〝無理なく〟が大切 気軽にできる社会貢献

〝無理なく〟が大切 気軽にできる社会貢献


〝無理なく〟が大切 気軽にできる社会貢献

〝無理なく〟が大切 気軽にできる社会貢献

「社会貢献」や「ボランティア」と聞くと、ハードルが高そう…と感じる人もいるのでは。でも、身近なところでできる活動もいろいろあるんですよ。ちょっと行動を変えてみる、勇気を出してみるだけで世界中の人たちの助けになるかもしれない―。そう考えると、うれしいですよね。自分ができる範囲で、無理なくできることを探してみてください。
アンケートは2017年12/20~2018年1/10でシティWeb上にて実施。有効回答数186

その内容と参加しようと思った理由は?

  • 献血
    ‌震災のときに血液不足と聞いて(41歳)
    ‌身内の不幸があったから(42歳)
  • 地元の清掃活動
    ‌‌人の役に立ちたいから(36歳)
    ‌町が汚いより、きれいにこしたことはないので (35歳)
    ‌‌友人が参加しているのをインスタで見て自分もやりたいと思いました(34歳)
  • ヘアドネーション
    ‌ガンで髪の毛がバサッと抜けるショックを身内で経験しているため、少しでも闘病している方の力になりたいと思いました(44歳)
  • 視覚障がい者向けのボランティア活動
    ‌以前から社会貢献活動に関心があり、検索して見つけたのがこれだった(38歳)
  • OL-AID、ボランティア団体への物資提供
    ‌自分にもできる内容だったので(33歳)
  • マラソン大会のボランティア
    ‌職場で数人がマラソン大会に出場することになったので(27歳)

あなたは今までに「社会貢献活動」に参加したことがありますか?

ある27%,ない73%

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いつもの行動をちょっと変えるだけ身近にある機会

読者に聞いたところ、社会貢献に参加したことがあるという人は3割弱、したことがないという人が7割強いました。参加したことがない理由を聞いたところ、「機会がない」という人が多く、ほかには「どんなものがあるかわからない」という答えも。

「労力や体力を使って社会に役立てるアクションをおこすことが、すなわち社会貢献をするということ。寄付もそのひとつです」と教えてくれたのは、京都市市民活動総合センター・副センター長である内田香奈さん。

ボランティア活動に直接参加するものはもちろん、参加しなくても、いつもは捨てていたものをリサイクルに回したり、エシカルな商品を買ったりするだけでも社会貢献活動に。また、「奉仕」のイメージがあるという答えが読者からもありますが、楽しみながらやったことが結果的に社会貢献活動につながるものもあります。

社会貢献に参加するきっかけは、実は知らないだけで、身の周りにたくさんあるようですよ。

「今後やってみたい」読者が思う活動は?

今後、参加してみたい社会貢献活動についても読者に聞いてみたところ、ゴミ拾いなどの清掃活動、動物の保護活動支援、不要品のリサイクルなどが挙げられました。災害ボランティアといった意見も複数。

社会貢献活動において「無理をしないことも大切」と内田さん。できる範囲で身近なところから始めていくのが、長く続けられるコツ。もちろん、単発の活動でもかまいません!

ただ、ボランティアなどに参加する場合には、ちょっとしたマナーや心構えが必要。京都市内で気軽にできる社会貢献活動についても聞いてみました。

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ボランティアに参加するときのマナー&心構え

ボランティア活動に参加するときのマナーや心構えについても知っておきましょう。内田さんに教えてもらいました。

教えてもらったのは

京都市市民活動総合センター

下京区西木屋町通上ノ口上ル(河原町五条下ル東側)
ひと・まち交流館京都2階
TEL:075-354-8721

NPOやボランティア団体等による公益的な市民活動を、総合的に支援している活動拠点施設。京都を拠点に活動するNPO・市民活動団体の情報が集積され、京都での活動事例や参加できるイベント、ボランティア情報なども多数公開されています。

  • 約束は必ず守る

    参加すると言っておきながら、連絡をせずにいきなり休む人もいるのだとか。受け入れ先はあなたが参加してくれるものと思って準備をして待っています。「やると言ったら、それなりの責任を持つ」。できなくなった時点で早めに連絡を。

  • 仕事とは違うことを理解する

    それぞれの人が時間をつくって参加しているので、目標もペースも仕事のようにスムーズにいかず、変更を余儀なくされることもあります。仕事とは違う形で社会との関わりを求め活動するのなら、違った視点を持って活動に取り組みましょう。

  • 無理をしない

    継続的に参加する活動の場合、おもしろくなっていけばやることも増え、またお願いされることも多くなります。やりきれないことが出てきた場合は、どこまでできてどこまでできないかを、きっちりと伝えましょう。

