リカレント教育 大人になった今、必要な学び直しって?


人生100年時代。この先の働き方をイメージしている?変化の激しい時代を迎え、「リカレント教育」が注目されています。一体どんなこと?みんなの意識は?

社会人の学びなおしに興味はある?






※有効回答数207、シティリビング1/25号プレゼントアンケートから

多様化の今が学ぶチャンス!

「ITやAIなどの技術が進化している現在、これまでの職業経験が通用しない時代がやってきました。自分が培ってきたものと、プラスアルファの知識やスキルが求められます」と、ワークスタイルデザイナーの悠木そのまさん。
日本では、学校を卒業すると一斉に就職し、正社員として長期雇用を前提とした働き方が一般的なものでした。リカレント教育(学び直し)とは、終身雇用が当たり前ではなくなった今、働き方に合わせて大人の学び直しを進めるもの。政府も拡充に向けて動いています。
「20・30・40代では、企業や社会から求められるもの、期待されることが違います。時代の流れに乗り遅れず、社会の課題に貢献するためにも、学び直しは必要です。学びやすい環境も整備され始めているので、今の自分に必要なものを見極めて」と、悠木さん。
人生100年時代。〝大人の学び〞に目を向けて、この先も自分らしく、時間を有意義にしたいですね。

何を学びたいのか、
何から始めたらいいのかわからない

◆好きなもの×時代に合ったものを選ぶ
とりあえず、好きな活動から始めましょう。勉強が好きな人は勉強から、芸術や創造性がある人は、その分野から。うまく続けられそうなら地域の第一人者になるぐらいの気持ちでスキルを身につけて。「自分が興味あること」と「社会で話題になっていること」をかけ合わせた分野について取り組めば、次のキャリアを見つけられるかもしれません。

◆誰でも不安、まず始めてみる
「自分の好きなこと」を自覚していない人は多いものです。一度、じっくりと考えてみるのもいいですね。ただ、好きだから得意とは限りません。やっていくうちに自分に合っているかどうかを見極めましょう。考え込む前に、始めること。おのずと次につながっていきますよ。

◆この先の人生をイメージする
時代が移り変わり、働き方が変化していく中で、どう生きていきたいのか、早いうちから考えることが大切。今後は、テレワークやリモートワークなど、在宅勤務が増えてくるといわれています。そうなると、デスクワークとは違う知識やスキルが求められてきます。変化をイメージして社会とどう関わりたいのか考えてみて。

時間がない中、続けるコツは?

◆「ながら勉強」で効率よく
段取りをよくして、「時間を無駄なく使うこと」を習慣づけましょう。料理をしながら、eラーニングを見たり、聞いたりするなどの、「ながら勉強」は、効率よく時間を使えます。
また、人と接することでアイデアが浮かび、リラックスする時間を持つとインスピレーションが湧いてきます。人と交流したり、自然に触れる時間を増やして、創造性を高めていくのも人生を豊かにするコツですね。

教えてくれた人

悠木そのま さん

ワークスタイルデザイナー。『ハーバード流 幸せ人になる技術』の著者であり、「幸せな日々の人生をデザイン」するためのセミナー・研修をプロデュース。講師、ファシリテータとして活動

「学び直したきっかけは?」「何を得られたの?」。前向きに取り組む女性に聞きました。

CASE1

新しいことを
吸収するのが楽しい

吉田名保美さん
(カラーコーディネーター/51歳)
◆50歳で通信制大学 福祉経営学部3年生編入
(2018年入学)

学び始めるきっかけは?
早朝、犬の散歩をしていて、黒っぽい服装の人が多いことが気になりました。色には一つひとつに意味があり、パワーがあります。「色の力でいつまでも元気に笑顔で過ごすお手伝いがしたい」。仕事で地域福祉の分野に関わり、専門知識を身につけるために学び始めました。

学ぶ魅力とは?
同じ目標を持って切磋琢磨する仲間がいること。仕事仲間や友だちとも違う同志です。異業種の集まりだから、今までとは違う新鮮さがあります。学んでいくうちに、自分に何ができるのかを考えるようになり、可能性の幅が広がりました。

どんな生活スタイルですか?
週4日で仕事をしています。勉強するのは、仕事がある日は1日4時間、休みの日は14時間。専門用語が多く覚えるのに必死。想像以上にハードですが、新しいことをどんどん吸収していく楽しさがあります。協力してくれる家族には、感謝の気持ちでいっぱいです。

費用はどれくらいかかった?
私の場合は年間で約50万円。履修科目やスクーリングによって、人それぞれです。

変わったことは?
新聞の読み方が変わりました。今まで興味がなかった社会保障などの記事に意識して目を向け、身近に感じられるようになりました。

CASE2

やりたいときがやりどき!
今が充実しています

滝川知子さん
(助産師/37歳)
◆31歳で公立看護専門学校入学。
看護科(3年)、私立看護専門学校助産学科(1年)2017年3月卒業。
現在総合病院の婦人科で勤務

学び始めるきっかけは?
子どもの出産で分娩に2日間かかり、そのとき親身になってくれた助産師という仕事に興味を持ちました。子どもが1歳半のとき、「これからどうするの?」と夫に聞かれ、助産師に関心があることを話したら、「やりたいと思ったときに、やったほうがいい」と、背中を押されたのが決め手に。その時点で9月。すぐに情報収集をし、10月から受験勉強が始まりました。だめだったら来年があるという気持ちもありましたが、1日約6時間勉強。4カ月後の1月に看護学校を3校受験し、2校合格しました。

どんな生活スタイルですか?
夫の両親に協力してもらいながら、受験勉強をしました。周りの人に手伝ってもらっているから、絶対に途中でやめられないという覚悟が生まれました。学生時代だったら、諦めていたかもしれません。入学したら同じ環境の大人もいて、励みになりました。生活が落ち着いたらと思って、待っていても時間が過ぎていくだけ。深く考えず、すぐに始めてよかった。やりたいときがやりどきです。

費用はどれくらいかかった?
看護科は公立なので3年間で約60万円、助産学科は約300万円。国家試験に合格後、奨学金を借りた病院に一定期間、看護師として勤務すると返済がいらない「病院奨学制度」を利用したので、3年間で200万円の給付がありました。

イタリア語を大学のエクステンションカレッジで勉強中(41歳/不動産)

ファイナンシャルプランナーの資格を取得するため、問題集で毎日勉強中(32歳/金融)

学生のときは理解するのが難しかった簿記や年金、社会保険などが、社会人を経験したからこそ、理解できてうれしかったです(36歳/その他)

教育訓練給付制度
指定の教育訓練講座を雇用保険の被保険者や離職者が、受講したときに、費用の一部が給付金としてハローワークから支給される制度です。
簿記検定、介護職員初任者研修修了などを目指す講座や、職業能力アップを支援するため、さまざまな講座が指定されています。詳しくは「厚生労働省教育訓練給付制度」で検索を。

一般教育訓練給付金
教育訓練経費の20%を支給(上限額10万円)※4000円超えない場合は不支給
専門実践教育訓練給付金
教育訓練経費の50%を支給。さらに資格取得などをし、1年以内に雇用された場合、追加で20%を支給(上限額は年間40万円、資格取得かつ雇用された場合、年間56万円)


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