辺見えみりさんにインタビュー


辺見えみりさんEmiri Henmi

「派手で力強くて豪快、でも繊細」
昔から憧れていた“悪役”の深み

今年で33年目を迎えるロングランミュージカル「アニー」。ハニガン役を演じる辺見えみりさんがこの舞台を初めて見たのは12歳の時。「自分と同年代の子がアニーを演じていて、なんだかすごくかっこよく見えたんですよ。今回も、アニーの舞台に全力で挑む子どもたちの“半端ないパワー”が見どころになるんじゃないかな」。舞台を見たことがなくても、劇中で歌われる「Tomorrow」を口ずさめる人は多いはず。「やっぱり楽曲が覚えやすいですし、とにかくいい。うちの娘もすごく好きになって、家でアニーの歌を歌っています(笑)」

孤児という境遇の中で、明日を信じて明るく生きるアニーをいじめるのが、辺見さん演じる孤児院の院長ハニガンだ。辺見さんの母、マリさんも12年前に同じ役を演じ、ハニガン役は長年の夢だったとか。「悪役には昔から憧れや魅力を感じていて、その中でもハニガンっていうのは、ただ意地悪なおばさんではないんです。育った環境や時代、悪くなってしまった理由とか、悪に深みがある役柄。人間らしさを表現できるところが魅力的ですね。ハニガンは派手で力強くて豪快で、でも繊細っていう、すごく面白いキャラクターだなと思っていました」

16歳から芸能界で働く辺見さんに仕事観を尋ねてみると、「仕事って自分の好きなことばかりできるわけではないと思うんです。昔はやりたい仕事への“欲”がありましたが、今は来た仕事に対して100%で返せる力を持っておくことの方を意識しています」。落ち込んだ時の気分転換は、異業種の人と話すことだそう。「私の見ている世界とは違うなと思った瞬間に、楽しくなるんです」

仕事で譲れないことは、の問いには笑顔で「“譲れない”を持たないこと」とさらり。「こだわりを持つと、だんだん小さくなってしまうと思うんです。思い込みを持たずにニュートラルでいることが、自分を変化させるチャンスになるのかなと、最近思うようになりました」

コレに出演!
ミュージカル「アニー」
舞台は1930年代初め、大不況真っただ中のニューヨーク。誰もが希望を失う中、11歳の孤児アニーは、両親との再会を信じて明るく前向きに生きている。しかし孤児院の院長ハニガン(辺見えみり)らが悪だくみを始めて…

4月21日(土)~5月7日(月)新国立劇場 中劇場で公演 http://www.ntv.co.jp/annie/

PROFILE

1976年生まれ、東京都出身。1993年、テレビドラマ「いちご白書」でデビュー。多くのバラエティー番組で活躍し、映画や舞台などにも幅広く出演。芸能活動のほか、アパレルブランド「Plage(プラージュ)」を監修。母の辺見マリさんも、2006年に「アニー」のハニガン役を演じ、親子二代での出演が話題に

取材・文/中村さやか(シティリビング編集部)、撮影/渡辺真一


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