仕事と恋愛 最高の一年に


事と愛 最高の一年に

いよいよスタートした2018年。どんな年にしたいですか? 今年心がけたいキーワードを、イキイキと働く女性たちに教えてもらいました。大活躍の俳優・高橋一生さんからもすてきなメッセージをもらいましたよ。

高橋一生さんにインタビュー

これまでの自分にはない
“語らない芝居”にトライ

優しい瞳の奥にあるのは、つかみきれない多彩な感情。新しいタイプの役に挑戦し続け、私たちを魅了する高橋一生さん。2018年、まず公開となるのは映画「嘘を愛する女」です。
「役者として“語らない”ということにトライさせてもらえた作品。見る人にも共演者にも、僕が演じた桔平とはどんな人物なのかを想像してもらう。これまでの自分にはなかった役。語らない、というスタイルをどこまで貫けるのか、音を超えた何かを意識してやれたかなという気がします」。本作品での新たな挑戦について振り返ります。
「桔平は、恋人に過去を偽るという役どころ。僕は、その場を楽しくする嘘は大事だと思うので、嘘をついたことはいっぱいあります(笑)。なので、桔平にシンクロする部分もありました。何を偽り、何を嘘と捉えるかで変わってくると思いますし、嘘をつかざるを得なかった桔平のように、そうせざるを得ない状態になってしまうことは、人にはあると思うんです」
大切なのは、人間としての付き合い方。「桔平は家事を担っている役でしたが、同じように二人で役割を決めてしまわなければいいんです。相手がやってくれたから自分も何かやろうと、相手を思いやることが大事だと思います」。
これから始まる2018年。「大きな目標は掲げず、今を大切に。その都度、演じる役に寄り添っていきたいです」。

自分らしく、今の自分の感覚を信じて

人にされて嫌なこと以上に
相手が嫌だろうと思うことは、しない

心がけているのは、相手にとって嫌だろうと思うことをしないこと、自分の価値観で判断するのではなくて、始まりは相手を想像する視点を持つことだと思っています。

頑張っているのを隠して
努力している人は魅力的

恋愛だけに限りませんが、頑張っているのを隠しているような人が好きです。隠れて努力をしている人は魅力的だと思います。仕事もプライベートも頑張りすぎてしまう女性には、頑張りすぎてくたびれてしまったらゆっくりしてください、と声をかけ、手を差し伸べたくなります。

取捨選択をする価値基準
軸を自分の中に持つこと

SNSは僕も少しだけやっていたことがありますが、その本質のようなものが見えたときは怖かった。ネットで共有していくことは素晴らしいことだけれど、距離感を持つことも大事。周りの皆が良いと言っているから良いのではなく、一度は自分自身で試してみることに意味があるのだと思います。個人の感覚って本当は自由なはずなのに、周囲の顔色をうかがって空気を読んでしまう世の中になっている気がして。自分らしく、今の自分の感覚を信じてください。

Profile

たかはしいっせい/1980年生まれ東京都出身。映画、ドラマ、舞台と数多くの作品に出演。近年の出演作は映画「シン・ゴジラ」(2016年)、「3月のライオン」(2017年)、ドラマ「カルテット」、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(2017年)など。映画「嘘を愛する女」は2018年1月20日(土)から公開スタート

「嘘を愛する女」

出演/長澤まさみ、高橋一生ほか
監督/中江和仁
主題歌/松たか子「つなぐもの」(アリオラジャパン)
usoai.jp
©2018「嘘を愛する女」製作委員会

2018年を充実させる

事と愛のキーワード

“小さな違い”を意識したい

伊東恵美子さん

名古屋市副市長。女性の活躍推進を担当し、職員の意欲向上、環境整備などに取り組む。「人でも何でも、ひとくくりにしてしまえばみんな一緒。その同じように見える中の、小さな違いを見逃さないよう意識したいですね。新しい発見や驚き、感動につながり、人のいいところも見えてきますから」

「自信がない」のはみんな同じ
超える努力と人を認める余裕

最初から自信がある人はいませんから、自信がないなら一歩踏み出し、何かをやり遂げる努力をしていくしかありません。プラス思考で、高い目標を掲げてほしいですね。そして、自信が持てない後輩や部下には、その挑戦に対してしっかり認めてあげることが必要です。
人を判断するとき、「あれがダメ、これが足りない」と、減点方式になってしまいがちですが、加点評価できる余裕を持ってください。つたなさは経験の違いですし、みんなが一緒でなくていいのです。それぞれが恐れずに挑戦し、周りは受け止め、認めてあげること。今年は、「ちょっとだけ」自分に無理をして、挑戦してみませんか。その積み重ねが学びになり、次への怖さがなくなってきます。

