95.3%が歯で悩んでいる! 30歳からの正しいオーラルケアは?


30歳からのオーラルケア 磨く“歯”ヂカラ

30歳からのオーラルケア 磨く“歯”ヂカラ

 95.3%の読者が「悩みがある」と回答したオーラルケア。なのに、きちんと治療をしているのはたったの21.5%。あなたは、自分のオーラルケアに自信がありますか?

Q.あなたの歯で気になるところは?

  • 1位 歯石・歯垢……64.8%
  • 2位 口臭……61.0%
  • 3位 歯の着色……58.8%
  • 4位 虫歯……44.0%
  • 5位 歯にものが挟まる……41.0%

※データは2019年3月13日~19日に実施のシティリビングWebアンケートから。有効回答数191

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教えてくれたのは
大阪歯科大学 准教授
田中 順子さん

 噛み合わせの治療を行う“有歯補綴咬合学講座”で、さし歯やインプラントなどの歯科補綴物を専門に扱う。

オトナだからこそ手抜きはNG

 歯や口の健康について、さまざまな悩みを抱えている人も多いのでは? 歯がキレイな人は、笑顔も素敵! 年齢を重ねても健康的な歯で過ごせるよう、今知っておきたいオーラルケアについて学んでおきましょう。

“異常なし”と放置するのはNG
正しいケアで健康的な歯を維持しよう

 歯や口の健康を、維持するのはとても大変。毎日歯磨きをしていても、磨き残しは必ずあると言われています。磨き残しがあると、虫歯だけでなく、口臭悪化や歯周病などの原因になるほか、最近では全身病の原因になるとも言われています。「命のリスクはないから」と油断をしていると、気が付かないうちに症状が進行している場合も。まずは、チェックシートで自分の歯の状態を確認。一つでも当てはまった人は、日々のケアについて見直してみる必要ありかも!

お口のセルフチェックシート

  • □朝起きたとき、口の中がねばつく
  • □歯磨きをすると出血することがある
  • □歯肉が腫れ、色が赤黒くなっている
  • □歯と歯の間によく食べ物がはさまる
  • □熱いもの、冷たいものが歯がしみる
  • □かたいものを食べると歯がぐらつく
  • □口臭が気になる
  • □歯の黄ばみが気になる
  • □歯並びが悪くなった気がする
  • □1年以上、歯科医院を受診していない

一つでも当てはまったら、ケアを見直してみてね

 さらに、妊娠などで女性ホルモンが増加すると歯ぐきが赤くはれやすくなり、歯周病の原因になるともといわれています。健康的な歯を維持し続けるためには、自宅でのケアはもちろん、定期的に健診を受けることも大切。目立ったはれや痛みがなくても、受診することが予防や病気の早期発見につながるので、20代や30代からきちんと足を運ぶのがベターです。

 そこで今回は、オトナのオーラルケアの中でも特に気になる「歯周病」「着色汚れ・黄ばみ」「口臭」について、大阪歯科大学の田中順子先生に教えてもらいました。

歯周病

全身の病気につながるケースも
対策は20代~30代の間に

 歯垢の集まりが歯と歯ぐきの間の溝にたまり、繁殖することで起こる歯周病は、誰もがかかる可能性がある病気。口腔内だけではなく、糖尿病や心筋梗塞など全身疾患にもつながる場合があるので、きちんとした対策が必要です。

 軽度なら、“スケーリング”という歯ぐきについた細菌を取るだけの治療ですみますが、発見が遅かったり、放置したりしていると、歯を抜かなければならなくなることも。多くの場合、40代以降に罹患する人が多いので、20代~30代の間に、食後の歯みがきや定期的な歯垢除去などをきちんとしておくと、罹患したときも歯を抜かずにすみます。

photo:歯周病

着色汚れ・黄ばみ

歯の表面は繊細で傷付きやすい
コツコツと時間をかけてケア

 歯の表面(エナメル質)の凹凸に、食べ物や飲み物に含まれる色素や有機物が沈着して起きる着色汚れや黄ばみ。「汚れを落としたい」からと、力を入れてブラッシングするのは逆にNG。

