齊藤先生に聞く!【49】加齢に伴う妊孕性の低下について【読者プレゼント付き】


女性だけじゃない!
不妊の原因はほぼ男女半々

こんにちは。産婦人科医の齊藤英和です。今回は、加齢に伴う妊孕性(にんようせい)の低下についてお話ししましょう。

テレビ番組がきっかけで注目されたものの…

2016年の体外受精などの生殖補助医療の治療数は44万件を超え、この治療による出生児数も5万人を超えています。この数値から計算すると、日本では、およそ17人に1人は生殖補助医療により出生した子どもとなっています。
治療数が増えた主な原因の一つは、以前にもこのコラムでお話ししましたが、男女の結婚・出産年齢が高齢化したことです。一般的に、加齢に伴い妊孕性(=妊娠しやすさ)は低下するといわれています。

NHKでの「卵子の老化」をテーマとした番組の放送以来、社会的に注目されるようになりましたが、加齢に伴う妊孕性の低下は女性のみならず、男性にも同様に起こります。

日本で不妊治療を受けているカップルの中には、不妊の原因は男女おおよそ半々であることや、加齢に伴う妊孕性の低下に関する知識を知らない人たちが多いのです。

このため、いざ「子どもが欲しい」と思ったときには、すでに妊孕性が低下した年齢にさしかかってしまっていることが少なくないのですが、このことに関して妊娠適齢期の若い世代には認知していない人が多く見受けられます。

妊娠・出産に関する知識をわかりやすく解説した書籍を出版しました!

こうした背景を踏まえ、今年11月に『男性も女性も知っておきたい 妊娠・出産のリテラシー 「精子・卵子の老化」を超えて』を大修館書店から出版しました。

本書では妊娠・出産を「健康問題」としてとらえ、いずれそうした状況に直面することになる若者やこれから妊娠・出産を考えている人に、健康・安全な妊娠・出産に必要な、科学的に正しいとされる知識をわかりやすく解説しています。

言うまでもありませんが、同性婚・異性婚を含め結婚するかしないか、また、子どもをもつかどうかの最終的な選択は、個人の問題です。
ただ、「いつかは子どもが欲しい」と考えた場合に、男女ともにそのための「適切な時期がある」ことを知っておくことは、自らの選択(意思決定)をする際の重要な判断材料となるはずです。そうした情報を提供する書籍として出版しています。

ぜひ皆さんも、たくさんの知識を得て、自分のライフプランを考えてくださいね。

PROFILE齊藤英和先生

1953年東京生まれ。国立成育医療研究センター周産期・母性診療センター不妊治療科。日本産科婦人科学会・倫理委員会・登録調査小委員会委員長。専門分野は生殖医学、特に不妊症学、生殖内分泌学。内閣府「新たな少子化対策大綱策定のための検討会」委員


    • 『男性も女性も知っておきたい 妊娠・出産のリテラシー 「精子・卵子の老化」を超えて』を5人に

      産婦人科医の宋美玄さんも執筆! 「精子・卵子の老化」がテーマの『男性も女性も知っておきたい 妊娠・出産のリテラシー 「精子・卵子の老化」を超えて』(大修館書店/1836円)をプレゼント。


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