有村架純さんにインタビュー


有村架純さんKasumi Arimura

「大切な人の大切なものは自分にも大切」
血縁関係だけではない家族の形

「家族の愛を知らない晶がだんだん母親になっていく姿に、演じながらグッとくるものがありました」と有村架純さん。鹿児島を舞台に、血のつながらない家族の絆を描く「かぞくいろ-RAILWAYS わたしたちの出発-」。有村さんは亡き夫の連れ子・駿也のために鉄道の運転士を志すシングルマザー・晶を演じる。

気丈で前向きに見える晶。どういう人生を歩んできたのか情報が少なく、想像を膨らませながら作り上げていったそう。「晶は親に愛されずに育ってきて、強くなるしかなかったんだと思います。友達ともそんなに交わることはなかったのかなと。だからこそ旦那さんに出会って愛をもらって、自分が豊かになっていったんじゃないかな」

家族の絆を深めようとした矢先の夫の死。「晶は最初“お母さんごっこ”をやるしかなかったんだと思います。駿也には自分しかいないし、自分にも駿也しかいない。血縁関係がないから離れようと思えば離れられるけれど、大切な人が大切にしていたものは自分にとっても大切。だから、駿也への思いも強くなっていって、私自身も、この物語の主人公は駿也だと思いながら演じていました」

鉄道が好きな駿也のために、晶は鉄道の運転士に。男性社会の中で「女性だからとなめられないようにしっかりしなきゃと思うかもしれないけれど、性別は関係ない。対・人として信頼をもって接したいし、相手にもそう思ってほしいです」。運転士を演じたことで電車の乗り方にも変化が。「自分の大切な空間に乗って来た人だから大切にしなきゃという意識が芽生えました。乗客一人ひとりのストーリーを運ぶ感覚だったので、普段電車に乗るときにも、みんないろいろあるんだろうなと感じるようになりました(笑)」

有村さんにとって仕事は「とにかく楽しみたい」もの。「悩みや葛藤もあるけれど、何とか乗り越えてきたから今ここにいる。好きで始めた仕事なので、ツライとか苦しいと思うのはイヤだと思いながら、覚悟を持って仕事をしています!」

コレに出演!
映画「かぞくいろ―RAILWAYSわたしたちの出発―」
 東京で暮らしていた晶(有村架純)は、夫の死後、血のつながらない息子を連れて夫の故郷である鹿児島に身を寄せ、義父との3人暮らしを始める。鉄道が大好きな息子のために、夫の夢でもあった鉄道の運転士を目指すことに。

11月30日(金)から全国公開
(c)2018「かぞくいろ」製作委員会

PROFILE

1993年、兵庫県生まれ。2010年女優デビュー。2013年、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で脚光を浴び、以降映画、ドラマなど多岐にわたり活躍。2017年、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」への主演が話題に。2018年は映画「コーヒーが冷めないうちに」、ドラマ「中学聖日記」などに出演

取材・文/高木明日美(シティリビング編集部)、撮影/上田真梨子、ヘアメイク/尾曲いずみ、スタイリスト/瀬川結美子


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