高橋一生さんにインタビュー


高橋一生さんIssey Takahashi

愛の本質は言葉で聞くより“思う”こと
過去よりも今を信じたい

「嘘は、必ずしもネガティブなものではないと思う」。映画「嘘を愛する女」で高橋一生さんは謎の男(小出桔平)として、愛や信頼の本質を問いかける。「偽らざるを得なかった桔平にしてみたら、悪意はないし、経歴を偽っていたとしても、由加利(長澤まさみ)とは本質的な人間性で付き合っていて、その関係に嘘はない。社会的な嘘はダメだけれど、プライベートな間柄では言わないほうが円滑なこともあります。何を偽り、何を嘘と捉えるかだと思います」

人が抱くイメージは、過去の人間関係や噂に左右されかねず、他者と自分の関係は意外に曖昧。「だからこそ、僕も桔平と同じく、今ある状況を大切にしたい。身近な人や恋人の過去は関係ないし、聞きたくもない。どんなに言葉を尽くされても、断片からの想像で勝手に傷ついてしまうこともあると思うので(笑)」

愛の本質は、「本当はどうなの?と聞くことよりも、本当はどうなんだろうと相手を“思う”こと」だと言う。「言葉で聞いてしまったら、動きや表情にもバイアスがかかって、真意がどんどん紛れてしまう。聞いたところで、そんな訳ないと思えるか、そういう片鱗(りん)があったかもと思うか。結局は“今”が大事。今を信じられるかどうかです」

さまざまな情報があふれるSNSについても、「共感は大事だと思いますが、心無い言葉で一歩が踏み出せなくなる恐怖は、凶器にもなる。実態のない声に振り回されないよう、取捨選択する自分の軸が大切」と付き合い方を模索中だ。

「ようやく他者に思いが至るようになった」と言う高橋さん。「自分が想像する“この人にとって嫌なこと”をしないように心がけています。自分の嫌は自分の価値観。僕が好きなことでも、この人にとっては嫌なことかもしれないと、相手の気持ちを想像するようにしています」

そんなモットーもあってか、「頑張っているのをひけらかさずに“隠している”ような女性は、往々にして思慮深くて魅力的。手を差し伸べたくなります」

コレに出演!
映画「嘘を愛する女
キャリアウーマン川原由加利(長澤まさみ)は恋人・小出桔平(高橋一生)と同棲5年目を迎えたある日、警察から、くも膜下出血で倒れた桔平の身分証明書が全て偽造だと知らされる。「彼が何者か」疑い、秘密を追う

1月20日(土)全国公開
(c)2018「嘘を愛する女」製作委員会

PROFILE

1980年東京都生まれ。ドラマ、映画、舞台と幅広く活躍。主な出演作に映画「シン・ゴジラ」「3月のライオン」、ドラマ「カルテット」「おんな城主 直虎」など。現在、連続テレビ小説「わろてんか」に出演中。公開待機作に映画「blank13」<2月3日(土)シネマート新宿、2月24日(土)全国順次公開>、「空海-KU-KAI-」<2月24日(土)公開/日本語吹替版>ほか

キャスティング・文/かしわぎなおこ(モアナ・サンライズ) 撮影/大仲宏忠 ヘアメイク/田中真維(marvee) スタイリスト/藤長祥平


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