石原さとみさんにインタビュー


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石原さとみさんにインタビュー

複雑な恋愛模様だけれど、
“こんな愛の形もある”と知ってほしい

 2009年に上演された舞台「組曲虐殺」。29歳という若さで官憲に虐殺される作家・小林多喜二と彼をとりまく人々の姿を描いた、井上ひさしさん原作の舞台が今年12月、同じスタッフ・キャストを再集結して再演されます。

 小林多喜二の恋人、田口瀧子を演じるのは、石原さとみさん。「思想を持つ男性と愛し合っているけれど、同士にはなれない。しかも彼には思想を同じくする結婚相手もできてしまう・・・。それでも心はずっとつながっているなんて、たぶん理解されにくいことだと思う。そんな複雑な恋愛模様でも、感情を近くでリアルに感じてもらえる舞台でなら、“こんな愛の形もある”と知ってもらえるんじゃないかと思っています」

 今回の再演への抱負を聞くと、「まっすぐでひたむきで、けなげな一面を持つ瀧子を、初演時には子どもっぽく演じ過ぎてしまったかもしれない」と振り返ります。「生活力があって、愛する人の思想にただ迎合することもなく、それでも愛を貫いた彼女は、強い、大人の女性だったんじゃないかと今は思うんです。この3年間で、私自身の心境や環境にも変化があった。あれから3年分年を重ねた今の私が、瀧子をどう演じられるのかと、今からワクワクしています」

 その心境の変化とは? 「同業者(女優)の親友ができた。それは仕事の場でも“マイペース”でいられるようになったからだと思うんです。人に見られる仕事ではあるけれど、どう見られたいかではなくて、自分がどうありたいかと考えられるようになったのが、一番大きな変化なのかなと思います」

 初演では台本が上がったのが初日の4日前だったという本作。3年という時を経て、より深みを増しそうな、仕上がりに期待したいです。

石原さとみ

2013年1・2月に地方公演(福岡、金沢、大阪、新潟、市川、広島、名古屋)もあり
舞台「組曲虐殺」の東京公演は12月7日(金)から30日(日)「天王洲 銀座劇場」にて。問い合わせはホリプロチケットセンターTEL 03-3490-4949

PROFILE

1986年東京都生まれ。女優。2003年、デビュー作となる映画「わたしのグランパ」で、「第27回日本アカデミー賞新人杯優勝」ほか多数の新人賞を受賞。また、映画「北の零年」でも「第29回日本アカデミー賞優秀助演女優賞」を受賞。現在、映画、テレビドラマ、舞台など幅広いフィールドで活躍中

撮影/黒澤義教、取材・文/塩谷真奈美(シティ編集部)、ヘアメイク/濱田マサル、スタイリスト/宮澤敬子、衣装協力/サチオカワサキ(ヒラオインク)


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