夏のダメージは残したくない!秋の美肌ケアとメイクアップ


夏のダメージは残したくない!秋の美肌ケアとメイクアップ

しみ・しわ対策について

しみ・しわ対策について

夏は紫外線やエアコンなど、肌のトラブルの原因になるものが多いですが、そのダメージは秋まで持ち越したくないですよね。なかでも、特に女性が気にしている「シミ」、「シワ」への対策について、高瀬 聡子先生に教えてもらいました。正しいケアで美肌を目指しましょう♪

イラスト/清水久美子

夏に浴びてしまった紫外線…。肌のダメージを改善するにはどうしたらいいの?

UVカットのついていない営業車に乗っているせいか、顔の右側にシミ、それから乾燥シワが目立ちます。(F.Sさま 32歳)

毎日のUVケアと
肌状態にあわせたケアを。

9月といっても、まだまだ日差しは強いですね。
夏はお肌にとって厳しい季節。強い紫外線、過剰な皮脂や汗、エアコンによる乾燥、いくら対策していても夏のツケがそろそろ肌に現れてくる頃です。まずは、化粧品でなんとか改善したいですよね。今回は、“夏の紫外線や乾燥などによって生じてしまった肌トラブル”への対策方法をお教えしたいと思います。

まずは、「シミ」について。紫外線を浴びたからといって、すぐにシミが現れるわけではありません。しかし、ここでケアを怠ると何年後かに現れてきます。
シミを予防するための基本は、毎日のUVケアと美白ケアです。
「UVケアは、日差しが強い夏の間だけ」という方もいるようですが、紫外線は年間を通して降り注いでいますので、年間のケアとして心がけましょう。

美白ケアについては、「美白作用のある化粧水や美容液を使っても効果が現れない」と諦めてしまう方が多いようですが、肌のターンオーバーは基本的に28日周期。少なくとも1カ月は続けてください。スキンケアのタイプはさまざまありますが、シミの部分に集中的に塗布できるスポットタイプで、メラニンの還元作用のあるビタミンC誘導体ハイドロキノンなどの美白成分が配合されているものがおススメです。

なお、濃いシミの場合は、美白化粧品での改善は難しいです。
濃いシミを治療したい場合は、皮膚科や美容皮膚科に相談してもよいかもしれません。レーザー治療が一般的ですが、レーザーでシミをとった部分は、かさぶたとなってはがれるまで1~2週間ほどかかりますので、その間、テープで保護し、紫外線対策を徹底する必要があります。シミの種類によって、レーザー以外にも光治療や内服、外用薬など、治療法もいくつかあるので、自分で判断せずに専門家に相談しましょう。

そして、美白ケアに加えて重要なのが角質ケアです。紫外線の影響によって、ターンオーバーが乱れ、メラニンを含んだ古い角質が溜ると、角質層が厚くごわついた状態になります。角質が厚いと、せっかくの美白化粧品も浸透が悪くなり、効果も半減してしまいますので、この余分な古い角質をはがすケアを行いましょう。

ホームケアなら、AHA入りの肌にやさしいピーリング洗顔やふき取りの化粧水、ゴマージュなどを、肌に刺激のない程度(週に1~2回)に行うようにしましょう。医療機関でケアする場合は、ケミカルピーリングといって、薬剤を使って古い角質を取り除き、新しい皮膚の生まれかわりを促進する治療があります。治療直後は、赤みやヒリヒリ感などが出ることもありますが、角質除去の効果はホームケアよりも高いです。また、治療後は紫外線の影響を受けやすいので徹底した紫外線ケアが必要です。

次は、「シワ」対策について。紫外線によって起こる肌の乾燥を放置しておくと、小ジワから将来は深いシワになってしまう可能性も…。早めに対策することがシワ予防の近道です。

その対策法は、1にも2にも「保湿」です。
重要なのは角質層の水分、油分、NMFのバランスを正常に保つケアです。「まだまだ暑いし、塗った後べたつく」からといって、化粧水だけでスキンケアを終わらせている方は、要注意です。肌のバリア機能は、油分による皮脂膜があってこそ。化粧水の後はしっかりと乳液やクリームでフタをして下さい。そうすることで、肌の水分の蒸発を防ぐとともに、外からくるアレルゲン(アレルギーを起こす物質)や刺激物から肌を守ることができるのです。それ以外にも、ローションパックなどで水分を念入りに入れ込むケアやシートマスクなどのスペシャルケアも乾燥予防になります。

それでも小ジワができてしまった場合は、レチノールという成分が配合された美容液やクリームがおススメです。レチノール誘導体という表示の場合もありますが、この成分はビタミンAの仲間で、肌のターンオーバーを促進します。シワのある部分の肌細胞を新しい肌細胞に変えることでシワを改善しますが、こちらも美白のスキンケアと同様、すぐ効果の現れるものではありません。まずは美容液やクリームを1本使い切るまで続けてみてください。

一日中変化のない、くっきりと刻まれた深いシワができてしまった場合は、化粧品ではなかなか改善が難しいでしょう。美容皮膚科で治療する場合は、シワのできている場所やシワの深さによって、フィラー(ヒアルロン酸注入など)、ボトックス注射(筋肉の働きを抑える治療)、高周波レーザーなどによる引き上げの治療など、さまざまな種類のものがありますが、これも自分で判断せずに専門家によく相談してください。

昨今、高機能の化粧品が開発され、様々な皮膚の悩みが改善できるようになりました。
さらに、皮膚科、美容皮膚科の治療によってあらゆる皮膚の悩みを治療できるようになっていますが、まずは、自分の毎日のスキンケアを見直してみてください。UVケアはしっかりしているか? 洗顔やクレンジングで顔を擦りすぎたりしていないか? 保湿ケアは十分か? 意外と毎日のスキンケアによって改善できる点も多いかもしれません。

いずれにせよ「美は一日にしてならず」毎日コツコツできることから始めましょう。

アドバイザー

髙瀬聡子さん

髙瀬聡子
(タカセ アキコ)

皮膚科医師
アンプルール代表
ウォブクリニック中目黒 総院長
http://www.wove.jp
http://www.ampleur.jp

1995年、慈恵医科大学を卒業。同大学付属病院で皮膚科医として勤務。2003年、都内クリニックにて皮膚科診療を開始。アトピー性皮膚炎などには、心理的側面からの要因まで深く追求。女性ならではのきめ細やかな観点から、しみ、しわ、にきびなど、女性に多く見られる皮膚疾患に対する治療にも定評がある。2007年1月、女性の皮膚の美と健康をサポートするサロン“WOVEクリニック中目黒”を開院

「肌は正しくお手入れをすれば必ず応えてくれます。私も肌悩みを持つ一人の女性として、皆さんと一緒に美肌を目指し努力していきたいと思っています」


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