女らしく、健康的にやせるコツ


女らしく、健康的にやせるコツ

女らしく、健康的にやせるコツ

女らしく、健康的にやせるコツ

ダイエット中なのに、生理前になると食欲旺盛になる、ダイエットで生理が止まった、なんてことはありませんか? それは女性ホルモンの分泌がかかわっているから。そこで、女性ホルモンや生理とうまくつき合いながらダイエットを成功させる方法を探ります!

イラスト/清水久美子

ダイエットしたら生理痛がひどくて…
改善策を教えてください!

最近、生理痛が重くなってきて、ダイエットをしたらよけいにひどくなってしまい困っています。改善方法などを教えてください!(S.M 26歳)

体重が急に減っても急に増えても
女性ホルモンの分泌に異常をきたします

ダイエットをしたら生理痛がひどくなってしまった、生理が止まってしまった、というのはとてもよくある相談です。体重女性ホルモンの分泌はとても深くかかわっていて、続発性無月経(もともと月経はきていたのにある時期から月経がこなくなってしまう状態)の原因の3分の1は体重の変化が原因とも言われています。体重は、ダイエットなどで急に減っても、逆にストレス食いなどで急激に増えても、女性ホルモンの分泌に異常をきたすのです。

ダイエットで食事を減らすことが、すべて間違っているわけではありません。過剰に摂り過ぎていた脂肪や炭水化物を減らすことは大切です。ただし、食事は私たちが生きていく上での大切なエネルギー源ですので、急激に食事の量を減らしたり、単一の食事だけを摂るようなダイエットをすると、そのエネルギー源が急激に足りなくなってしまうのです。体の中では、生きていくために、エネルギーをどうしても必要な場所に優先的に分配していきます。そのため、生命維持としては優先順位が低い、妊娠などにかかわる女性ホルモンの分泌がストップしてしまうのです。

女性ホルモンには、妊娠以外にも肌をみずみずしくさせたり、骨を強くしたりする作用もあります。ダイエットの後、生理が止まったままにしておくと、肌がカサカサになったり、骨がスカスカになってしまうなど、まるで、数十年後に起こるようなことが早まってしまう可能性もあるのです。また、バランスの悪い食事や、食事療法だけでダイエットをして筋肉量が急激に減ってしまった場合、体の中の熱産生血流が悪くなり、冷え性を引き起こしますので、月経痛の増悪にもつながります。

月経不順、特に月経があまりこなくなってしまう希発月経で、太りやすかったりニキビが多かったりするタイプの方の中には、多嚢性卵巣症候群の方がいるかもしれません。多嚢胞性卵巣症候群はいくつかの症状が集まった症候群で、超音波検査で卵巣を診ると、排卵できなかった小さな卵胞がたくさん見えたり、ホルモン採血をすると男性ホルモン値が上昇していたりします。排卵がうまくいっていないため月経がこなくなってしまったり、男性ホルモンが上昇しているためニキビが増えてしまったりするのです。男性ホルモンのせいで多毛になってしまう方もいます。また、多嚢胞性卵巣症候群の原因の一つに、耐糖能異常と言って血糖値を下げるインシュリンに抵抗があることが関連しているということが分かってきました。このため多嚢性卵巣症候群で耐糖能異常がある方は、適切なダイエットをしたり、インシュリンの感受性を良くするホルモンを投与することにより、月経不順や無排卵の症状も改善できる方もいます。

このように女性ホルモンはダイエットと深くかかわっているので、女性ホルモンをよく知ればダイエットを効率的に行うことができます。月経終了後、卵巣から分泌される卵胞ホルモン(エストロゲン)は女性をきれいにするホルモンです。内臓脂肪を減らそうとする効果もあるので、ダイエットを始めるならぜひ、このホルモンの分泌が増える月経終了後がおすすめです。逆に排卵の後から分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)は、妊娠に向け摂取したものをすべて体内にため込もうとする作用があるので、この時期はダイエットをしてもなかなか効果が出にくい時期です。精神的にも落ち込みやすく、イライラしやすい時期ですので、この時期に根気強くダイエットを続けることができれば、月経が終わるころから効果が出てくるはずです。

月経は将来の妊娠にとても大切なものです。上手につき合ってダイエットを成功させましょう。

女らしく、健康的にやせるコツ

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福山千代子
(ふくやま ちよこ)

日本産婦人科学会専門医

アヴェニューウィメンズクリニック
院長

http://www.aw-clinic.com/

金沢医科大学卒業。東京大学医学部付属病院、茨城県立中央病院で研修後、社会保険中央総合病院等の勤務を経て、2012年3月アヴェニューウィメンズクリニックの院長に就任。また、2007年4月より獨協大学の校医として婦人科相談も行っている。

「働く女性にとって一番大事なのは健康です。多忙でストレスフルなみなさんこそ、自分の体をよく知ることでより活き活きとした素敵な生活が送れるようになると思います。みなさんの健康で素敵な生活のために、よいアドバイスができればと思っています」


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