柳楽優弥さんにインタビュー


柳楽優弥さんYuya Yagira

女性監督の考えは“はるか彼方”のもの
「ついていきたいし、追いかけたくなる」

映画、ドラマ、舞台、CMで個性的なキャラクターを演じ分け、強い存在感を放ち続ける柳楽優弥さん。最新主演作の映画「夜明け」では、暗い秘密を抱えて過去から逃れてきた青年・シンイチを演じる。「彼は普通に見えて少しだけ人と違う青年。“普通の人”を演じるのは難しかったです。見る人にはそれぞれ違う普通があるし、うそっぽいところはすぐに気付かれてしまうから」

一方で常に悩み続けるシンイチには強く共感できたそう。「僕もとにかく悩むタイプ。昔『悩む、という仕事があれば、お前は億万長者になれる』って言われたくらいです(笑)」

メガホンを取ったのは、同作が初監督となる広瀬奈々子監督。是枝裕和監督の愛弟子で柳楽さんとは同年代だ。「初監督作品で声を掛けてもらえるのはうれしいですし、同じ世代の女性監督と仕事ができたことはプラスでした。僕の思考はシンプルで、異性の監督が考えていることは、はるか彼方にある。分かろうとしても無理だから、ついていこうと思えるし、追いかけたくなりました」

いわゆる“メジャー”作品ではないが、「だからこそ枠にとらわれず、自由にアイデアを出したり、リアクション重視の演じ方に挑戦できたのは最高のメリット。その場の感覚で仕事のやり方を変えるのは勇気がいるけれど、考え込むより価値がある。完成した映画を自分で見ると、思ってもみなかった表情をしていて恥ずかしい場面もありますけどね」と話す。

「あまり器用に立ち回れるタイプじゃない」とはにかむ柳楽さん。「何だかんだ周りの人に救われています。だからしっかり世の中と関わりたいし、刺激を得られる環境に自分を置きたくて武道や茶道を習っています。武道の先生とか、怒ってくれる人の存在は本当に大事。そういう人と話すと悩みが吹き飛びます」

壁にぶつかったときは、自分がシャキッとするような相手に会いに行くそう。「後は音楽を聞きながら一人で飲みます。飲むときは一人がいいですね(笑)」

コレに出演!
「夜明け」
 関東の地方都市で暮らす哲郎(小林薫)は、川辺で倒れていた見知らぬ青年(柳楽優弥)を助け自宅に連れて帰る。謎めいた青年になぜか引かれた哲郎は彼を迎え入れ、2人は親子のような関係に。だがある夜の出来事をきっかけに、彼らの人生は思わぬ方向へ走り出す。

1月18日(金)から新宿ピカデリー他で全国公開 (c)2019「夜明け」製作委員会

PROFILE

1990年、東京都生まれ。2004年映画「誰も知らない」(是枝裕和監督)でカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を史上最年少で受賞。最近の主な出演作に映画「銀魂2 掟は破るためにこそある」「響-HIBIKI-」「散り椿」、ドラマ「ゆとりですがなにか」、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」他。2019年に映画「ザ・ファブル」「泣くな赤鬼」の公開が控える

取材・文/渡部彩香(シティリビング編集部)、撮影/遠藤麻美、ヘアメイク/佐鳥麻子、スタイリスト/池田尚輝、衣装協力/ YAECA


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