青柳翔さんにインタビュー


青柳翔さんSho Aoyagi

場末のアイドル演歌歌手を熱演
おふざけも劇団愛も直球で

「劇団EXILE青柳翔、演歌歌手に!」ネットにそんな言葉が踊り、驚いた人もいるのでは? これは映画「jam」の話。劇中で青柳さんは、場末のアイドル演歌歌手・横山田ヒロシを演じる。「今の僕がやったらおもしろいと監督のSABUさんがあて書きをしたような感じも」と、明かす。「ヒロシは、売れないのにナルシストで大御所感を出したがる。いかにダサく仕上げるかを研究しました」。「もっと吐息まじりに」など、監督と現場で作り上げていったシーンも多いとか。

ヒロシには熱狂的な熟女のファンたちがいる。ファンミーティングでのやりとりが真剣であればあるほど、見ているこちらは笑いをこらえきれなくなる。「見る側が、本人の理解を超えた意味づけをしてくれることはありますね。僕も俳優として、たまに感じます。『あの演技はこう考えられたんですか?』と聞かれて驚くことも。いや、僕も考えなければいけないときは、しっかり考えていますけどね」

やがて、ヒロシはファンの一人に監禁され、ひん死の彼女のために善行を続けるタケル、ヤクザに復讐をするテツオとひょんなことからつながっていく…。ハードボイルドなシーンも多く、簡単に笑えない雰囲気も漂っているので、軽く混乱し、頭の中が“ジャム”のような状況に陥ってしまうのも、本作の魅力だ。「“おふざけ”がエスカレートしたところもあります。そこは笑ってください」

今回は、劇団EXILEのメンバー9人が総出演。メンバーが集まると、自然にセリフの練習が始まることもあるそう。「“この役は、こうだからこうしたい”と我を通すわけではなく、まず、みんなでシーンを確認して作っていく。ああ、やっぱり劇団だな、と」。共演者の筒井真理子さんにも「なんか、いいね」と言われて「うれしかった」と“劇団愛”をのぞかせる。

「次は…、演歌歌手以外で!」と、お茶目に笑う。6年前にインタビューをしたときとくらべ、誠実さはそのままに、どこか肩の力が抜けて、さらに魅惑的に。やっぱり「今」が気になる俳優だ。

コレに出演!
「jam」
 ヒロシ、タケル(町田啓太)、テツオ(鈴木伸之)。まったく違う生活を送る3人のストーリーが同時間&同じ街で交差する。それぞれの人生のツケがまわり“因果応報”を体感する男たちの物語。オール北九州ロケを実施。

新宿バルト9ほか全国公開中
(c)2018「jam」製作委員会

PROFILE

1985年、北海道生まれ。2009年、舞台で俳優デビュー。映画「今日、恋をはじめます」では第22回日本映画批評家大賞 新人賞を受賞。主な出演作にドラマ「ワイルド・ヒーローズ」「明日の約束」、映画「たたら侍」「MR.LONG/ミスター・ロン」ほか。2016年「泣いたロザリオ」で歌手デビュー。ドラマ「あなたには渡さない」「主婦カツ!」に出演中

取材・文/寺山美穂(編集部)、撮影/小林穂澄、ヘアメイク/鵜飼雄輔(TRON)、スタイリスト/Yamato Kikuchi(Rising Sun)


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