西村麗子さん

西村麗子

にしむられいこ

Association of Research for Career & Art(生きる技術研究会)代表 国家資格キャリアコンサルタント、GCDF、産業カウンセラー、心理カウンセラー

(株)リクルートにて、住宅情報事業部・人材総合営業部にて営業活動に従事した退社後独立。 名古屋大学・名古屋市立大学・桜美林大学でキャリアデザイン講師を歴任。 延べ1000人を超える個人向けキャリアカウンセリング実績も活かし、 企業・NPO・地域コミュニティで研修や講演など全国で活動中の社会起業家。 三児の母であり、NPO法人理事も務める。 個性最大化をモットーにした「持続可能なキャリアカウンセリング」を武器に、 女性の生き辛さ・働き辛さを解消するためのライフワークに邁進中。

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社内円滑Happyコミュニケーション

東京で働く20代。将来は地元に帰って働きたいです


「新人の叱り方がわからない」「上司にどうやって伝えれば?」など、社内の同僚や先輩に聞きたいけれど、「こんなことを聞いてもいいの?」と悩んでいる人もいるはず。あなたがもっと社内でいきいき働けるようになるために、あなたの仕事の悩みを解決します!

将来は地元に帰って働きたいと考えています

地方で働くためのステップや、心がけを教えてください
Q


大学から上京し、東京で就職しました。将来は地元に帰って働きたいと考えています。20代のうちは東京の企業で経験を積み、そのスキルを生かして独立するか地元で就職するのが理想ですが、実際20代後半になってみると、本当にそれが実現できるのか具体的なイメージができません。地方で働くためのステップや、心がけなど教えていただきたいです。

動機を明確にし、スキルの棚おろしと強化を
Q

地元に帰って働きたいのですね。実現できるかどうかというお悩みですが、相談者さんの地元が具体的には分からないので、一般的なステップと心がけをアドバイスします。

国立社会保障・人口問題研究所の「人口移動調査」を参考にすると、上京したUターン者は全体の約20%で推移しています。20代のUターン希望者の動機は、「出身地だから」「生活コストが安いから」「スローライフ志向のため」「家庭の事情」などのようです。
あなたは、なぜ地元で働きたいのでしょうか? ご自身の「動機」を深く掘り下げてみましょう。

地元の就職情報を調べて、自分の市場価値を明確に
最初にすべきことは、自分の「市場価値」を把握することです。地元の就職情報に詳しい転職エージェントに登録し、Uターン転職フェアに足を運び、地元の就職情報について調べてみましょう。給与水準、待遇、求められる条件、スキルなどを明確に把握し、自分と照らし合わせて考えてください。労働人口減少や後継者不足による倒産も叫ばれていますから、仕事は山ほどあります。
独立志向が強いなら、国や自治体、地元コミュニティーのツテを使って起業情報を手に入れてください。顧客やビジネスモデルを明確にし、女性や若者向けの創業融資も調べ、将来的にあなたの理想の生活が成り立つかどうかをプランニングしましょう。

自分のキャリアプランの中で、ベストなタイミングを検討
次に、いつUターンすべきか、タイミングについても検討を重ねてください。独身のうちに生活基盤を築き上げ、仕事も家庭も両立したいと焦る20代の人はたくさんいますが、ITスキルや汎用度の高い専門スキル、市場価値が高いスキルを活用し、地元での転職や起業に成功した人だとしても、都心とは異なる文化や価値観、近隣住民との人間関係になじめずに悩む人もいます。地元が消滅可能性都市(※)だとしたら、それなりの苦労を伴う場合もあるようです。
※消滅可能性都市…少子化や人口流出に歯止めがかからず、存続できなくなる可能性がある自治体

未経験の職種にチャレンジするという道も
3番目には、公的な教育訓練給付金や低価格のオンライン大学などを使って、新しい職業スキルを獲得し、未経験職種に転職する機会を増やして待つという手段も検討してみましょう。若いうちに思い切った一歩を踏み出して結果を出す人もいますが、20代女性の場合は、出産という大きな人生の選択も目前に迫ってきます。同世代の男性より決断や行動がしにくいという認知バイアス(※)もありますから、悩みが深くなってしまうことは経験を通して共感します。しかし、地元で育児や介護を女性だけが背負う時代でもありませんし、そもそも結婚することも自由に選択できる時代です。今の職場で働き続けていく可能性も否定する必要はありません。
※認知バイアス…自分の思い込みや希望などによって、事実をゆがめてとらえてしまう思考の歪み

若者の呼び込みに熱心な地方都市への移住も検討
最後に検討する点として、地方創生は人口が減少している社会の中で重要なテーマです。ご存知の人も多いと思いますが、関東圏への一極集中に歯止めをかけなければ国の未来が危ういという予測もあり、国をあげて、若者の地方移住を推奨しています。地元にこだわらず、単に地方で働きたいなら、若者を呼び込むことに熱心な地方の有力都市への移住も検討してみてください。職場環境、住環境、生活環境、保育・教育施設など全ての条件を満たすことは難しくとも、それなりに暮らしやすい地方都市を見つけることはできるはずです。

このように動機を深掘りし、選択の可能性を広げていくと、「なぜ地元に帰りたいのか」という自分自身の人生における「価値観・こだわり」が明確になってきます。「何のために」「いつ」地元に帰るのかは、焦らず戦略的に、俯瞰的に見て検討し、自分らしく働くために譲れない基準を見つけてください。人生の転機、大きな決断には勇気が必要です。どうしても一人で悩んでしまったときは、こっそり私のようなキャリアカウンセラーを頼ってくださいね。

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詳細はコチラ >> https://seminar.cityliving.jp/seminar_p/206/


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