性のニーズに合ったアイデアや企画を考えつく。その能力を生かせるよう、社長としてでしゃばらず、部下が自由に発言し、動ける環境を作るのが大事だと思っています」
「コミュニケーションを大切にしてほしい」と話す山本さん。「上司と部下の関係は永遠のテーマ。でも部下と距離を縮めたくても、上司からはなかなか誘いづらい(笑)。だから部下の方から悩み相談などは遠慮せずにしてほしい。上司からすれば頼られるのはすごくうれしい。部下の思いを受け止めて、長所を伸ばし、進みたい道へ背中を押してあげる、それが上司の役目です」

シティ読者から質問
仕事と子育て、両立するコツは?

自分のキャパシティーと時間は限られているので優先順位を明確にして、適宜アウトソースしています。あとは「完璧を求めない」ことかな(笑)

〝いい物を作りたい〞という熱い思いが大事
何でも欲張りに楽しまないと損!

閑歳孝子さん

「Zaim」
代表取締役
閑歳孝子さん(39歳)

慶應義塾大学卒業後、日経BP社記者を経てWeb業界へ。Webベンチャー企業にてディレクター職をするかたわらで個人で家計簿サービス「Zaim」を開発。2012年に法人化し、800万ダウンロードを超える日本最大級規模へ成長させる。グッドデザイン賞審査委員。

無料オンライン家計簿「Zaim」を開発し、起業した閑歳孝子さん。「いろいろな人の話が聞けて、ビジネスについて普遍的に知る機会を持てる」という理由から、記者という仕事からキャリアをスタートさせました。その後、Web業界へ移り、ディレクターやZaimを開発するエンジニアとして経験を積みます。「会社を興した後、重要なポジションのメンバーが辞めた時期があって〝自分は何かできなかったのか〞とすごく考えて。一方、昇格させた社員が環境の変化から成長する姿を目の当たりにしたり。何か問題に直面したとき、〝これがダメなら次はこう〞みたいに、あらゆる視点で考えられるようになったのは起業前に異なる職種を経験したおかげ」。共にいい環境を作っていける人と頑張っていきたい、と話す閑歳さん。「社員の半数が子育て世代なので、みんなが仕事と家庭を両立できているのか気になります。でもメンバーには〝今の職場が働きやすい環境〞だからではなく、〝いい物を作りたい〞からという熱い思いで仕事をしてほしい。自分たちが仕事も暮らしも楽しまないと、いいものは作れないと思うので」

シティ読者から質問
仕事以外でハマっているモノは?

「将棋」の藤井聡太七段の大ファンです。彼の対戦は将棋番組や動画で必ずチェック。ひょうひょうとしているのに天才肌なところに引かれます

夢を追いかけるドキドキ感はたまらない
1日1回は自問自答の時間を

白木夏子さん

「HASUNA」
代表取締役
白木夏子さん(37歳)

イギリスの大学を卒業後、国際機関、投資ファンドを経て、2009年に「HASUNA」を設立。フェアトレードのダイヤモンドやゴールドを使用したジュエリーの製造・販売を行っている。起業家の個人ブランディングや経営サポートも

ビジネスを通して、社会貢献したい…。白木夏子さんは、環境や社会に配慮した素材を使った〝エシカルジュエリー〞を制作・販売する「HASUNA」設立の思いをこう語ります。ビジネスの基本を知るため、不動産投資ファンドで勤務していたときリーマンショックが起きて、生き方を考え直したそう。「転職か起業かで悩んでいたとき、起業家に会って話を聞くうちに〝私にもできるかな〞と思って」。元々国際協力の仕事をしたかったこともあり、開発途上国で厳しい生活をしている人たちの生き方を変えることを目指し、会社をスタート。3年やってダメなら辞めようと決めていたのが、会社を動かしていくうちに楽しさを感じたそう。「自分の夢を追いかけている!と思うと、ワクワクが止まりませんでした」
大事にしているのは〝自分の信念に従う〞こと。「1日1回、自分と向き合い〝今していることは合っているのか〞問います。そうすれば自分にとって譲れないこと、興味を持てることが分かり、やりたいことがハッキリしてくるんです」

シティ読者から質問
毎日必ずしている“日課”はありますか?

