今回のテーマは…「さぁ、皆さんの2018年ナンバーワン作品は?」



映画好きの年末恒例行事といえば、その年見た作品群を振り返り、お気に入りを決める作業! 今号は、僕のランキング入りを争う候補作から2作をご紹介!

「ゲティ家の身代金」

©2017 ALL THE MONEY US, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

大富豪ゲティは孫のポールを誘拐され高額の身代金を要求されるも、守銭奴であるゲティはその支払いを拒否。離婚して一族から離れていたポールの母は、これにより誘拐犯とゲティの双方と戦うことになる。1973年の実話をリドリー・スコット監督が映画化。

当初ゲティ役を演じた俳優の性的暴行事件発覚による突如降板→即座の新キャスト撮り直しを経たことで、男性社会のなか孤軍奮闘する女性の物語でもある本作は、当初の射程以上の意味を帯びた。

冷徹な観察/分析眼で理知的に人類の脆さ愚かさを暴きあげるリドリー監督十八番の語りの中で、母役のミシェル・ウィリアムズがラストカットで見せる“ある表情”、すべてはこの1カットで決まった。とにかく抜群に面白い映画、絶対見るべき!

監督:リドリー・スコット
出演:ミシェル・ウィリアムズ、クリストファー・プラマーほか
発売・販売元:株式会社KADOKAWA 、DVD 3800円(税別)発売中

「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」

©2017 FLORIDA PROJECT 2016, LLC.

皆が夢を求めてやってくるフロリダのディズニーワールド、そのすぐそばの集合居住区に暮らす貧困層のシングルマザーと娘の2人を描いた物語。

フロリダを“夢の国”に変えるディズニーワールド開発当時の企画名と、“フロリダのプロジェクト(=低所得層の居住区)”というダブルミーニングを備えたタイトルが暗示する通り、劇中の母娘は残酷なほど陽気な「夢」に包囲されながら、たった一度のしくじりも許されないきびしい「現実」を綱渡る。

映画がふたりを甘やかしも突き放しもせず一貫してフラットな視線を保つことで、彼女たちの無邪気なたくましさはきらめき輝く一方、引き裂かれゆく現実の厳しさは際立って容赦が無い。強い光ほどその描く影は濃く深い。果たして迎える絶望の極点から娘が無心に駆け出す、その“脱出”の向かう先は。苦味と救済、絶望と輝き、そのすべてが同居するラストを皆さんもどうか見届けて欲しい。

監督:ショーン・ベイカー
出演:ブルックリン・プリンス、ウィレム・デフォー
発売元:クロックワークス 
販売元:TCエンタテインメント
DVD3800円(税抜)発売中

 
LOVE FMで営業・企画・ウェブ・イベントなど担当。このコーナーでは中学生の頃から現在まで書き溜めた映画ノートを携え、オススメ作品を選出
 

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