「効率的」と「手を抜く」のは違う
情熱をプラスして取り組んで

次々に仕事をこなさなくては先に進まず、効率第一。「必要以上の、無駄なことはしない」という姿勢になってはいませんか。最近、縮こまっている印象の人が増えている気がします。効率よく進めるのは大事ですが、「そこそこでいい」と手を抜いていたらもったいないし、それは効率的と意味合いが違います。
私は若いころ、先輩とよく議論し、チームでのコミュニケーションを通して、熱さや情熱が持て、前向きに取り組めました。少し視野を広げて、ほかの人の仕事ぶりを観察し、異業種の人とも交流して、情熱をプラスしてみませんか。本来の意味で効率よく、手ごたえが感じられる仕事ができると思います。

ふとした偶然をチャンスに

江利川良枝さん

名古屋学院大学商学部キャリアデザイン担当講師。キャリアコンサルタントCDA。「振り返ると大きく人生を変えたきっかけは、ふとした偶然でした。小さな偶然をチャンスに変えられるよう、フットワーク軽く行動する一年にしたいですね」

幻想の安定を求めない
まずは行動することから

安定している職業、結婚相手…。移り変わりの激しい世の中、安定は幻想。不安定の始まりで、長くは続きません。しっかりしていそうに見えても、実は水の上の浮石に立っているようなもので、そうなると飛んで次の石に進む必要があります。
「個人のキャリアの8割は偶然からできている」という研究者がいます。ラッキーな偶然が起こるのを待つのではなく、自ら行動を起こすことが、今の時代にはぴったりです。例えば、人のいるところに積極的に出ていくことで、人脈や視野が広がります。社内だけでなく、習いごとを通して出会う人、学生時代の友だち…見渡すといろいろな人がいるはずです。一人で新しいお店に行くのも行動です。勇気をもって面倒そうな仕事を引き受けてみると、プラスに働くことがあるかもしれません。行動で、自分の意外な一面を発見できる年にしませんか。

男女の考え方は違って当然
協力できることが大切

「彼とけんかが絶えない、分かり合えないからもうダメかも…」。何度も同じことを繰り返している気がしませんか?そもそも男女はコミュニケーションのタイプが違います。
男性は、「問題を解決する」ための対話をするのに対し、女性は「人間関係を深める」ためで、問題がなくても対話を通して相手を知り、自分を知ってほしいのです。
20代男性へのアンケートでは、女性のコミュニケーションの取り方に対して「なぜオチのない話をいつまでも続けられるのか」「その話、結局何が言いたいの?」「アドバイスすると怒られる」という声が。一方、女性は「あれこれ意見を言わずに、聞いてくれるだけでいいのに…」「私のことを理解しようとしてくれずに腹が立つ」となるのです。
離婚率が高いアメリカでは、男女のコミュニケーションの研究が進んでいます。男女の違いを理解し、結婚を意識し始めたときは、「大切にしていきたいこと」や「将来の夢」をお互い確認してみましょう。「言わなくても分かるでしょ?」は、すれ違いのもと。“協力していくパートナー”として、あなたがどうしたいかを知ってもらうのです。

嘘のない生き方を

浅川愛子さん

shanti-na代表取締役、japan yoga body academy代表理事。名駅と栄で岩盤スタイルホットヨガ「スタジオsola」を開講。「ヨガを通して美容・健康・メンタルの部分で多くのことを学びました。キレイなところを切り取るのではなく、本当にいいと思ったモノを伝えていきたい」

全部なくても大丈夫
必要なモノ・コト見極めて

人生をより良い方向に進めるには、自分に必要なモノを見極めていくこと。ストイックに追求し、がむしゃらに目の前の全てを重要視してしまうと、自分を見失い苦しくなってしまいます。世の中の流れや固定概念にとらわれることなく自分に正直に、自分の目で必要なモノを選んでいくと、とてもラクに。
日々の働き方、作業の進め方でも同じことだと思います。例えば社内トラブルで意見や判断を求められたとき。会社員であれば、個人的な意見よりも“組織としての考え方や組織の一員としてどうあるべきか”を選んで行動することが大事ですし、成長につながると思います。自分の立場や目標を常に意識していれば、必要なモノ・コトは見つけやすいですよ。

