人気FPが伝授! 貯蓄率を上げる“夫婦の家計管理法”


人気FPが伝授! 貯蓄率を上げる“夫婦の家計管理法”

読者アンケートをもとにした記事「みんなの家計管理の実態を調査!」を掲載したところ、大反響。「具体的な改善方法を知りたい」という意見も寄せられました。そこでアンケート結果をファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんに見てもらい、夫婦の家計管理の“ツボ”を教えてもらいました。

●不要な出費は“LINE”の活用で一掃!

――夫婦で別々にお財布を管理している夫婦もけっこう多いようですが、気をつけるべきポイントはありますか?

「お互いのお財布事情をよく知っておくことで不要な出費を削れることもあるため、どちらが管理をするにしても、情報の共有はとても大切です。例えばこの例…」(風呂内さん・以下同)

・財布がバラバラでお互い宝くじを1万円分買ってしまい、思わぬ出費に。当たっていたらこんなこと思わかなったのですが…(うさ/35歳/結婚7.7年以上~8年未満)

「こういうケースは、お財布を別々にしている家庭でよく起こります。宝くじや同じ本を複数買ってしまっている…ならまだいいのですが、意外と、貯蓄でまかなえる部分にも保険をかけすぎていた、など、大金をムダにしてしまうケースも多いんです」

――どうすればこういった重複を防げますか?

「1つの方法として、スーパーで卵を買うときなど、ほんのささいな買い物でもLINEで連絡するクセをつけてしまうことですね。面倒なら写真を撮って送れば『買うよ』というサイン、というふうに決めてしまってもいいです。常に連絡をすることを習慣づければ重複も防げますし、コミュニケーションをとる機会も増えるので、夫婦仲にも効果アリです。また、保険や貯蓄についてはエクセルなどで整理して、お互いに見せあうといいですね」

――なるほど。面倒でも、こうしたひと手間がムダをなくすんですね。

●“困った夫”に効く方法は?

――ほかに多く寄せられたのが、夫が予想外の行動に出て困っているという方です。たとえば…。

・私が実家に帰省している間に夫が保険の積み立て部分を引き出してしまった。あとで通知が来てビックリ(ここあうさぎ/46歳/結婚10年以上)

・お小遣いが足りないのか、ガソリン給油時に割引率が高いので使って、と渡したクレジットカードでガソリン以外を勝手に買い物してくる(かれん/39歳/結婚10年以上)

「こうしたケースは、夫婦の一方が節約や家計管理の意義を感じられないときに起こりやすいんです。まずは、夫婦で将来どんな生活をしたいか、そのためにはどのくらいのペースで貯蓄が必要なのかなど、お小遣いの金額や家計管理の意味について共通の認識を持つこと。そのための話し合いの場を持つことが重要です」

――話し合っても変わってくれない、という“困った夫”に効く方法はありますか?

「家賃や光熱費など、家計に必要なあらゆるものの引き落としを夫の口座にするという方法があります。そして、妻の収入は家計の貯蓄として死守する。このスタイルに変えたとたん、それまでいくら『切り詰めて』と言ってもしてくれなかった夫が、決まった金額の中でやりくりするようになった、という事例もあるんですよ」

――生活費を強制的に引き落とせば、残りでなんとかするしかないということですね。

●家計管理はどちらのもの?

――そもそも家計の管理は女性と男性、どちらが向いているんでしょう。

「夫婦ごとに事情は違いますので、一概には言えませんが、相談を多数お受けしている経験から言うと、一般的には女性が家計管理をするほうがいいと思います」

――それはなぜでしょう?

「『パートナーがちゃんと将来のためにお金を貯めているか不安で…』と相談にくるのはたいがい女性です。銀行の残高や月々の支払い額を確認できないと、女性は不安を感じやすく、ストレスを溜めてしまいがち。逆に、男性は、女性に任せきりでもあまり気にならないようです」

――家計管理や、やりくりの得意・不得意ということではなく、安心感を得るために、女性は現状の数値をハッキリ把握しておいたほうがいい、と…。

「そうですね。家計管理を夫に任せている場合でも、『今後のために、私もだいたいの数字は知っておきたいから』とお願いするのがいいでしょうね。また、これから結婚する人は、そのあたりをふまえて話し合うといいと思います」

――今回のアンケートでは、妻が家計を管理している家庭が7割以上と、思いのほか多かったのですが、そういう男女差にも理由があるのかもしれませんね。

「お金の話は、夫婦であっても話しにくいと感じる方が多いのですが、とても大事なことですし、お互いの価値観や金銭感覚を話し合うことで、お互いの理解も深まります。お金の話をすることで、夫婦のコミュニケーションがより強くなると考えれば話しやすいですよね。そんな気持ちで臨んでみてはいかがでしょうか」

読者アンケートに寄せられたお悩みに、FPならではの視点で提案する家計管理のヒント、いかがでしたか? ぜひ参考にしてみてくださいね。

<プロフィール>
風呂内 亜矢(ふろうち あや)/ファイナンシャルプランナー・CFP®認定者・宅地建物取引主任者。
OLだった26歳のときに貯金80万円でマンションを衝動買い。物件価格以外にも費用がかかることを知ったのをきっかけに、お金の勉強をスタート。マンションの販売会社に転職すると、自身がマンションを購入したときの体験を交えた営業が顧客の共感を集め、年間売上1位を獲得。現在はテレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信中。

<取材・文/関谷知生 取材協力/ファイナンシャルプランナー 風呂内亜矢


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