  • コミュニケーションを取る

    さまざまな人が集まるボランティアの現場では、考え方も違って当たり前。思い込みは行き違いのもとなので、しっかりとコミュニケーションを取りながら、作業を進めましょう。よくある事例としては、交通費や持ち物、食事などについての負担。とくに災害ボランティアやフィールド系のものは、事前に必ず確認しておきましょう。

  • 多様性を受け入れる

    ボランティアに参加している人の中には、いろいろな年代、性別、立場や状況、事情を抱えた人がいます。多様性を受け入れ、その中で活動しているということを理解しておくと、気分も楽に。

  • 環境をどう捉えるか

    ボランティアに行くと、活動環境が整っていないことも時にあります。そんなときに「整っていない」「なんで?」と不満に思うのではなく、「不足があるところを自分たちがどう補えるか」を考えてみましょう。また、ボランティアとして参加して気づいたことは、よりよくするための今後の参考になるそう。遠慮をせず、提案や報告といった形で伝えると役立つようです。

こんなにいろいろ地元でできる社会貢献活動

  • ごみを減らすお手伝い

    祇園祭の宵山において屋台などで利用される使い捨て食器を、何度も洗って繰り返し使用できる〝リユース食器〟に置き換えて、ごみ減量を目指す環境保全活動「祇園祭ごみゼロ大作戦」。毎年約2000人のボランティアスタッフがリユース食器の回収、ごみの分別ナビゲーションや拾い歩きなどを行い、ごみの減量に取り組んでいます。今年の募集は4月ごろを予定。
    http://www.gion-gomizero.jp/recruit/

  • 賛同するプロジェクトに募金

    募金はしてみたいけれど、どこを選んだらいいかわからないという人はこちらをチェック。「京都地域創造基金」のサイトでは、多くのボランティア団体が紹介されており、それらは第3者機関による一定の審査と条件をクリアしたところのみ。「プロジェクト検索」のページを開くと、さまざまなプロジェクトが出てくるので、自分が応援したいと思う活動を選んで募金することができます。
    https://www.plus-social.jp/

  • 走って寄付!

    参加費の一部が非政府組織(NGO)団体などに寄付されるチャリティーラン。健康のために走っているマラソンを1日だけ人のために走ってみるという内容で、毎年宝ヶ池公園で開催されています。第32回「京都チャリティ・ファンラン」、開催日は5月27日(日)。申し込み締め切りは5月11日(金)。個人競技は2.5km~25kmの5種目、リレーの参加枠もあります。
    https://kyoto-nicco.org/funrun/

  • エシカル商品を買って支援

    環境、人権、消費、フェアトレードなど、未来のことを考えたエシカルな商品を買うことも、社会貢献につながります。「ぐりちょ」は、「消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワーク」が運営する情報サイト。エシカル商品を買うことが社会貢献にどうつながっているのか、どこで買えるのかも紹介。利用者からの情報投稿によって内容が充実していく仕組みなので、買うだけでなく、情報を提供することで応援することもできます。
    https://guricho.net/

  • SNSでシェアして応援

    会員制交流サービス(SNS)で情報をシェアするだけのボランティアも。NPOや市民活動団体が困っていることの中に「届けたい人に、情報が届かないこと」があるのだそう。情報を広く伝える手伝いをする場合は「市民活動情報共有ポータルサイト」にいき、「何かしたいあなた」ボタンをクリック。気になるイベントやボランティアのページを開いて、シェアや「いいね!」を押してみましょう。
    https://shimisen-kyoto.org/

  • 語学力やおもてなし精神を生かして

    「語学力を生かしたい!」もしくは「英語はあまり得意ではないけれど、外国人旅行者の手助けをしたい」という人におすすめ。「あっちこっちプロジェクト」は、京都で困っている外国人旅行者に声をかけて道案内をする活動。バッジを申請し、それを胸につけて好きな時に街に出る、そしてできる範囲で道案内をするというもの。バッジは初級、中級とあり。活動前の講習会も実施されていますよ。
    http://atchikochi.org/

使わなくなったものを持ちこんでリサイクル&リユース

使わなくなったものを持ちこんでリサイクル&リユース

そのほか参加しやすい社会貢献活動として、使わなくなったものをリサイクル&リユースする方法があります。布製品や髪の毛、古切手などがその対象。ここで紹介する以外にも、本やCD、めがねなども回収されていますよ。
※回収はすべて店舗の営業時間内のみ

  • ワコール

    合わなくなった、不要になったブラジャーを環境にやさしい燃料にリサイクル。下着を捨てにくいという女性の気持ちにも配慮しています。2017年度は約28万2700枚のブラジャーが、約28.27トンのRPFなどへと生まれ変わりました。年1回の活動で、現在回収中。3月31日(土)まで。

    回収対象

    ブラジャー全般(ワコール以外も可)

    回収方法

    「ワコール ブラ・リサイクル」のサイトでブラ・リサイクルバッグを配布している実施店舗を検索し、バッグを入手。不要なブラを入れ、実施店舗に持ち込み。回収袋1袋につき、オリジナル刺しゅう切手1枚がもらえます

    どう役立つの?