コネクションを広げる

岩井麻純さん

名古屋出身。ニューヨークでミュージカル女優・ダンサーとして活動中。初舞台は「エニシングゴーズ」。「渡米して2年数カ月。ニューヨークでのいろんな出会いによって、私は変わってきました。人とのつながりを大切にし、もっともっと自分を成長させていきたいです」

豊かな人生へ向かって
大事なのは吸収するプロセス

ニューヨークでは黙ったら負け―。日本人ダンサーとして、はじめはそんな空気に圧倒されていたのですが、今は自信がないなりに、意見交換を積極的にして、新しい発見や何かが生まれる瞬間を楽しめるようになりました。ニューヨークにはさまざまな国籍の人たちがいて、“みんな違って当たり前”。だから新しいものをクリエイトしていく感覚が根付いているのかもしれませんが、どんな場であっても豊かな人生に近づく一歩だと実感します。
仕事でも何でも、自信がなくてもまず挑戦するのがいいと思います。ダメだと判断するのは自分ではないし、可能性を狭めるのはもったいない。ダンスの先生からは、難しいことを始める前「頭にスペースをつくって」と言われます。前に進むために、一度不安や余計なことは頭の外へ。日ごろからそれを意識してモチベーションをキープし、新しいことを取り入れて、どんどん挑戦することの繰り返し。一つひとつの挑戦が、成長につながるはずです。

自分の息づかいを感じられるように

渋谷典子さん

参画プラネット代表理事。大学院や大学の非常勤講師としてジェンダー論や労働法、NPOの活動などについて講義。「さまざまな女性に出会い、女性ならではの葛藤があったからこその活動をしてきました。今度は自分自身に問いかけ、自分の息づかいを感じられるように」

相手あっての自分
魅力を引き出す力を!

今の社会では、自分の意見を主張し、前へ前へ出ることが良いとされる風潮にあると感じます。主体的に仕事をするうえで大切ですが、相手あってこその仕事。周りにいる人の能力を引き出し、優れているところを生かすクセがつくといいですね。社内で相手のいいところを引き出し合えると、1年間もするとあれよあれよと組織全体に変化が起きるはず。
“人の優れているところ”を見つけたとき、嫉妬心が芽生えるかもしれません。そのときは、“自分に足りないモノを補ってくれる”とプラスの発想に転換させて先手を。恋愛も同じで、自分の魅力と相手の魅力がうまくマッチングしていれば良い形でいられると思います。
相手の興味のあること、心に刺さるポイントなどをたくさん聞き出して、魅力を引き出す能力を養って。高め合える相乗効果を感じてください。

歩み寄って、新しい時代へ

横山真紀子さん

ノリタケカンパニーリミテド経営管理本部人事部人材開発課主事。社員教育に携わる。「人それぞれだから、話がかみ合わないことはよくあります。互いの違いを認め、尊重する気持ちを持って、新しい時代に突き進んでいけたら。イキイキ働けるように、一緒に頑張りましょう」

生きるパワーになる
自分の夢をいつも心に

職場で、積極的に発言していますか。周囲に同調し、指名されるまで待つのではなく、積極的に自分の考えを発信してほしいですね。それは、自分を切り開く一歩になるはずです。社員それぞれがもつ多様な力によって会社は成長していきます。ですから、受け入れられないのでは…など、恐れなくても大丈夫。ただ、伝わりやすい話し方をした方が理解を得やすいので、事実と感情を分けて話すのがおすすめです。モヤモヤしている時も「今から話すのはグチです。その後は、伝えたいことです」と言うと、受け手も的を絞って話を聞くことができます。
また、女性活躍推進が叫ばれていますが、一歩前に出たい人は大きなチャンスですし、そうでない人は応援する側に回るなど、活躍の仕方はそれぞれでいいと思います。会社の目標に、みんなで向かっていく姿勢が大事ですね。同時にもう一つ、10年、20年後の「自分の夢」を心に抱いておくといいですよ。それは生きるパワーを生み出すもの。私の夢は、老後の宇宙旅行(笑)。嫌なことがあっても頑張る気持ちが出てきます。


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