使えるコミュニケーション術


シーズンイン!職場の宴会で活用しよう 使えるコミュニケーション術シーズンイン!職場の宴会で活用しよう 使えるコミュニケーション術

友だち同士の気軽な飲み会と違って、さまざまな人が集まる職場の宴会。せっかくなら、少しでも楽しく有意義に過ごしたいですよね。そこで、明日からすぐに使える「宴会でのコミュニケーション術」を、読者座談会や専門家への取材で探ってみました。※読者アンケート「宴会のコミュニケーションで気をつけていること」(2面参照)より

乾杯
  • 仕事の話はしない(28歳 事務・企画系)
  • 多くの人と話す(21歳 事務・企画系)
  • 笑顔(40歳 営業系)
  • 敬語は使う(36歳 事務・企画系)
  • ふだん話さない人と話す(23歳 事務・企画系)
  • 飲みすぎない(34歳 事務・企画系)
  • ずっと同じ席にいない(34歳 福祉系)
  • ぽつんとしている人には声をかけて輪に入れる(43歳 専門・技術系)
  • 人の悪口になるようなうわさ話はしない(27歳 事務・企画系)
  • 話しやすい雰囲気をつくるようにしている(42歳 事務・企画系)
読者アンケートに見る 職場の宴会が好き読者アンケートに見る 職場の宴会が好き

まずは読者アンケートで、職場の宴会についてどう思っているか尋ねてみました。記のグラフがその結果です。宴会は「好き」23%、「苦手」37%、「どちらともいえない」40%という回答に。

好き 23%・苦手 37%・どちらともいえない 40%
好きな理由
ニガテな理由

※理由はいずれも複数回答

「好き」が(まさかの)少数派。多数派は「好きなところもあるけど…」?

アンケートでは、職場の宴会を好きといった人が〝少数派〟だったという現実、皆さんは意外と感じるでしょうか、それとも―。

「好き」な理由で多かったのが、「ふだん接点のない人と話せる」(27歳・事務)、「職場の人の意外な一面が見られる」(29歳・事務)、「仕事のコミュニケーションが取りやすくなる」(28歳・公務員)という三つ。いずれも宴会を通して、より良好な人間関係を築けることに通じますね。

その半面、「苦手」の理由として「お酒が飲めない」(29歳・事務)を抑えて一番だったのが「気を使って疲れるから」(32歳・販売)。「会話に困る」(42歳・公務員)というように、上司やふだん関わりの少ない人と話すシーンが多くなる宴会では、気疲れしてしまう人が多いようです。

このほかにも、「うわさ話やグチを聞かなければならない」(32歳・専門技術)、「話す人がいなくて孤立してしまいがち」(28歳・事務)、「会話が続かない」(29歳・事務)など、宴会でのコミュニケーションに対する不安が「(職場の宴会は)苦手」と感じる一因になっているよう。

「どちらでもない」という人が多数派なのは、「打ち解けられるのはいいけど、拘束時間が長い」(37歳・医療)というように、好きも苦手もどちらの面もあってフクザツ、ということなのでしょうね。

※アンケートはシティWeb上にて10/10〜24に実施。有効回答数152

読者座談会で聞きました

宴会でのふるまい方、みんなはどうしてる?宴会でのふるまい方、みんなはどうしてる?

職場の宴会が「好き」「どちらでもない」「苦手」というタイプの違う3人のシティ読者に、職場の宴会について話してもらいました。

Aさん 29歳 呉服・卸売 事務
宴会大好き! 会社は年配の男性が多く、ざっくばらんな雰囲気。10年間ずっと同じ職場です。
Bさん 32歳 大学職員 事務
宴会は好きでもあり、嫌な時もあり。堅い職場ではないけれど、一度も話したことのない人もいます。
Cさん 44歳 看護師
お酒が飲めないので宴会は苦手。定期的に異動があり、人の入れ替わりが多い職場です。

司会/シティリビング編集部 ライターU

宴会後は打ち解けて仕事が
しやすくなることも(Bさん)

――Aさんは〝宴会好き派〟なんですね?

 大好きです! 宴会ではいつも私はおしゃべり役。60代以上の男性も多い職場で、そんなずっと年上の人と話すのが楽しいです。皆さん、女子社員の話をちゃんと聞いてくれますよ。「今日は化粧薄いな」とか、言われることもありますが(笑)、仲がいいから全然気になりません。

――Bさんは、好きでもあり苦手でもあり、とのことですが。

B 良いと思うのは、仕事だけの付き合いでは分からない意外な一面が見られることですね。クールな人だと思っていたら実はすごくおちゃめだった、とか。宴会の後は打ち解けて仕事がやりやすくなる気がします。
嫌なところというか、気を使うのは何を話したらいいのか話題に困ること。あと、苦手な人が近くの席だったりすると、やっぱり嫌かな(笑)。

――Cさんは、宴会は苦手とか。

C お酒があまり飲めないのに勧められますから…。嫌だけどいちいち断るのも悪いし。あと、異動の多い職場なので、人間関係がその都度リセットされちゃうんですね。同僚になったばかりの人と宴会で盛り上がるなんて無理だし、話の輪に溶け込むのも苦手です。とはいえ参加しないわけにもいかないので、宴会シーズンはいつも憂うつ。

 実は私も飲めないんですが、「飲まないので、その分食べます」って明るく言うようにしていますよ。

――Bさんから「話題に困る」という意見が出ましたが、会話が続かないときなどはどうしますか?

 そうなりそうなときは、相手のことを聞きます。休日の過ごし方とか、家族のこととか。

――会社の人に、プライベートなことを聞かれても大丈夫?

