心理学でうまくいく!“輝き女子”の魔法のコミュニケーション術
Chapter.7 緊張をやわらげて、ココロに余裕を
プレゼンテーション、営業、交渉の場面で、極度に緊張してしまって自分の力を発揮できなかったという経験はありませんか?
緊張と言うとなんとなく悪いもののように感じますが、実は完全にリラックスしきった状態が良いというものでもありません。プレッシャーがかかる場面で成功をおさめるには、適度な緊張と適度なリラックスが必要なのです。
しかし、ほとんどの人は成功させようと意気込めば意気込むほど、過去の失敗を思い出したり、未知の体験に対してあれこれとマイナスに考えてしまったりすることで必要以上に緊張してしまうのです。身体が固くなって思うように動けなくなったり、バランスの取れた血液循環が行われなくなり、下半身や末梢部分の体温が低下して、ガタガタ震えたりします。また、心に余裕がなくなっているため、身体の隅々まですばやい神経伝達が行われなくなり、冷静な判断や応答ができなくなります。頭が真っ白になることもありますね。このような状態は、さらなる緊張状態を生み出します。
ところで、人はなぜ緊張するのでしょうか? 「成功しなければ…」というプレッシャーからきていると考えるのが一般的ですが、それはあくまで表層的なもので、実際はさまざまな要素が複雑に絡み合って、緊張状態を引き起しているのです。
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