質問:職場で意地悪されても我慢してばかりの私。人間関係をなんとかしたいです/回答者:ジェーン・スーさん


コラムニスト、ラジオパーソナリティ、作詞家のジェーン・スーさん

働く女性の人生や暮らしに悩みはつきものです。好評のリレー連載「OLプレミアム人生相談」は、各界の著名人のみなさんに、シティリビングWeb読者OLが直面している悩みにズバリ答えていただく企画です。
今回の回答者は、コラムニスト、ラジオパーソナリティ、作詞家のジェーン・スーさん。人生の荒波を乗り越えてきた“未婚のプロ”の視点から、ユーモアと愛情を交えて、切れ味鋭く語っていただきました。

お悩み

意地悪されても我慢してばかりの私。
職場の人間関係にいつも悩みます。

 私は派遣で働くことが多いのですが、職場の人間関係でよく悩みます。異常なまでにお局様に気を遣って楽しい話題を提供しなくてはいけない職場だったり、備品の注文で上司の計算間違いを修正したら、機嫌が悪くて怒鳴られてしまうような職場です。また、勤務中に怒られた場合、仕事上の厳しさなのか、仕事にかこつけて意地悪もしてくるのか、よく分からないことがあります。意地悪な相手には怒ったほうがいいといわれますが、私は大人しい性格なので、我慢してしまいます。どうしたらいいでしょうか。

ころちゃん/32歳女性/独身

もう我慢できない!となる前にプランA、プランBを用意しておくこと。時には“賭場”を変える勇気も必要
  • 編 集
  • ーー一日のうちの多くの時間を過ごす職場に、付き合いにくい人がいると、毎日会社に行くのが嫌になりますね。
  • ジェーンさん
  • 意地悪な人や気難しい人と一日中ずっと一緒というのは本当につらいですよね。でも会社ですと、人事異動などで苦手な人が目の前からいなくなったり、辞めたりする可能性はありますからね。運よくこういうことが起きて、突然自分が置かれているつらい状況が一変することも考えられます。ですから打開策として一番いいのは、現状が変わるのかどうか様子を見ながら、転職の準備をすることだと思いますね。「私はずっとこの会社に居るんだ」という考え一択ですと暗たんたる気持ちになる。でも、「私は転職するかもしれない」という可能性を持っておくと、それだけで若干のガス抜きになると思うんです。
  • 編 集
  • ーー転職の可能性ですか…確かに気持ちが少し軽くなりそうですね。
  • ジェーンさん
  • とはいっても、転職することで問題が解決するとは限りませんよ。どんな選択をするとしてもリスクはつきものですからね。例えば、今の職場に居続けて給料は今まで通り入ってくるけれど、ずっと嫌な人と一緒に居るリスク。あるいは、転職して今居る場所からはいなくなれるけれど、転職先でもっとつらい目に遭うかもしれない、給料が下がるかもしれないリスク。これらを天秤にかけて選択ができるように、あらかじめプランA、プランBを持っておくんです。もう我慢できない!と思ってから準備し始めるのでは時間がもったいないと思います。今の会社だけが自分の人生ではないんですよ。一つ覚えておくといいと思うのが、自分の価値はその場所によって変わるということ。私や女友達の決めゼリフなのですが、うまくいかない時は“賭場”を変えろ、と。
  • 編 集
  • ーー……“とば”とおっしゃいますと?
  • ジェーンさん
  • 河岸でも賭場でもいいんですが、自分を賭す(とす)場所のことです。今のころちゃんさんの場合は職場ですね。一つの“賭場”に居ると、自分の価値が固定化されてしまうものなんです。他人からの評価や自分の立ち位置がマンネリになってしまう。でもそれは決して絶対的なものではないので。特に、困っている時とか焦っている時というのは視野狭窄になっています。視野が狭くなると、今抱えている問題が自分にだけ起こっていると感じて煮詰まってしまう。でも実際は、同じような悩みを持っている人ってたくさんいるんですよ。インターネットを見ても、こうやったらうまくいったというような個人の体験談などがあるはずなので、そういうものを読むのもいいと思います。そこに答えを求めるというよりは、「ああ、悩んでいるのは私一人じゃないんだな」と知ることが大事。そうすることで視野が少し開けるのではないでしょうか。それでもダメなら賭場を変える。

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自分が抱えている問題を“他人ごと”として捉える。
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profile

ジェーン・スー。1973年東京生まれ東京育ちの日本人。agehaspringsでの作詞家としての活動に加え、TBSラジオ「ザ・トップ5」 (11年10月~12年3月)をはじめ数々のラジオ番組でパーソナリティやコメンテーターとしても活躍。現在、TBSラジオにて初の冠番組「週末お悩み解消系ラジオ ジェーン・スー相談は踊る」(14年4月~)、ソラトニワFM「ORDINARY FRIDAY~つまりシケた金曜日~」のパーソナリティを務めている。
著書に、第31回 講談社エッセイ賞を受賞した『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎)、『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(ポプラ社)がある。
2015年3月にはパーソナリティを務めるTBSラジオの番組本『ジェーン・スー 相談は踊る』(ポプラ社)が発売。
ジェーン・スーさん出演「週末お悩み解消系ラジオ ジェーン・スー相談は踊る」 http://www.tbsradio.jp/sd/
ジェーン・スーさんの ツイートはこちら! https://twitter.com/janesu112


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