舞台「死神の精度」萩原聖人さんにインタビュー


 

「4人で芝居するかっこよさをみてほしい」(死神役:萩原聖人さん)

思いもよらぬストーリー展開とユニークな登場人物で人気を集めている作家、伊坂幸太郎作品の中でも、初の舞台化として好評を博した「死神の精度」が、2009年ぶりに帰ってきます。小説とは切り口の違った舞台ならではの魅力を、主人公・死神を演じる萩原聖人さんに聞きました。

 

 

―出演が決まったときの、率直な感想を教えてください。

脚本・演出を担当する和田憲明さんとタッグを組むのは、20年ぶり。まず頭に浮かんだのは、不安と恐怖でした(笑)。ストイックで、作品に対して並々ならぬこだわりと情熱をもって取り組む和田さんなので、自分に演じきれるかな、要望に応えられるかなという気持ちに。僕は仕事をするうえで、一緒に仕事をしたいと思った人とのチャンスは逃さないようにしています。今までの30年間、この考えは変わらないですね。なので、これも何かの縁だとすぐにプラス思考に切り替えました。今は、自分でも知らなかった新たな一面がこの舞台によって引き出されるのではという期待感でいっぱいです。

 

―役作りについて教えてください。

皆さんは死神と聞いて、どんなイメージを持ちますか? 黒いマントを羽織っている、鎌を持っているなど、人によって違いますよね。僕が考える死神と、演出家の考えるイメージが違い、苦労しました(笑)。試行錯誤を繰り返し、意見をすり合わせていくのも舞台ならではの楽しさなので、理想の死神像に近づけるように、人間との違いは何だろうと考えながら稽古をしています。死神は人間界の音楽が好き、というチャーミングな部分もあるので、そういうところも舞台で表現できたらと思っています。

 

 ―映画化もされている作品ですが、舞台ならではの魅力とは?

この作品のかっこよさがつまっています! 伊坂幸太郎さんの作品ならではの現実とファンタジーが融合した世界観と、和田さんが作り上げるハードボイルドな演出が、一見合わないように思えて、とてもマッチしているんです。今の演劇界は、2.5次元などカテゴリーの枝分かれが細かくなってきていますが、この作品は舞台の王道と呼べる作品。舞台は役者たちのエネルギーも必要ですが、見ているお客さんたちにもエネルギーが必要。一緒になって会場の空気感を作るのは、映画では体験できない、舞台ならではの魅力だと思います。

 

 ―名古屋の皆さんにメッセージをお願いします。

名古屋で舞台に立つのは7年ぶり。この作品でまた名古屋に来ることができたのを嬉しく思います。9年前と同じく、死神の対象となる藤田を演じるラサール石井さん以外、キャストも一新。4人とも初共演ですが、各世代の男性がかっこよく描かれています。原作ファン、演劇ファンはもちろん、分かりやすくておもしろいストーリーなので、初めて見る人でも楽しめると思いますよ。自信をもって来てくださいと言える作品です。 

 

舞台終了後にはアフタートークもあります。どんな話が聞けるか楽しみですね!

舞台「死神の精度」

「死神の精度」の主人公は死神。その姿は毎回”仕事”がしやすいように設定されています。「死」を実行される対象となった人間を「可」か「見送り」か判断し、報告。調査の対象と言っても、1週間前に相手に接触し、2・3度話を聞くだけ。よほどのことがない限りは「可」の報告をすることが死神の仕事です。

死神の千葉(萩原聖人)が指令を受けたのは、藤田(ラサール石井)という中年の男。事前に渡された情報によると、やくざらしい。藤田は敵対する栗木(細見大輔)に、兄貴分を殺され、かたきを取ろうとしていた。正直なくらい任侠の男、藤田。その藤田にほれ込んでいる若いやくざ・阿久津(植田圭輔)。命をはさんで死神と藤田が向き合う。ストーンズの能天気なブラウンシュガーがBGM代わりに鳴り響きます。

 

【脚本・演出】和田憲明 

【出演】萩原聖人、植田圭輔、細見大輔、ラサール石井 

【原作】伊坂幸太郎「死神の精度」(文春文庫刊)

 

【会場】アートピアホール(青少年文化センター)

【日時】2018913日(木)1.1400開演(アフタートークあり)、2.1900開演

【料金】6800円(全席指定・税込)

 ※開場は開演の30分前

 ※未就学児の入場は同伴者の場合でもお断りいたします

 

【チケット発売中】

・中京テレビ事業 チケットセンター Tel052-320-9933 http://cte.jp/

 

 


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