    産業廃棄物を利用してつくられる新エネルギー燃料・RPFは、石炭と比べて約30%のCO2削減が期待できることから、環境にやさしい燃料として注目を集めているとか。ブラのリサイクルから生まれたこの燃料は、製紙会社などで活用されています

  • 無印良品

    モノをつくり、モノを売る立場として、役割を終えたモノたちの行く末を考えているという同社。無理、無駄のないリサイクルやリユースを行っているそう。塩化ビニール樹脂の使用についても制限をしていますが、一部使用しているものについては回収を行い、リサイクルを行っています。

    回収対象

    無印良品の繊維製品全般(衣料品、タオル、シーツ、カバー類) ※下着、靴下をのぞく

    スケジュールノートカバー
    取り外せるタイプの塩ビ製スケジュールノートカバー(白、黒)

    回収方法

    繊維製品は洗ってから、ノートカバーはノートを取り外した上で店頭へ。店頭で常時回収

    どう役立つの?

    繊維製品を地球の資源へとリサイクルする企業連携プロジェクト「BRING」で回収した繊維製品を、エネルギーや服の原料などにリサイクル。また、一部は染め直し加工の上、ReMUJIとして再販売。塩化ビニール製カバーは、フロアシートなどに生まれ変わり販売

  • ユニクロ&GU

    これまでに6500万着以上の商品を回収し、リユースやリサイクル活動に役立ててきたユニクロやGU。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)やNGO等とパートナーシップを組み、世界中の服を必要としている人々に届けています。また、教育機関とも連携し、小中高へ出張授業を行い、「全商品リサイクル活動」の普及も行っているそう。

    回収対象

    ユニクロ・GUで購入した全商品

    回収方法

    洗濯をしてから、全国の店舗へ持ち込み。店頭で常時回収

    どう役立つの?

    「服」は「服」のまま役立てたいとの思いから、リユース活動を実施している同社。グローバルパートナーシップを結んでいるUNHCRとともに、世界中の難民や避難民、災害被災者、妊産婦や母子などへの服の支援を行っています

  • H&M

    2018年1月までに日本で約3549トンの古着を回収してきたH&M。また、世界最大規模のオーガニックコットンユーザーである同社は、全コットン商品の43%に、古着回収でリサイクルされた素材も含む『サステイナブルなコットン素材』を使用(2016年時点)。2020年には100%の達成、2030年までには全商品に再生資源、そのほかのサステイナブルに由来した原材料のみを使用することを目指すとか。

    回収対象

    洋服や布製品全般(H&M以外のブランドも可)

    回収方法

    全国のH&Mの店頭に持ち込み。常時回収。どんな袋でもOKで、かつ大きさも自由。1袋につき、H&Mで使える割引券(500円分)1枚がもらえます

    どう役立つの?

    回収された布製品は四つの方法で再利用。まだ着ることのできる服は、古着として世界各地で販売。もう着ることのできない服は、清掃用の布など、他の製品に加工。加工できない服は、繊維として再生。また、車の制震材や防音材のような製品の製造にも使用。どれにも適さないものは、燃料を作るために使われます

  • 髪の毛を寄付する

    頭皮・頭髪に関わる何らかの病気が原因で髪の毛を失い、ウイッグを必要としている子どもたちに、医療用ウイッグの原料となる毛髪を間接的に提供する「ヘアドネーション」。寄付された髪の毛は、NPO法人JHD&C(JAPAN HAIR DONATION & CHARITY)によって選別・加工の工程を繰り返されたのち、医療用フルオーダーウイッグとして生まれ変わり、必要とする人の元に届けられています。サイトにアクセスし、この活動に参同しているヘアサロンを検索し寄付。または自分で切った髪の毛でも提供可能です。条件や参加方法の詳細はホームページをチェックして。募金で参加する方法もあります。
    「ジャパンヘアドネーション&チャリティー」https://www.jhdac.org/

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  • 使用済み切手を集める

    シティリビングで実施しているOL-AID。使用済み切手を回収し、開発途上国で活動する国際協力NGOジョイセフ(公益財団法人)に寄付しています。集められた切手は切手収集家に買い取ってもらい、途上国の妊産婦や女性を支援するための活動資金に役立てられています。第39回目の次回は7月初旬~8月下旬にかけて実施予定。また使用済み切手を集めておいてください。

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