「日記」。その日あったことは手帳を見れば分かるので、日記にはあえて“今日何を感じ、思ったのか”を書いています。1行記すだけでも、内省するのには効果的です。

失敗しても、前に進んでいればそれでいい
日本女性には自分の才能に自信を持ってほしい

荻野みどりさん

「ブラウンシュガー1ST」
代表取締役
荻野みどりさん(36歳)

福岡でアパレルショップのバイヤーを経験後、上京。2011 年、第一子の出産4カ月後にお菓子ブランド「ブラウンシュガーファースト」を創業。「有機エキストラバージンココナッツオイル」をはじめ、「ココクッキー」などさまざまなオーガニック食品を販売

日本の〝ココナッツオイルブーム〞の火付け役ともなった人物が「ブラウンシュガーファースト」の荻野みどりさん。子どもの未来に心豊かな食文化を残したい、という思いが起業につながりました。「私がやりたいことは今やるべきなのか考えたとき、1年後も今の状況が続くとは限らない。なら今やろうと、出産後4カ月で会社を作りました」
社長としてのだいご味を「売り上げをただ伸ばすことより、事業や商品でどう文化を作るのか考えているとき」と話す荻野さん。「1割打者でもいいし、たとえ失敗しても前に進んでいればいいじゃんという気持ちでやっています。大事なのは〝子どもたちが安心して食べられる物を提供する〞という考えをブレさせないということ」
フィリピンなどでは、子どもがいても女性が出稼ぎしてバリバリ働くのは普通のこと。それに比べると日本の女性は才能があるのに謙虚すぎてアピール下手で残念に感じるそう。「限られた時間で集中して仕事をこなせるのは女性こそ。もっと〝私はできる〞と自信を持って、主張してほしいし、そういう人が活躍できる場を私が作っていきたいです」

シティ読者から質問
毎日の中で幸せを感じるのはどんなとき?

子どもと一緒に寝ているとき。家では仕事モードにならないので、夜9~10時ごろには就寝。絵本の読み聞かせもしますが、途中で私が寝落ちすることも(笑)

先の見えないワクワク感が好き
共に働くメンバーを選べるのはまさにルフィ

千田絵美さん

「フロントステージ」
代表取締役
千田絵美さん(38歳)

大学卒業後、小学校教師を経て、情報サービス会社で営業として勤務。その後、複数の企業で広報・社長秘書などを経験。2016 年に企業の広報・PR を行う「フロントステージ」を起業。働くママを応援する「パワーママプロジェクト」も主宰

「将来の姿を想像したとき〝面白くないな〞と」。多くの企業のPRを手掛ける「フロントステージ」の千田絵美さんは、小学校教師から異業種へ転職したときのキッカケをこう語ります。「新しい分野への挑戦は先が見えない分、面白いしワクワクする。でも不安も付き物。そんなときは『履歴書に書けることが増えた』と思えばいい。私は〝今までのキャリア+新しいキャリア=新しい自分〞ととらえて、さまざまな会社で経験を積みました」
千田さんから見た働く女性のイメージは〝軽やか〞。「しなやかに対応できるし、顧客の反応や同僚の変化にも気付ける〝察する力〞が高いのは女性の強み」。社長になって良かったのは〝自分だけのチームが作れたこと〞。「私自身、常に挑戦したい気持ちが強い反面、社員の得意分野を生かして会社を動かしたいという思いもある。これってワンピースのルフィと同じ(笑)。会社という船に乗るメンバーを選んで進んで行く。信頼できる仲間と一緒に働けるのは幸せです」

シティ読者から質問
結婚を決めたタイミングは?

占い師に「29歳まで毎日が適齢期」と言われたことを、30歳の直前に思い出し、大学時代から交際していた主人に私からプロポーズ。占いの言葉が背中を押してくれたのかなと(笑)

コレは絶必! 女性社長の相棒アイテム

Item01 サプリ&髪留め
体調管理とスタイルキープのため、自社のマルチビタミンとダイエットのサプリを常備。また機能的かつ品があり、アクセントにもなるヘアアクセも欠かせません。
山本未奈子さん

Item02 砂時計
大学卒業時に恩師からいただいた3分計。何か考えるときに使い、お守りのようにいつも置いてあります。先生に見られているような気がして「恥ずかしい物は作れない」と気を引き締めています。
閑歳孝子さん

Item03 リング
ジュエリーは毎日着けています。特にこのスタッキングリングは、仕事で次のステップに行く時に誓いを立てて買ったもの。付けると気合が入ります。
白木夏子さん

Item04 iPad&Apple Pencil&ヘッドホン
iPad とペンは、場所を選ばず仕事をするための必需品。またヘッドホンはBluetooth のワイヤレスで、スマホと連動していて、着信があればすぐ応対できるために愛用中。
荻野みどりさん

Item05 スマートフォンのアプリ
複数の企業と常に連絡を取るためのツールとして、メールやLINEはもちろん、チャットワーク、Slack(スラック)などを活用。スマホに仕事の全てが詰まっている感じです。
千田絵美さん


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