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後輩たちへ…これが私の仕事みち
帝人 人財室 ダイバーシティ推進室長 日高乃里子さん
B&C Hotel サンプレイン長堀  専務取締役 佐藤可奈さん
美術作家 やなぎみわさん
思いついたことはすべて行動 ダメなら次の手を考える B&C Hotel サンプレイン長堀  専務取締役 佐藤可奈さん

 父が創業したホテルに入社する前は、約20年間OLとして楽しく働いていました。仕事は大好きで、言われたことだけではなく、自主的に仕事を見つけて「こんなんしてみました」と、上司に言うような、積極的なタイプでしたね。そのほうが仕事は断然面白いですから。
 ところがある日、父と後継者だった弟が大ゲンカして、私に声が掛かったんです。OL生活を守りたかったけれど、父の説得に根負けし、親孝行のつもりで2007年に入社しました。サービス業は初めてなので、最初は「いらっしゃいませ」と言う声さえ出なかった(笑)。人を使うのも大変で、20年以上ホテルで働いている従業員に「なんでこんなことしてるの?」と聞いても「昔からそうだから」としか答えが返ってこない。反発も買いましたが、とにかく質問攻めにして、自分たちで考えて行動する力を身に付けてもらいました。

女性専用フロアをオープン

 3年後、私のアイデアでオートロックやアメニティーグッズを取り入れた女性専用カプセルフロアをオープン。半年はお客さんが入らず、父はイライラしてましたが、私自身は、認知されればお客は増えるだろうと確信していて楽観的でした。ダメだったら、また男性専用カプセルに戻せばいいですし。
 すると、宿泊した女性客のクチコミが広がり、客足が伸びて大きな山を越えました。思いついたことはすべて行動して、あかんかったら次の手を考えるという、チャレンジ精神が今の成功につながったのだと思います。

profile
1968年生まれ。1985年創業、従業員25人。心斎橋駅から徒歩5分のカプセルホテル(サウナ)&ビジネスホテル「B&C Hotel サンプレイン長堀」を運営。女性が安心して宿泊できる女性専用カプセルフロアをオープンさせた。

影響を受けた本

「愛して学んで仕事して」
(佐藤綾子著/講談社文庫) ※絶版

「パフォーマンス学」の第一人者で、仕事と家庭を両立させ、勉学にも励む著者。無理をせず、楽しみながらすべてをこなす姿が、印象的でした。

日高さんの人生グラフ

20代前半は、楽しいOL時代。26歳で結婚するも、うまくいかず29歳で離婚。38歳で退職し、父親のホテルに入社。41歳で新フロアをオープン。

読者から質問

現在進行形の悩みはどんなもの?
(30歳・IT)

 30代後半から40代前半にかけて、結婚して子供を産むかどうかで悩みました。結婚はいつでもできるけれど、子供を産むにはタイムリミットがある。一方、私が仕事に対して揺らぐと、従業員にも影響する。今年に入ってようやく、仕事に比重をおいて頑張っていこうという気持ちに落ち着きました。

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