太賀さんにインタビュー


太賀さんTaiga

20代前半で“独りよがりの仕事”を卒業
「周りとの関わりの中で力を発揮したい」

テレビ、映画、舞台で個性的かつ幅広い役柄を演じ、存在感を発揮してきた太賀さん。主演映画「母さんがどんなに僕を嫌いでも」では、大好きな母親(吉田羊)から虐待を受けて育つが、それでも母との関係を諦めなかった青年・タイジを演じる。「タイジの母親をつなぎとめようとする気持ちと、誰かに自分を認めてもらいたいと願う気持ちの根本は同じもの。そこにある強烈な寂しさが、彼の原動力だったと思います」

タイジの母を思う気持ちには共感しかないという太賀さん。「僕も“超マザコン”ですから(笑)。母とは仕事の意見は合わないし、実家に帰ってもあまり話さないけれど、僕の根幹に揺るがない基準として存在しています。母親を思う気持ちは多くの人が持っているものですし、見る人にも必ず届くはず。この作品を作るうえで、まず僕が彼の母親に対する気持ちを全部肯定して演じようと思いました」

好きで飛び込んだ俳優の世界。それでも20代前半には仕事に対して“何かが枯渇していく感覚”を覚え、焦りを感じたとか。「それまで自分の中に自然と湧き上がってくるガソリンのようなものがあったけれど、ある時期からどんどん熱量を失っていって『このままだと長く続かないかも』と。そうなって初めて、独りよがりでやっているからだと気付き、周りとの関わりを通してパワーを発揮できる方がいいと考えるようになりました」

そこからは「モチベーションを保てる仕事」を意識して選ぶように。「自分一人で生み出すものには限界があります。そこで周りからもらえる力はすごく重要。『この人のために頑張りたい、この人のためにならやれる』というような感覚を大事にしています。今作では(原作者の)歌川たいじさんが常に現場にいてくれることや、監督やスタッフの『この映画を成功させたい』という熱量を感じたことがとても力になりました」。「今後も役柄や一緒に作る仲間、脚本など、自分の中で感動できる要素のある作品に携わっていきたいです」

コレに出演!
「母さんがどんなに僕を嫌いでも」
 大好きな母(吉田羊)に幼い頃から暴力を受けてきたタイジ(太賀)。17歳で家を出た彼は、一流企業に入社しても殻に閉じこもっていた。しかし、かけがえのない友人との出会いから、再び母と向き合う決意をする。

11/16(金)から新宿ピカデリーほかで全国公開 (c)2018 「母さんがどんなに僕を嫌いでも」製作委員会

PROFILE

1993年、東京都生まれ。2008年「那須少年期」で映画初主演。2016年映画「淵に立つ」で第38回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞し、ドラマ、舞台、映画と幅広く活躍を続ける。主な出演作に映画「ポンチョに夜明けの風はらませて」「海を駆ける」「50回目のファーストキス」ほか。現在、出演する連続ドラマ「今日から俺は!!」が放送中

取材・文/渡部彩香(シティリビング編集部)、撮影/渡辺真一、ヘアメイク/高橋将氣、スタイリスト/山田陵太


Back Numberバックナンバー

シティリビング東京
最新号 電子ブック

  • 1月18日号

電子ブックを読む

話題の商品サンプルやオトク情報がオフィスに届く

公式モニターCity’sに登録する

あなたのオフィスにお届けします

無料配布のお申込み・部数変更・配布先変更など

シティリビング紙面の配布についてはこちら

「耐え子の日常」は、Twitter(@OLtaeko)で週3回、連載中

LINE@に行く

表示エリアを選択

最寄りのエリアや、情報をお探しのエリアを選択してください。
設定に合わせた情報を表示します。エリアはいつでも変更できます。

ページトップ