齊藤先生に聞く!【55】夫婦の出産意識調査


知っていますか?
「1 more baby 応援団」

こんにちは、産婦人科医の齊藤英和です。このコラムの読者の皆さんの多くは、まだ結婚していないか、結婚していてもまだ子どもがいない状態で、将来出産をと考えている人が多いのではないでしょうか。
今回は、私も関係している「1 more baby 応援団」の「夫婦の出産意識調査2019」についてお話ししましょう。

いろいろな人の意見を知ることで、自分のライフプランの参考に

「夫婦の出産意識調査2019」は毎年行っている調査で、すでに結婚し、子どもを持とうとしている人に対して、日本全体や勤務している会社の妊娠・出産環境に関して調査しています。結果を見て、この人々の意識を知ることは、皆さんにとっても、将来のライフプランやキャリアプランを考えるために役立つと思います。

この調査は、全国の既婚男女2961人に加えて、配偶者が不妊治療を検討、または経験したことがある人1021人を対象とし、全国の状態が均等に反映されるように統計を取っています。

調査結果から、皆さんが産み育てることに、いろいろ苦労していることがわかります。「日本は子どもを産みやすい国に近づいていない」と考えている人が67.8%もおり、その理由として「社会制度が整っていない」「保育・学校にかかるお金が高い」「給与が上がる見込みがない」などの理由が挙げられています。

「二人目の壁は存在すると思うか」の問いに対しては「二人目の壁」を感じている人が73.5%という結果に。その理由としては、「経済的な理由」「第一子の子育てで手一杯」「年齢的な理由」などが挙げられています。さらに働く女性に限ると、「仕事上の理由」が第2位の理由となっていました。

また、勤務する会社の環境についても、よい方向に変わっていないとする意見が60.5%ありました。
「あなたが産休や育休を取得するにあたって気になる(気になった)ことを教えてください」の問いに対しては、「上司の目」「同僚の目」「育休が明けてすぐに次の子どもを授かると育休を取りづらい」などの意見が多いようです。
また、「時短勤務・テレワークといった多様な働き方を自由に選びたい」という意見を持つ人が85.9%でした。
このように、会社の環境も、子どもを産み育てたい人のためによりよく改善してほしいと考えている人が多いことがわかりました。

これ以外にも、たくさんの調査結果があります。興味を持った人はぜひ、「1 more baby 応援団」または「夫婦の出産意識調査2019」で検索してみてください。
このコラムの読者の皆さんにとっても、いろいろな人の意見を知ると、自分のライフプランに生かせることも多くあると思います。また、なるべく早い時期から考え始めることによって、さらによいライフプランが組み立てられることも多いはずです。ぜひ多方面の情報を集め、自分のライフプラン考えてみてください。

PROFILE齊藤英和先生

1953年東京生まれ。国立成育医療研究センター周産期・母性診療センター不妊治療科。日本産科婦人科学会・倫理委員会・登録調査小委員会委員長。専門分野は生殖医学、特に不妊症学、生殖内分泌学。内閣府「新たな少子化対策大綱策定のための検討会」委員


Back Numberバックナンバー

─ 電子ブック 最新号 ─

  • 東京 7月12日号

電子ブックを読む

話題の商品サンプルやオトク情報がオフィスに届く

公式モニターCity’sに登録する

あなたのオフィスにお届けします

無料配布のお申込み・部数変更・配布先変更など

シティリビング紙面の配布についてはこちら

表示エリアを選択

最寄りのエリアや、情報をお探しのエリアを選択してください。
設定に合わせた情報を表示します。エリアはいつでも変更できます。

ページトップ