「共感センサー」の目盛りを調節する

第6回 「共感センサー」の目盛りを調節する


「共感センサー」の目盛りを調節する

 女性は「共感する性」だとは、よく言われることです。

 確かに女性は古代の昔から、人の感情の機微に敏感でカンがよく、多くのことを察してきました。実際、巫女をはじめとするスピリチュアルな仕事は、女性が多かったわけです。

 さらにいえば、日本は「あうんの呼吸」でものごとが進み、空気を読んで周りに合わせることが求められる社会。その場が円滑に進むよう気を配るのに長けているのは、女性の方です。

 ですが、そのことがあだになってしまうケースを、最近よく耳にします。あまりに共感力が強く繊細なあまり、仕事上のトラブル(?)を気にしすぎてしまう女性が多いようなのです。

 たとえば上司から「頼んでたあの書類、まだ? 急いでるんだけど」と尋ねられたとします。その上司が、どれぐらいドライでサッパリとした人かによりますが、少なくとも言葉の上では「まだ?」という質問しか伝えられていないのです。

 ところがそのたったひと言で、「上司は私に怒っている」と感じてしまい、「きっと私のことが嫌いになった」「私を信頼してないんだ」と別のメッセージを感じ取ってしまう。そこで気持ちが落ち込み、普通に話せなくなってしまう。そんなことは、ありませんか?

 場の空気や人の感情を察しすぎてしまうのも考えもの。相手がイライラしていようと、相手がぶっきらぼうだろうと、ときにはあえて鈍感にビジネスライクに「あ、まだです。午後までには用意します」と答えて、心を守りたいものです。

 「ジブンは嫌われている」「ジブンは人からこんな風に見られている」と意識を過剰にしないことが現代をしたたかに生き抜くコツ。仕事上のコミュニケーションであれば、なおさらです。

 「共感センサー」の目盛りをうまく調節して、ストレスのないオフィスライフを過ごしたいものですね。

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五百田達成

五百田達成
(いおた・たつなり)

東京大学教養学部卒業後、角川書店、博報堂、博報堂生活総合研究所を経て独立。「コミュニケーション」「恋愛・結婚・仕事」「生活者心理」「社会変化と男女関係」を主なテーマに執筆や講演を行う。

鋭い分析と優しい語り口が人気となり、「私の何がイケないの?」(TBS)、「極嬢ヂカラPremium」(テレビ東京)コメンテーターの他、メディア出演多数。“日本一女心のわかる男"として、働く女性や職場で女性との接し方に悩む男性などから多くの支持を集めている。米国CCE, Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。

明治大学・堀田秀吾教授との共著「特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ」(クロスメディア・パブリッシング)が12万部を超えるベストセラーに。

その他の著書に「フェイスブックで『気疲れ』しない人づきあいの技術」(フォレスト出版)、『「2回目のない女」を卒業します!』(メディアファクトリー)、『一瞬で幸せ本能がめざめる 心のゆるめかた』(中経出版)、『黒リッチってなんですか?』(集英社)などがある。

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