井浦新さんにインタビュー


井浦新さんArata Iura

「センシティブな題材でも恐れずに」
表現者として真摯に向き合う

7月17日(火)スタートのドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」の原作漫画を初めて読んだ感想を、「知らないことがたくさん描かれていたんですけど、決して遠い国のことではなく身近な話だと感じた」と話す井浦新さん。このドラマで井浦さんが演じるのは、生活保護受給者の自立を助けるベテランのケースワーカー・半田明伸役。吉岡里帆さん演じる新人を支え、成長させていく役どころだ。

「普通に生活していると、生活に困窮している状況というのはつい見過ごしてしまいがち。ドラマとして、その問題を伝わりやすく、可視化して見せるのは意味があることだと思います。センシティブな題材かもしれないけど、恐れずに、しっかり表現しきって、この作品を作り上げていくことができたら」と意気込む。 

撮影に臨むにあたり、半田さんのモデルになった人との面会も予定しているとか。「ケースワーカーの方々の、人と話をしているときの姿勢やまなざし、関わり方、話の聞き方などをお会いして探りたい。ベテランになるほど、コミュニケーション能力や判断力、洞察力が研ぎ澄まされてくる仕事だと思うので」

俳優デビューから20年。映画を中心に活躍してきたが、最近はテレビドラマへの出演でファン層を広げている。「自分の芝居を楽しんでくださる方が増えるというのはうれしいこと。映画の舞台挨拶で、『映画館に初めて来た』という方がいたんです。ドラマで興味を持ち、初めてチケットを買って映画体験を楽しんでくださったというのは本当にありがたいなと思いました」

忙しい毎日でも「夢中になれる仕事をやらせてもらっているので、ストレス発散とか、切り替えようという意識はあまりない」と井浦さん。何かに夢中になれる時間そのものがリフレッシュにつながっている。「料理は何でも作るんですけど、煮込んだり食材を刻んだりしながらセリフでも覚えようかなと始めたら、つい料理に夢中に(笑)。よく作るのはカレー。最近はバターチキンカレーにはまっています」

コレに出演!
ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」
 生活保護受給者を支援するケースワーカーとして働き始めた新卒公務員の義経えみる(吉岡里帆)。心優しいが信念は強い半田(井浦新)ら個性的な仲間とともに、誰かの“人生”に寄り添い、立て直す日々が始まる。

7月17日(火)からカンテレ・フジテレビ系でスタート。毎週火曜午後9時放映(初回は20分拡大)

PROFILE

1974年生まれ、東京都出身。是枝裕和監督映画「ワンダフルライフ」(1998年)で初主演。映画「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」「光」、ドラマ「アンナチュラル」など多彩な出演作に加え、「日曜美術館」のキャスターを務めるなど、アートへの深い造詣でも知られる。待機作に映画「止められるか、俺たちを」「赤い雪 RED SNOW」などがある

取材・文/新田理恵 撮影/上田真梨子


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