私らしく輝く2019年のはじめかた


すがすがしく、新しい年がはじまりました。2019年最初の号は、女性活躍推進の旗振り役、愛知県副知事・宮本悦子さんと名古屋市副市長・伊東恵美子さんの対談です。先行き不透明なミライだとしても、今できることに取り組んで、一歩ずつ自分らしく進んでいきましょう。

男性も女性も多様な視点で

宮本 仕事でいえば就任から1年半、いろんなことをやってきました。さらに進化させていきたい。中でも、女性の活躍は重要で、やればやるほど、「この地域はもっと女性に活躍してもらいたい!」と思います。女性も頑張るけれど、男性に、もっと応援団になってほしい

伊東 基礎的自治体は、住民に一番近い役所。極論をいえば、男性と女性は半々で、住民に対応する人たちも半々であるべきだと思っています。それが結果的にニーズを的確に判 断できる。やっぱり男性と女性、両方の視点が必要です。

宮本 そうですね!

伊東 理想があって現状がある。そのギャップを埋めるのが、 政策や事業です。だけど、政策や事業を進めていると、特に組織では、それが目的になっちゃう。

男女同じだけの視点をそろえ、理想形を共有するためには、裾野も広がっていないし、てっぺんも高くない。だから、裾野を広げて、てっぺんを高くするため、まず現状を理解しようと、若手5年以内の職員を集めて、ランチミーティングをはじめました。 「名古屋市職員 子育て支援プログラム」(①)など、職場での、男女共同参画 を進めるための取り組みも力を入れています。

宮本 私もランチ会をして、いろいろな世代の女性職員に集まってもらっています。どうすると働きやすくなるのか、意見が飛び交います。実際に苦労している人でないと分からないこともあるから、直接声を聞いて、検討しています。

宮本 仕事でいえば就任から1年半、いろんなことをやってきました。さらに進化させていきたい。中でも、女性の活躍は重要で、やればやるほど、「この地域はもっと女性に活躍してもらいたい!」と思います。女性も頑張るけれど、男性に、もっと応援団になってほしい

伊東 基礎的自治体は、住民に一番近い役所。極論をいえば、男性と女性は半々で、住民に対応する人たちも半々であるべきだと思っています。それが結果的にニーズを的確に判 断できる。やっぱり男性と女性、両方の視点が必要です。

宮本 そうですね!

伊東 理想があって現状がある。そのギャップを埋めるのが、 政策や事業です。だけど、政策や事業を進めていると、特に組織では、それが目的になっちゃう。男女同じだけの視点をそろえ、理想形を共有するためには、裾野も広がっていないし、てっぺんも高くない。だから、裾野を広げて、てっぺんを高くするため、まず現状を理解しようと、若手5年以内の職員を集めて、ランチミーティングをはじめました。 「名古屋市職員 子育て支援プログラム」(①)など、職場での、男女共同参画 を進めるための取り組みも力を入れています。

宮本 私もランチ会をして、いろいろな世代の女性職員に集まってもらっています。どうすると働きやすくなるのか、意見が飛び交います。実際に苦労している人でないと分からないこともあるから、直接声を聞いて、検討しています。

つながる仲間が刺激をくれる

宮本 愛知県では、大村知事のリーダーシップの下、女性の活躍促進に取り組んでいて、毎年1回、「あいち女性の活躍促進サミット」(②)を開催しています。サミットでは、女性活躍に取り組む企業の表彰と基調講演、パネルディスカッションを行っています。今年は、パネリストとして、全国の女性知事7人中6人に愛知県にお越しいただき、「企業の女性活躍と地域の発展」をテーマに、意見交換をしました。 皆さん、パワーがあって、すごく刺激を受けました。自分ももっと頑張んなきゃ!と。その後も、メールで情報をもらったりしているので、人と人との横のつながりは、とっても大切だと思います

伊東 2017年12月から女性活躍推進の担当で、同じように政令指定都市の副市長とつながりがもてました。名古屋市の係長試験に合格した女性職員で任意団体を作り、勉強会や視察を行い、懇親を深めています。その勉強会で、政令指定都市の5人の女性副市長を招きました。先進的な取り組みなど、いろいろ聞けて刺激になりました。つながりが力になりますね。

