キレイのために、知っておくべき専門知識


キレイのために、知っておくべき専門知識

キレイのために、知っておくべき専門知識

キレイのために、知っておくべき専門知識

毎日使うスキンケアアイテムが、自分の肌に合っているかどうか不安に思うことはありませんか? そこで今回は、スキンケアの成分と選び方について学びます。どんな成分がどんな効果があるのかをきちんと理解して、コスメの鑑識眼を身につけて!

イラスト/清水久美子

パッケージや口コミでスキンケアを選びがち
正しいスキンケアの選び方を教えてください

 「肌にいい成分が含まれている」という文字だけでスキンケアを選んでしまいがちです。ビタミンCやコエンザイムQ10などはお値段がするものの方が粒子が細かくて肌に吸収されやすく、安価なものはイマイチ…などといった口コミも見たりします。実際、お肌にはどのような成分がよいのでしょうか。タイプ別に知りたいです。(U.A 30歳)

悩みに合ったケアができてこそ
効果も違ってくるもの

シミ、シワ、たるみなど、さまざまなお肌の悩み…。それらを解決していくには、まず毎日のスキンケアが基本です。スキンケアのアイテムにはいろいろな種類がありますが、実際に中に入っている成分やその効果をご存知でしょうか? 肌の悩みに合ったケアができていればその効果も確実に違ってきます。今回はそんなスキンケアの成分や効果についてお話しましょう。

スキンケア成分の代表的なものには、1)美白成分 2)抗酸化成分 3)保湿成分 4)肌再生成分 などがあります。

1.美白成分

代表的なものは、主にシミの原因となるメラニンが生成される際に必要なチロシナーゼという酵素の活性を抑えるもので、アルブチンビタミンCハイドロキノンです。ビタミンCハイドロキノンは、さらに今あるシミを薄くする還元作用も持っています。トラネキサム酸は炎症を抑える作用があり、肝班(かんぱん)というシミに特に効果があります。

2.抗酸化成分

老化の主な原因となるのが紫外線活性酸素※ですが、その活性酸素を除去するのが抗酸化成分です。具体的にはビタミンCのほか、ポリフェノールカテキンといったビタミンP(ビタミンに近い働きをする物質)と言われるものや、植物ホルモンの一種で老化を抑制する働きがあるとされるカイネチンなどがあります。

3.保湿成分

おなじみのヒアルロン酸が代表的です。表皮と真皮両方に存在して角質層の細胞間をうめる働きをします。その他、セラミドはわれわれ人間の表皮にあって角質と角質の間を埋めている脂質の半分を占めています。またリピジュア(優れた保湿力を持つ、高性能な生体適合性物質)という成分は、細胞間脂質と同じ構造でヒアルロン酸の2倍の保水力があると言われています。アミノ酸は、角質細胞の本来もっている天然保湿因子(NMF)の主成分で保湿の大切な役目を果たしています。

4.肌再生成分

スキンケアの目的として大きな役割となるのが「老化を予防する」ことです。肌再生成分はそういった作用を持っています。ビタミンCコラーゲンの再生を促し、レチノール(ビタミンA)は表皮細胞の再生を、イソフラボンは女性ホルモン様作用つまり、皮膚の代謝を促進して張りをもたらします。またあらゆる細胞の活動をコントロールする役割をもつ、成長因子の生成を促進するEGF(上皮成長因子)やFGF(線維芽細胞増殖因子)なども今注目されている成分です。

上記の成分以外にも、たくさんの成分がスキンケアの目的に合わせていろいろ組み合わせて入っています。これらの成分が入ったアイテムは、肌に浸透しやすい順番でお手入れをしましょう。化粧水→美容液→乳液→クリームなどテクスチャーの軽い水系の保湿成分から、最後は必ず油分の膜でふたをしてあげるお手入れを心がけましょう。

大切なのは自分の肌状態を知ること
自己判断が難しいならプロに委ねてみて

最近、ドクターズコスメオーガニックコスメなどが注目されていますね。ドクターズコスメとは、一般的には医師のもとで監修されて作られたコスメです。

一方、オーガニックコスメは、オーガニック成分を主に使用しているもののことであり、厳密な規制などはありません。日本では今のところオーガニックコスメの認定基準がなく、定義はメーカーによってさまざまです。そのため、一概にオーガニックと表記されているからといって必ずしも「肌にやさしい」「安全だ」とは限らないので注意が必要です。

高瀬先生が監修するドクターズコスメはこちら→

肌が弱い人がスキンケアアイテムを選ぶ際に気をつける目安としては、以下の成分が入っていないか確かめてみるのがよいでしょう。


・合成着色料
・アルコール(表示名称:エタノール)
・石油系合成界面活性剤
・紫外線吸収剤 ※UVケアの場合

肌の弱い人には肌の「バリア機能」が低下していますので、「バリア機能」を高めるケアをおすすめします。肌との親和性の高いセラミドなどが配合されているものがおすすめです。

星の数ほどある化粧品の中から自分に合った商品を選ぶのは難しいことですね。まずは今の自分の肌状態を知って、どういった肌になりたいかでスキンケア選びをすることをおすすめします。もし自己判断が難しい場合にはクリニックや化粧品カウンターなどで自分の肌をチェックしてもらうのもいいですよ。自分の肌悩みに合ったスキンケア選びでなりたい肌に近づくことができれば肌にも自信が持てるはずですよ。

※酸素原子を含む反応性の高い化学種。さまざまな生体内物質に対して非特異的な化学反応をもたらし、細胞に損傷を与える可能性があるとして、その有害性が指摘されている。

キレイのために、知っておくべき専門知識

キレイのために、知っておくべき専門知識

髙瀬聡子
(タカセ アキコ)

皮膚科医師
アンプルール代表
ウォブクリニック中目黒 総院長
http://www.wove.jp
http://www.ampleur.jp

1995年、慈恵医科大学を卒業。同大学付属病院で皮膚科医として勤務。2003年、都内クリニックにて皮膚科診療を開始。アトピー性皮膚炎などには、心理的側面からの要因まで深く追求。女性ならではのきめ細やかな観点から、しみ、しわ、にきびなど、女性に多く見られる皮膚疾患に対する治療にも定評がある。2007年1月、女性の皮膚の美と健康をサポートするサロン“WOVEクリニック中目黒”を開院

「肌は正しくお手入れをすれば必ず応えてくれます。私も肌悩みを持つ一人の女性として、皆さんと一緒に美肌を目指し努力していきたいと思っています」


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