 もう10年も働いている会社なので、みんな気心が知れています。何を聞かれても大丈夫です。

B うちの職場には、自分からプライベートなことを何でもオープンに話す人がいます。話題が尽きないから、彼女がいるといつも盛り上がります。

C 私の職場にも、上司とかふだん話さない人とも上手にコミュニケーションできる人がいて、宴会のときに席がその人の近くだと、よかった~って(笑)。

――そういう人の近くの席に座るのも、宴会を楽しく過ごすコツかもしれませんね。

ネガティブな話題は
聞き流します(Cさん)

――宴会で仕事の話はしない?

A・B しないです。

C たま~に愚痴が出てくることも…。そういうときは聞き流すようにしてます。

B ネガティブな話になってきたら、さりげなく別の話題に方向転換するようにします。他人の悪口を言う人がいたら「ところで、あなたは最近どう?」みたいに、その人自身のことに話題を振ってみるとか。

 そういえば、会社にちょっと自己主張の強い人がいます。自分の仕事の成功話が多くて、それに付き合っていたら疲れちゃって。そうしたらある日先輩に「真剣に聞かなくていいよ。適当で大丈夫」ってアドバイスされて、それ以来すごく気が楽になりました。

――今回のアンケートでも「気を使って疲れる」という意見が多かったのですが、宴会ではどんなことに気を使いますか?

B 上司や先輩にいかに気持ちよく過ごしてもらうか、ですね。飲み物を切らさないよう気を配りますし、料理の取り分けもします。(幹事のときは)お店のセレクトは間違っていなかっただろうか、とか…。宴会中は上司のご機嫌が一番気になります。

C 近くの席にBさんのような気配り上手な人がいたら〝私もやらなきゃ〟と思ってしまう。ふだんは、取り分けとかあまりしないんですが。

 料理の取り分けは全然イヤじゃないですね。早く食べたいから(笑)、パパッと分けちゃう。あまり難しく考えなくていいのでは?

参加するなら楽しもう!
と思って行きます(Aさん)

――最後に、職場の宴会を楽しく有意義に過ごすために、こんなふうに考えたり行動したりすればいいのでは、という意見を聞かせてください。

 苦手と思っていた人が、宴会でしゃべってみたら普通にいい人だと分かった時はうれしかった。嫌々参加するから楽しくないわけで、どうせ参加するなら楽しもう!と思って行くのがいいんじゃないかな。話したことのない人がいたら、今日はその人としゃべってみよう、とか。

C 私はAさんとは真逆かも。行くのが嫌で嫌で最低の気分で出かけたら、終わってみればそんなに悪くなかった、意外と楽しかったなって(笑)。私の場合は最初にハードルを思い切り下げておくのがコツみたいです。

B ふだんの職場では見たり聞いたりできない姿や声を拾えるから、宴会は参加する意義があると思う。新しい発見があったら、仕事にもプラスになりますし。

 そう。行かないより、行ったほうが絶対プラスになりますよね。

C 今日は自分と正反対の意見をいろいろ聞いて、宴会の楽しさが少し理解できたように思います。今年は年末年始の宴会も、ちょっと前向きな気持ちで参加できそうです!

宴会コミュニケーションの極意をマナーの専門家に教えてもらいました宴会コミュニケーションの極意をマナーの専門家に教えてもらいました

教えてくれたのは
京都で学ぶ自分磨きスクール「キャリア・ラボ」代表 小松仁美さん
\宴会は〝自分磨き〟のチャンスです/
「他者とリアルに関われる宴会は、自分を磨くいい機会です。コミュニケーションはテクニックではなくマインド(心持ち)。どんな場面でも楽しむ気持ちを忘れないでくださいね」
職場の宴会では、とても気を使います。
相手も自分も気持ちよく会話を続けるためのコツはありますか?
まず、なぜ「気を使う」のか考えてみましょう。相手に喜んでほしいから、つまらない気持ちにさせたくないからでは? それってホスピタリティー(もてなし)の考え方と同じですよね。大切なのは自分も楽しむこと。あなたが楽しんでいれば、相手も楽しいのですよ。
その上で、会話に困ったときは、相手から話題を引き出してみては。相手の話や持ち物などからキーワードを探して、たとえばゴルフが好きそう、と気づいたとします。あなたがゴルフをしない人でも大丈夫。「ゴルフのだいご味って何ですか?」「ゴルフのルールって難しそうですが」など、知らないことを教えてもらうつもりで素直に聞いてみましょう。きっと喜んで話してくれるはずです。
気の利いたことを話さなきゃ、と思う必要はありません。会話で大切なのは、相手に興味・関心を持つことです。
一対一では話せるのに、大勢になると溶け込めずに孤立してしまいます。
相手の話に興味がない、つまらないと思っていませんか?気持ちは顔や態度に表れますから、そういう人に相手は話そうとは思いませんよね。話の輪にスムーズに入れなくてもいいから、とにかく周りの人の話をよく聞く。相手に気持ちよく話してもらうことを第一に考えましょう。
苦手な人が近くの席に!それだけで宴会が憂うつになります。
「なぜあの人が私の隣に?」というのは被害者意識。もし相手にもそう思われていたら悲しいですよね。そう思うあなた自身、あまりすてきとはいえないのでは? それよりもこの状況を受け入れて、どうすれば気持ちよく過ごせるかを考える自分の方が、魅力的だと思いませんか。むしろチャンスと考えて、あなたから一歩近づいていきましょう。案外その後の仕事もスムーズにいくかもしれませんよ。


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