 歯のホワイトニングは、基本的に一回の施術では白くならならず、1年~2年後にはまた色が目立ってくるので、定期的なケアが必要です。病院では汚れを分解し、歯に光を当てて表面の色を抜く施術が一般的。ただ、歯ぐきや歯に負担がかかるので、中には施術後に一過性の知覚過敏になる人も…。

 ホームケアも可能ですが、病院で行うよりも白くなるまでの時間が長くかかるうえに、色持ちもあまり良くないので、きちんと病院で施術するのがおすすめです。

photo:着色汚れ

口臭

唾液の質と量がサイン
ストレスがニオイにも影響

 口臭は、歯垢や歯石など口の中の汚れや虫歯のほか、鼻・のどの症状や、歯周病が原因でも起こります。また、歯がグラつく、歯ぐきがはれているなど口の中に違和感があることが、においにつながってしまうケースも。

 ストレスがたまると、通常さらっとしている唾液がどろっとしたものに変化。量も減るので口の中が乾燥し、細菌が増えて、口臭がよりひどくなることがあります。一時的なストレスは問題ありませんが、慢性的にストレスがたまっている人は要注意。適度にストレスを発散させることも口臭を減らすポイントです。唾液量を増やすために、ガムやあめを食べるのは有効。ただし、糖分は虫歯の原因になるので、キシリトール配合のものを選んで。

photo:口臭

Dental homecare information

歯磨きで落ちる汚れは約6割
フロスや歯間ブラシの併用が◎

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 歯科医院に通うことも大切ですが、忘れてはいけないのが日々のケア。そこで最近のホームケアの傾向を聞いてみると…。「時間をかけて、丁寧にブラッシングをしても、実は、歯磨きだけでは、歯垢は6割程度しか落とせていない」と話すのは、小林製薬・オーラルケアグループの瀧健二さん。

 ライオン・オーラルケアマイスターの太田博崇さんは「近年、虫歯や歯周病予防の一つとして、デンタルフロスや歯間ブラシなどのケア製品を併用する人が増えています。女性ホルモンが歯周病菌の増殖を促すというデータもあるので、意識的にケアすることが重要」と続けます。

 まずは、自分に合ったアイテムを見つけることが、予防の第一歩なのかも。

みんなの疑問聞かせて!

File.1

Q.歯磨きをするタイミングは?(営業事務)

A. 一日3回、食後に磨くのが理想。ですが、寝ている間は唾液が少なく乾燥しているので、朝は朝食の前と後に磨くのがおすすめです。仕事などの都合で毎食後のブラッシングが難しい場合は、寝る前に丁寧に磨きましょう。

File.2

Q.定期健診はどれくらいの頻度で行くべき?(一般事務)

A. 人によって歯石や歯垢が溜まる期間も違うので、「半年に一回がベスト」など、明確には決まっていません。まずは、一度健診に行き、自分の歯の状態を知ってから、その後のケアについて相談を。

File.3

Q.ペーストタイプと液体タイプの歯みがき剤。どちらがキレイになる?(貿易事務)

A. それぞれ、仕上がりに差はありません。ただ、一部のペーストタイプの歯みがき剤には、歯を削ってしまう研磨剤が含まれているものもあるので、入っていないものを選ぶのがベター。組み合わせて使うのも◎。

File.4

Q.白ワインを飲み過ぎると歯が溶けるというウワサは本当?(営業)

A. ワインは酸が多く含まれる飲み物。酸性度の強いものを長時間にわたって頻繁に摂取することで、歯が溶けやすくなることは事実です(酸蝕歯)。でも、食後にきちんと歯磨きをしていれば、心配することはありません。

File.5

Q.歯の矯正は何歳までにするべき?(営業事務)

A. 幼少期の矯正と成人期で行うそれは、正確には違うもの。成長途中のアゴを整えるために行う幼少期の矯正に対し、成人期の矯正は、歯並びを整え、虫歯など病気を防ぐために行います。年齢に関係なく、矯正はできますが、年齢を重ねると治療期間が長くなるので、少しでも気になることがあるなら、専門医に相談を。


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