就任後、印象に残っていること

宮本 副知事室に、とても気に入っている絵を4枚飾っています。それは、障がい者支援の愛知県の取り組み「あいちアール・ブリュット」(③)の作品展入選作者の作品です。先日、絵を描かれた本人と保護者、雇用企業の3者でお見えになりました。みなさんとてもハッピーだと話され、そんな取り組みに関わることができ、すごくうれしかったですね。2018年は障がい者の方々と触れあい、心身障害者コロニーのお祭りや、支援されている方々のイベントに参加でき、とても印象深かったです。

伊東 私も福祉関係を担当しています。ある政策を進める 中、障がい者団体のトップの方々との意見交換をしました。 ある政策を提案されたときに、私が他人事ではなく、実際に動くことで、職員たちは「自分たちがもっとやらないといけない」という意識になってくれた。副次的効果を感じました。市長はもちろん、実践していく職員がやる気になること は大きいですね。

Q1.最近、中堅と呼ばれるポジションになり、後輩の指導にあたることが増えました。お二人の経験から、よい指導の方法や声がけがあれば教えてください。(33歳/教育)

宮本 私は指導するとき、何故そうなのか、理由を丁寧に説明しています。後は励ますことですね。一番簡単なのは、自分がいいなと思う先輩を真似すること。じっくり観察し、自分のやり方にアレンジしていくといいですね。
伊東 そう、ロールモデルを作ることは大事。なかには、指導するより、自分でやったほうが早いと言う人もいますが、

私はそんなこと、一度も思ったことがありません!後輩にも任せて、一人だけで頑張らない。共通の目標に対して、一緒にやっていけばいい。後はコミュニケーションを積極的にとること。私はモヤモヤがあると先へ進めないので、思っているところを口にする。人に相談しますね。

宮本 私は指導するとき、何故そうなのか、理由を丁寧に説明しています。後は励ますことですね。一番簡単なのは、自分がいいなと思う先輩を真似すること。じっくり観察し、自分のやり方にアレンジしていくといいですね。
伊東 そう、ロールモデルを作ることは大事。なかには、指導するより、自分でやったほうが早いと言う人もいますが、私はそんなこと、一度も思ったことがありません!後輩にも任せて、一人だけで頑張らない。共通の目標に対して、一緒にやっていけばいい。後はコミュニケーションを積極的にとること。私はモヤモヤがあると先へ進めないので、思っているところを口にする。人に相談しますね。

Q2.会社から、「将来、役職を目指してほしい」と言われました。ただ、結婚や出産のタイムリミットを考えると不安で、期待を純粋に喜べません。 プライベートとのバランスの取り方を教えてください。(30歳/マスコミ)

宮本 私自身、結婚は早かったのですが、妊娠は40歳。今は 迷惑をかけるかな、と思うと、ずっとタイミングがないんですよ。産休育休を取るのは、いつがいい、いつならいい、という のはないと思います。仕事も大事だけど、プライベートも大 事。仕事が大事で仕事に全力投球したいというならそれも いい。ただ、プライベートも私の人生には大事だという人は、 その人の人生なので、そのようにしてほしいです

伊東 きっと周りに、同じように悩んでいる仲間がいると思います。自分の参考となるロールモデルを社内外で探すのもいいですね。

同じ経験をしている人、不安に思っている人の話を聞くと、先が見えてくると思います。市の「ナゴ女応援! サイト」(④)では、人の紹介も行っていて、視野を広げる手段になるんじゃないかな。
宮本 自分の人生を振り返ったときに、仕事は頑張ったけれどプライベートは犠牲にしたとか、あの時もっと仕事を頑張っていればよかったとか、後悔が残るような生き方はしてほしくない。まずは思うようにやってみて。いろいろな人がやってきているし、対処の仕方はいくらでもありますから。

伊東 女性の働き方も多様ですし、あなたのロールモデルもいるはずですよ。

Q3.私は会社の飲み会には出たくないです。理由は結婚や恋人について、いろいろ聞かれたり、言われたり。グチもあって、つまらない。お酒も強くないので、上手くやっていく方法が知りたいです。(33歳/金融)

伊東 ずっと聞き役じゃなくて、質問して、一緒にグチったらいいんじゃないかなと思います。会話がすぐ終わっちゃうなら、「どうしてそう思ったんですか」と、問い返す。近くの人をひっぱりこむ。これはあるキャリアコンサルタントのブログから学びました。お酒の席はホンネも出ますしね。私としては、ホンネを冷静に聞かれるのが怖いです(笑)。

宮本 相手は何を話していいか分からないので、結婚や恋人のことを聞くというのはあると思います。質問やグチがイヤなら、攻撃は最大の防御。相手の好きそうな話題を掘り当てて、楽しい話題にもっていくと、新しい一面を発見できるかもしれません。また、自分がしゃべりまくる、守ってくれそうな人の隣に座る、トイレに行く、とか。いろいろ試してみてください!

