【「あおり運転」問題】そのものを禁止する規定なし 十分な抑止につながる法改正を


【「あおり運転」問題】

誰もがあおり運転の被害者になる可能性が ※写真はイメージ

近頃、相次いで報じられている「あおり運転」問題。中には、あおり運転の末、車を停めさせてドライバーを殴打したり、車に向かって約2,000発ものBB弾を発射したりするなどの異常とも思える犯行に発展するケースも。そこで今回は、あおり運転にはどのような犯罪が成立しうるのかを見ていきたいと思います。

まずは「道路交通法違反」。あおり運転により車間距離を詰めすぎた場合、高速道路では3カ月以下の懲役又は5万円以下の罰金、一般道路では5万円以下の罰金に処されることとなっています。そのほか、急ブレーキ禁止違反(3カ月以下の懲役又は5万円以下の罰金)、進路変更禁止違反(5万円以下の罰金)などに該当する場合も。

また、あおり運転が「不法な有形力の行使」に当たるとして暴行罪(2年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料)を成立させる余地があり、あおり運転により死傷者が出た場合には、危険運転致死傷罪(負傷には15年以下の懲役、死亡には1年以上の有期懲役)が成立する可能性があります。

警察庁は、道交法の関係規定の罰則強化を検討するとともに、あおり運転行為自体の禁止を新設することも視野に入れているとのこと。十分な抑止につながる法改正が期待されます。

大渕愛子さん
教えてくれたのは 大渕愛子さん
アムール法律事務所、代表弁護士。10年間の弁護士経験を経て独立。事務所内にウーマンズサロン」を併設し、幅広く女性からの相談を受け付けている

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