いま注目の“日本酒”の資格! 一般の取得者が増えているワケ


エッセイスト・酒ジャーナリストの葉石かおりさんが、働く女性に向けてつづる「資格」のコラム。

これまでの回では、バリバリのキャリアウーマンだった当時35歳の葉石さんが突然会社を解雇され、どん底から一転、「きき酒師」の資格を元にフリーランスで活躍し、ジャパン・サケ・アソシエーションの理事長として日本酒の資格「サケ・エキスパート」を立ち上げるまでを紹介してきました。今回は、「サケ・エキスパート」において飲食業界以外の一般の取得者が増えている理由を紹介します。

飲食業界以外の人が日本酒の資格を取得する理由

私とともにサケ・エキスパートの協会を運営しているのが、各飲食店に日本酒やワインを卸している「柴田屋酒店」ということもあって、これまでセミナーの受講生は飲食店の関係者がメインでした。
しかし、ここにきて一般の人たちの受講人数が上回るようになりました。他社の日本酒の資格でもそうですが、直接仕事で日本酒と関わりのない人たちが、あえて日本酒の資格を選んで取得するのはどういった目的があるのでしょうか? また実際、どんな風に実生活で生かしているのでしょうか? サケ・エキスパートの資格を取得した二人にお話をうかがいました。

年会費の有無が資格取得の大きなネックに

会社員の塚越健介さんと、医療関係の仕事をしている清水久恵さんがサケ・エキスパートの資格を取得しようと思った理由は、いずれも「日本酒が大好きで、その魅力を多くの人に伝えたい」というもの。

さまざまな団体が日本酒の資格を出していますが、ジャパン・サケ・アソシエーションを選んだ理由は「3回の講義と試験で短期取得できること。取得後もさまざまなフォローがあって、年会費のかからないのは大きな特典だと思った」と塚越さん。

年会費がないのはJSAの大きな特徴であり魅力でもあります。年会費は年にすれば大した金額ではありませんが、年数を重ねると他の資格が取得できるくらい大きな額になっています。年会費がネックで資格を手放してしまう人も多いのが現状。資格を取得する際は、このあたりもしっかりチェックしましょう。

資格が話題づくりのきっかけに

資格取得後、それぞれどう資格を役立てているかというと、清水さんの場合は「サケ・エキスパートの資格を持っています」と自信を持って言えるようになったことで、初めての人との会話がスムーズになり、ご縁がさらに広がったそう。塚越さんも同様、名刺に資格名を書くことで、話題づくりになっているとか。

二人とも現在は資格そのものを生かしてお仕事ということではありませんが、日本酒の知識をしっかり会得し、資格取得をしたことでコミュニケーション・ツールが増えたようです。

そんな二人は、しっかりと将来的に資格を生かすプランを持っています。日本酒に並び、チーズが大好きという清水さんは「日本酒とチーズのペアリングを多くの人に伝えたい」という夢があります。日本酒もチーズも同じ発酵食品。セミナーでペアリングの奥義をしっかり学んだので、ロジックもバッチリ。清水さんが開催するセミナーが待ち遠しいです。
塚越さんのプランは「講師、アドバイザーのレベルまで到達し、多くの人に日本酒の魅力を伝えたい。国酒から国際酒へ、というJSAの理念活動も盛り上げていきたい」というもの。
JSAでは来春に、教えることに特化した資格取得セミナーを予定しています。これはサケ・エキスパートの資格取得者だけが受講できるセミナーで、「教えたい」「伝えたい」という人をJSAがバックアップしていきます。

二人のお話をうかがってみると、資格を取得するきっかけは「好き」という気持ち、それだけでいいということが良くわかります。そして趣味で終わらせないためには、確固たる目標を抱くことも大事なのです。

サケ・エキスパートとは?

ジャパン・サケ・アソシエーションが発給する「サケ・エキスパート」では、「すぐにつかえる知識」をお伝えしています。「サケ・エキスパート」の資格について紹介します。

【こんなことを学びます】
(1)日本酒の造り方…日本酒造りの最新の現場を写真で見ながら学びます。
(2)日本酒の基礎知識…「純米酒と大吟醸酒の差って?」、「生酒と生詰酒の違いって?」。わかりにくい日本酒の種類(特定名称酒)、ラベルの読み方など。
(3)日本酒のペアリング…日本酒の4タイプ分類や日本酒と料理の相性を、実践をまじえながら徹底的に学びます。(小さなおつまみつき)*すべての回に日本酒のティスティングがあります。

【こんなことができるようになります】
(1)日本酒の種類がわかるようになります。
(2)自分好みの日本酒を選べるようになります。
(3)日本酒と料理のペアリングができるようになります。
(4)日本酒をカテゴライズできるようになります。

【こんな資格です】
日本はもちろん、イタリア、タイなどでも発給。イタリア人のソムリエにも認められた国際的な資格です。

【こんなテキストを使います】
協会オリジナルのテキストを使います。
単に知識を詰め込むだけでなく、現役の酒ジャーナリストが最新の日本酒情報をまじえたセミナーです。2,3回目に小テストがあるので、知識の振り返りができます。

【講師】
葉石かおり(ジャパン・サケ・アソシエーション理事長、酒ジャーナリスト)

 

  「サケ・エキスパート」資格講座に申し込む  

 

≪葉石かおりさんのこれまでの記事はこちら≫
【第1回】35歳で会社をクビに…。どん底から救ってくれた「資格」の大切さ
【第2回】資格を生かすのは自分の工夫次第! まずは資格名を●●に入れてみる
【第3回】“仕事に直結する”資格の見つけ方は?
【第4回】海外でも注目の「サケ エキスパート」資格&”即行動”のコツ
【第5回】「好き」を「資格」に! “大の日本酒好き”からサケ・エキスパートになった体験談
【第6回】この差って何? 「資格を生かせない人」と「資格で人生を変えた人」のたった1つの違い
【第7回】資格は人生の先行投資! 日本酒のプロ・葉石かおりさんが語るどん底から救った資格取得

葉石かおり
プロフィール/葉石 かおり(はいし かおり)

エッセイスト・酒ジャーナリスト
一般社団法人ジャパン・サケ・アソシエーション理事長
1966年東京都練馬区生まれ。日本大学文理学部独文学科卒業。ラジオレポーター、女性週刊誌の記者を経て現職に至る。全国の日本酒蔵、本格焼酎・泡盛蔵を巡り、各メディアにコラム、コメントを寄せる。「酒と料理のペアリング」を核に、講演、セミナー活動、酒肴のレシピ提案を行う。2015年に一般社団法人ジャパン・サケ・アソシエーションを設立。国内外にて世界に通用する酒のプロ、サケ・エキスパートの育成に励み、各地で日本酒イベントをプロデュースする。そのほか執筆をはじめ、「日本酒のいろは」(NHK Eテレ)など各種メディアで活躍。日本酒と食事をよりおいしく味わえるペアリングの極意を、ロジカルかつわかりやすく解説。
■一般社団法人ジャパン・サケ・アソシエーション http://www.j-sake.com


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