質問:男性中心の社風は変えられますか?/回答者:山田敏夫さん


今回の回答者は山田敏夫さん ライフスタイルアクセント株式会社 代表取締役

働く女性の人生や暮らしに悩みはつきものです。好評のリレー連載「OLプレミアム人生相談」は、各界の著名人のみなさんに、シティリビングWeb読者OLが直面している悩みにズバリ答えていただく企画です。
今回の回答者は、ライフスタイルアクセント株式会社・代表取締役社長の山田敏夫さん。日本初!ファクトリーブランドのみを扱うファッションブランド「ファクトリエ」を立ち上げ「Made in JAPAN」のものづくりの本質を伝える山田さんに、率直なアドバイスを伺いました。

お悩み

「女性にキャリアは不要」という勤務先。
男性中心の社風は変えられますか?

 組織が大きく、体質が古い会社にいます。「女性はお茶汲みや雑用要員で、キャリアは必要なし」という考えが根付いています。 大きな支店には女性管理職が多少いますが、私がいる支店には1人もいません。 私の目から見てもあまり仕事ができるとは思えない男性社員が「少ない管理職の席を女性に譲りたくない」という考えで出世競争をしているような状況です。このような社風はどうしたら変えられるのでしょうか。

チビ介/43歳/既婚、子どもなし

政府が女性の活躍を押している今
会社は過渡期にいると冷静に判断する
  • 編 集
  • ーー仕事ができて頑張っていても、「女性」というだけで、正当な評価が得られていないようです。
  • 山田さん
  • 僕のような若輩者が、長く仕事を続けていらっしゃるチビ介さんのような方にアドバイスするのは、おこがましいのですが、今回、せっかくのご縁ですので、誠心誠意、僕なりの回答をさせていただけたらと思います。今の日本は、チビ介さんが所属していらっしゃるような古い体質の会社は、まだまだ多いような気がします。
  • 編 集
  • ーー女性が管理職になれないような価値観を持つ会社が多いと?
  • 山田さん
  • 先日、企業や自治体に女性の登用目標の設定を義務付ける「女性活躍推進法案」が衆院本会議で可決されました。つまり、こういう法案を作らなければならないくらいに、女性は冷遇されているのです。チビ介さんのお悩みの中にある「あまり仕事ができるとは思えない男性社員」という言葉を見ると、僕ももしかして周りの女性社員にそう思われているかも?と不安に思ったりしますが(笑)。僕の所見では、女性は優秀! 我が社で働いている女性スタッフもそうですし、世界に目を向けても、Yahoo!のCEOマリッサ・メイヤー氏は女性ですし、FacebookのCOOシェリル・サンドバーグ氏も女性です。女性って男性より精神年齢が大人で、一緒に仕事をしていると、気付かされることがたくさんあります。チビ介さんも、いろいろなことに男性よりも気付くから、辛い状況にいるのでしょう。
  • 編 集
  • ーー辛い状況から抜け出す、もしくは、その状況を変えるにはどうしたらいいのでしょう?
  • 山田さん
  • 今、日本政府は「~女性が輝く日本!~」と銘打って、女性の管理職を増やしたり、女性の活躍促進に向けた取り組みを色々始めています。企業に対しても、研修を行ったり、人事の見直しを促したりしています。つまり会社にとっては過渡期にあるということ。チビ介さんが所属していらっしゃるような大きな会社というのは、当然、このようなことに取り組まなければなりませんし、僕としては、いち早く取り組んでほしいと思います。
  • 編 集
  • ーー古い体質の会社も取り巻く社会情勢によって確実に変わっていくといいのですが。
  • 山田さん
  • 有能な女性を職場で活用できないような組織は、停滞していくでしょう。ただ社会課題として女性の活躍は急務。女性だから管理職になれないという慣習がある組織は、変わっていかざるを得ないと思います。

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profile

山田敏夫(やまだ・としお)。1982年熊本県生まれ。1917年創業の老舗婦人服店の息子として、日本製の上質で豊かな色合いのメイドインジャパン製品に囲まれて育つ。大学在学中、フランスへ留学しグッチ・パリ店で勤務。2012年1月、ジャパンブランドの直販サービス「ファクトリエ」を展開するライフスタイルアクセント株式会社を設立。2015年経済産業省「平成26年度製造基盤技術実態等調査事業(我が国繊維産地企業の商品開発・販路開拓の在り方に関する調査事業)」受託者に選定される。
 
Factelier(ファクトリエ) https://factelier.com/
2012年10月に誕生した日本初のファクトリーブランド専門のファッションブランド。現在、日本のアパレル品の国産比率が3%にまで低下し、海外の一流ブランドを手掛ける日本の工場(ファクトリー)も大幅に減少。一流の工場でさえも生き残るのが難しくなっていることへの危機感から、工場に適切な利益をもたらし、日本の工場から世界一流ブランドを作ることを目標に誕生した。アパレル工場自らの名前で製造・販売する商品やブランドを、工場直販という仕組みでお客様に提供することで、一流ブランドと同じ品質を保ちながら、価格を3分の1に抑えている。


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