12月といえば、クリスマスや忘年会などでお呼ばれする機会が増える時季。でもそのたびにサロンでヘアセットをしてもらうのは大変! そこで今回はヘアスタイリストの関谷久実さんに、華やかなシーンで使える簡単セルフアレンジヘアを教えてもらいました。
●ピン不要! “くるりんぱ”だけでできる簡単パーティーヘア
用意するもの
ゴム4本(ハーフアップにする場合はゴム2本)
ワックス
好きなヘアアクセ
下準備
あらかじめコテを使って髪の毛を巻いておくことで、より華やかな印象になります。その後、髪全体にワックスをもみこんでおくとアレンジしやすくなります。
HOW TO
(1)サイドの髪の毛を引き出して、ルーズな後れ毛を作ります。
♦ポイント
前髪、こめかみ、もみあげの3カ所から髪を引き出すようにすると〇。
(2)耳より上部分の髪の毛をゴムでゆるく結び、真ん中分けにしたところに結んだ毛先を上から下にくぐらせて“くるりんぱ”します。“くるりんぱ”した毛先をつかんだら、左右から髪をギュっと引っ張ってゴムを押し上げます。
(3)結び目を手で押さえながら、もう片方の手で髪の毛を少しずつ引き出して崩していきます。
♦崩し方のポイント
人さし指と親指で髪の毛をつまんで引き出します。つまむ量は“ごく少量”にするのがポイント。バランスを見ながら、ちょっとやりすぎかなと思うくらい大胆に引き出すと、きれいに崩すことができます。
(4)次に“くるりんぱ”した部分より下の髪の毛を結び、(2)同様に“くるりんぱ”します。
(5)(3)同様“くるりんぱ”したところを人さし指と親指でつまんで崩していきます。
(6)残りの髪の毛も(2)(3)同様に“くるりんぱ”します。全部で4回“くるりんぱ”をして崩していきます。最後の結び目にヘアアクセを付けて完成。
●セミロングやハーフアップにしたい人は“くるりんぱ”を2回だけ!
(1)セミロングの人やハーフアップにしたいという人は、上記の(1)から(5)だけでOK。 ※“くるりんぱ”を2回やって崩す
(2)結び目が見えないようにヘアアクセを付けたら完成。
“くるりんぱ”だけで作るパーティーヘアのポイントは“崩し方“にあり!
“くるりんぱ”だけで作るパーティーヘアの場合、華やかな印象に仕上げるための最大のポイントは“崩し方”です。トレンド感を出すためにも、きっちり結ばずに崩して“ゆるさ”を出すことがポイントです。“くるりんぱ”するだけではどうしても貧相なイメージになってしまうので、必ず崩すようにしましょう。
崩し方のポイントは、人さし指と親指で少量の髪の毛をつまんで大胆に引き出していくこと。髪の毛を多めにつまんで引き出すとダサくなってしまうので、少量ずつ引き出すようにします。
また、ルーズな後れ毛を作ることで華やかな印象になります。まずは練習あるのみ! 鏡を見ながらトライしてみてくださいね。
●後ろ姿にクギづけ!? 大人かわいい簡単リボンアレンジヘア
ヘアアクセを付けなくても華やかなシーンで使えるリボンアレンジを紹介します。
用意するもの
ダッカール2本(髪の毛を止める大き目のクリップ)
ワックス
ヘアアレンジスティック
黒ピン1本
ヘアゴム1つ
下準備
あらかじめコテを使って髪の毛を巻いておくと華やかな印象になります。その後、髪全体にワックスをもみこんでおくとアレンジしやすくなります。
HOW TO
(1)顔の両サイドに後れ毛を作ってから上部を結び、崩していきます。結んだ部分の髪の毛を人さし指と親指でつまんで崩すようにします。
※崩した状態
(2)結び目の根元の下あたりから髪をつまんで引き出します。
(3)リボンの輪っかを作り、ダッカールで止めます。
♦ポイント
輪っかの部分にワックスを付けておくと、リボンが作りやすくなります。
(4)反対側も同じように輪っかを作ったら、ダッカールで止めます。左右が同じ大きさになるように鏡でチェックしながら輪っかを作ります。
(5)ヘアアレンジスティックを結び目に挿して、結んでいる毛先をヘアアレンジスティックの穴に通します。
(6)ヘアアレンジスティックを下に引っ張ってリボンの結び目を作ります。崩れないようにリボンの結び目となる毛先を下にギュッと引っ張り、結び目の下あたりで黒ピンで止めます。
(7)完成。
リボンアレンジのポイントはワックスを付けることと輪っかの大きさ!
リボンアレンジヘアのポイントは、リボンの輪っかを作る際にワックスを付けること。ワックスを付けることで輪っかが作りやすくなります。また、輪っかが左右対称になるように、必ず鏡でチェックしながらトライするようにしましょう。大きすぎず小さすぎない形を目指してみて。あらかじめコテで髪全体を巻いておくことも忘れずに!
華やかなシーンで使える簡単セルフアレンジヘア、いかがでしたか? 家にあるものを使って短時間でできるので、是非トライしてみてくださいね。
<取材・文/岩本亜実 取材協力/ヘアスタイリスト関谷久実>