2018年も残すところ、2週間ちょっと。クリスマスパーティーや忘年会などで、何かとバタバタする時季ですよね。そこで今回は、足を踏み入れるだけで師走の忙しさを一瞬にして忘れさせてくれるような、正統派フレンチを紹介します。
代官山ヒルサイドテラスB棟にある「PACHON(パッション)」は、日本におけるフランス料理の草分け的な存在。優雅で温かみのある空間は、本場フランスの星つきレストランを思わせ、女性だったら誰でも舞い上がってしまう、お姫さま気分を味わえる特別感のあるお店。
入店してすぐに目を奪われるのがお店の奥にある暖炉。1600年代にフランスの修道院で実際に使われていたもので、この空間の非日常感とスペシャル感が日々の忙しさを一掃してくれます。
この日オーダーしたのは、4200円(税別)のランチコース。アミューズのカリフラワーのムースは、ふわっと軽くてなめらな口当たり。横に添えられたミニパイもアクセントになって、これから続く料理への期待がふくらみます。
「野菜のテリーヌ」もにんじんやごぼう、パプリカなどを使って彩りを重視。れんこんチップスをのせたプティサラダの歯ごたえもよく、見た目だけじゃなく、食感も楽しませてくれるひと皿に。
メインは白身魚のポワレ。表面をカリッと焼き上げ、新鮮なイカとイカわたをソースに使った濃厚かつ、クリーミーな味わい。白身にはもちろん、あっさりとした芽キャベツにもソースをたっぷりからめて、余すことなくいただきました。
デザートはフランスの伝統菓子ともいえる、タルト・タタン。キャラメリゼされたりんごがほろ苦くて、バニラアイスとのコンビネーションは言うまでもなくパーフェクト。タルト生地が薄めで、りんごがたっぷりというバランスも最高でした。
大・大・大好きなタルト・タタンを食べ終え、幸福感にひたっていたら、さらなる口福スイーツがワゴンで登場! 「PACHON(パッション)」は、お茶菓子のクオリティーも別格でした。もちろん、すべて手作り、お腹に余裕があれば全種類食べることをおすすめしたいレベル。絶品デザートのあとにこの演出…テンションアップのやみつきグルメにふさわしい、最高のプレゼンテーションです。
もし、パートナーとのクリスマスの予定が決まっていなければ、こちらでのランチかディナーを猛烈におすすめします!
PACHON(パッション)
東京都渋谷区猿楽町29-18 ヒルサイドテラスB棟1号
03(3476)5025