大谷亮平さんにインタビュー


大谷亮平さんRyohei Otani

仕事もプライベートも超堅実派
“全く新しい挑戦”はあえて求めない

韓国での活躍を経て、日本へ。ヒットドラマへの出演で瞬く間にブレイクした大谷亮平さんは、邦画では初出演にして初主演となる映画「ゼニガタ」で、冷徹な闇金融業の経営者・銭形富男役に挑む。

借金まみれのOLにも、夢を追いかける女性にも「トサン(10日で3割)」の法外な利子で金を貸す男。しかし、演じる大谷さんは「お金の面での先行投資は性に合わなくて」。ローンを組んだこともない“超堅実派”と言う。「たぶん度胸がないんでしょうね。プライベートでは、貸す側にも借りる側にも共感できないんですが、だからこそ主観抜きで“非現実的な世界”に入り込めました」

破滅と希望。債務者がどちらの道に向かっても同じ目線で行く末を見つめる富男は、アウトローでありながら“静”の存在だ。「この映画にはとにかく暴れまわる人がたくさん出てくる。富男はそれを動かすのではなく、静観しながら冷静沈着に構えている存在です。彼はビジネスとして闇金を経営し、成功している人物ですが、重視したのは暴利をむさぼることよりも“人間性に投資”をしている点。貸す相手の人柄を見て、『覚悟』を買ったり、自分と似た目をしているからと手を貸して、最後まで見守る。その人間らしさが唯一共感できたところです」

堅実な考え方は、仕事の姿勢にも表れる。挑戦してみたい役柄を聞くと、「本当にないんです。みんなそんなに新しいことをしたいものですか?」と困ったような笑顔に。「似たようなジャンルの役を演じることで、前回うまくできなかったところを直したり、そこから新たな反省点が生まれたりします。あえて“全く新しい挑戦”を求めなくても、次はどうする?と考えてトライしながら作品を重ねることがプラスになっています」

「お金は本当に人を狂わせる。でも、避けては通れないもの。この映画に出演してより慎重になったかも」と笑う大谷さん。「共感できない」から始まった“ダークヒーロー”の行く末を見逃さないで。

コレに出演!
「ゼニガタ」
 ひなびた漁港の路地裏でひっそりと営業する居酒屋「銭形」。富男(大谷亮平)と静香(小林且弥)の兄弟で営むこの店は、深夜0時から闇金融業に姿を変える。高金利で金を貸し、苛烈な取立てで債務者を追い込む二人に、ある日「仲間に入れてくれ」と一人の男が現れ・・・。

5月26日(土)からシネマート新宿ほかで全国公開(c)2018「ゼニガタ」製作委員会

PROFILE

1980年生まれ、大阪府出身。2003年、モデル・俳優として韓国を拠点に活動を始め、2016年ドラマ「ラヴソング」で日本デビュー。同年ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の出演で人気に。主な出演作にドラマ「奪い愛、冬」ほか。今作が映画(邦画)初出演にして初主演。6月に映画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」の公開が控える

取材・文/渡部彩香(シティリビング編集部) 撮影/上田真梨子 スタイリスト/深海佳宏 ヘアメイク/MIZUHO(vitamins)


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