解説

①名古屋市職員子育て支援プログラム

職員がいきいきと働きながら、安心して子育てをしていくことができるよう、職場環境を向上させるとともに、社会全体における子育てしやすい環境づくりにもつなげていくことを目的とした名古屋市の取り組み。仕事と子育て両立支援相談員・次世代育成支援サポーターによる支援体制整備の推進など、企業も参考にできる内容です。詳しくは市のホームページで。

 

②あいち女性の活躍促進サミット

愛知県では、「女性が元気に働き続けられる愛知」の実現に向けて、平成25年度から「あいち女性の活躍促進プロジェクト(」現チームリー ダー宮本副知事)として数多くの事業を推進。プロジェクトの一環として、毎年サミットを開催しています。

http://www.pref.aichi.jp/danjo/jokatsu/project/

③あいちアール・ブリュット

障害のある人の芸術・文化活動を通じて、障害のある人の社会参加と障害への理解が深まり、障害の有無をこえた交流が広がることを目指す愛知県の取り組みです。

http://www.aichi-artbrut.jp/

④ナゴ女応援!サイト

名古屋市では、女性活躍推進認定・認証企業を広くPRするために、平成30年に「女性活躍応援企業見える化サイト」(愛称:ナゴ女応援!サイト)を公開。企業の先進的な取り組み事例、関連データが充実。キャリア形成や働き方を考える参考にもなります。

https://nagoyajokatu.city.nagoya.jp/

【宮本副知事から】

~20代~

20代のときのことを思い出すと、悩みが多くて辛くて、大変でした。自分の人生をやっとスタートさせたばかり。すごく悩んで、自分探しをしていました。どう生きて、何を目指すのか。どういうキャリア形成をしたらいいのか。自己が確立していない20代は、悩んで当たり前。たくさん悩んで、本を読んで、経験をして、人生の土台を作ってほしい。失敗や怒られる経験は、いっぱいしたほうがいい。その後、活躍していく土台になります。プライベートでは、この人!というすてきなパートナーも見つけておくといいかもしれませんね。

~30代~

いよいよ一人前になり、会社の中でも成果を求められます。経験を積んで、勉強もしましょう。というのは、40歳を過ぎたら、まっさらな新しいことは、思うように頭に入ってはきません。勉強するのは30代。いかに経験し、勉強するかがポイントです。できればリーダーシップにチャレンジしてほしいですね。また、30代後半は、美しい40代を迎えるために、美容・健康面で手を抜かないように心がけるといいと思います。

~40代~

私は41歳で出産し、子育てに必死でした。体力が落ちるので、カラダのメンテナンスをしたほうがいいと痛感。仕事では、働き盛りになってきます。私が先輩から言われたのは、組織、諸先輩方から教えていただいたことを、恩返ししていく番だと。後輩、部下を育てていくことで、新たに学ぶこともあります。また、40代はそれまでの蓄積を生かして、新しいことにチャレンジしたいですね。

【伊東副市長から】

~20・30代~

20、30、40代があるなら、それごとにステップアップしてほしいなと。例えば私どもだと、私30歳で係長試験に受かって、回りの目が変りました。30年くらい前で、お茶くみやコピー取りといった、女性の仕事もまだ残っていた時代。一つ客観的に私が評価される物差しができたことは、大きな自信になりました。30代は中堅になり、ステップアップできるとき。振り返れば、30代はやりたいことをやらせてもらいましたね。何でもチャレンジをし、失敗しても迷惑をかけなければいいんです。

~40代~

私にとって40代は、仕事人生の節目の年代。管理職になり、後半は、議会対応も大変だということを経験しました。人それぞれ、10年じゃなくて20年かかってやるでもいいですし、自分の目標をもって進んでもらえたら。チャレンジして失敗したとしても、経験から、できることが分かる。それと友だち、仲間を増やすこと。失敗しても負けない、乗り越えることを経験してもらえるといいかな。


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