旅する本棚「第6回:日本人女性から見る世界」


CITYカルチャーBook 代官山蔦屋書店 旅のコンシェルジュがオススメする本 旅する本棚

今月のテーマ: 日本人女性から見る世界

Present

海外の冒険旅行にチャレンジしたいあなたへ

少し遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
新年も明けてから約1カ月。あっという間ですね。新年初めに「今年こそ海外に行こう!」「今年は今まで行ったことがなかったあの国へ・・・」と、皆さんの中にもきっとさまざまな目標や決意があることと思います。今回は、そんなあなたのために、大胆な旅に挑戦した日本人女性の視点から世界について書かれた“旅本”を3冊ご紹介いたします。あなたの背中を押してくれる一冊になると嬉しいです。

※購入は代官山 蔦屋書店のHPにリンクします。

冬の本

裸でも生きる―25歳女性起業家の号泣戦記

山口 絵理子 (著)/2007年9月/1,470円(税込)/講談社

泣いた後に勇気が湧いてくる一冊

著者はマザーハウスという会社を立ち上げた山口絵理子さん。同社は主に革小物を扱っていて、その繊細なデザインでありがなら丈夫な製品は、ヨーロッパや日本で一流ブランドと肩を並べ百貨店でも販売されています。特徴は、それらの商品がすべてバングラデシュでつくられていること。この本には「途上国から世界に通用するブランドをつくる」を理念に、著者が起業するまでの半生が赤裸々に綴られています。イジメ、非行体験を経て、一念発起で男子柔道部へ入部、偏差値40の工業高校からの慶応大学挑戦という青春時代も十分波乱万丈なのですが、表面的な国際問題への知識に疑問を感じ「現場を見たい」ととび込んだバングラデシュでの体験も想像を絶するほど。その時著者が勇気づけたのは、現地の人々の「ただただ生きるために、生きている」姿でした。途上国に足を踏み入れなければ分からない、生きる力強さを教えてくれる一冊です。続編の「裸でも生きる2 Keep Walking私は歩き続ける」もおすすめです。

ガンジス河でバタフライ

ガンジス河でバタフライ

たかのてるこ (著)/2002年3月/680円(税込)/幻冬舎

旅に恋した女性の爆笑エッセイ

「世界中の人と仲良くなれる!」と信じて20歳の頃、初めて海外へひとり旅に出た著者。その時、世界の痛快でスリルと期待に満ちた旅の魅力に恋してしまいます。以来、一年に一度旅をしているうちに、旅した国は25カ国。中でもアジア、インドでの旅について、実に軽快で勢いのある文章で紹介されています。ホテルのフロントで現地の人に声を掛けられた時にも、拙い英語でも臆することなく「オーゥ、ナイストゥーミーチュー!!」とボディーランゲージを披露するシーンなど、まるでその時の相手が喜ぶ姿が目に浮かぶよう。著者曰く、小心者だからこそ(文章からは全くそのように見えないのですが・・・)、感受性をフルに使って世界各地の人々と接することができるとか。傍から見ると少し危なっかしいのですが、著者の行動力と感性には旅を楽しむコツがたくさん詰まっています。聖なるガンジス河を夢中で泳ぎ、ぶつかってしまった人に謝ると、なんと流れゆく死体だった・・・など、驚きのエピソードも満載。読み終えた後には旅に出たくてウズウズしてしまうこと間違いなしです。

棄国子女―転がる石という生き方

棄国子女―転がる石という生き方

片岡恭子 (著)/2013年11月/1,785円(税込)/春秋社

病んだ心を癒し、再生させた南米体験記

旅イベント「旅人の夜」の主催や、『地球の歩き方』に数多くの記事を執筆し、今や「旅の達人」として多方面で活躍している著者の片岡恭子さん。しかし、旅をするようになったきっかけは、意外にも失恋、母親との衝突でした。日本で心を病んでしまい、精神科病院への長期入院か南米への旅か、という極端な選択の中で、自分自身の再生を賭けた荒治療を選び、死ぬつもりで単身南米へ。そこで著者を待っていたのは、雪山遭難、壮絶な食中毒、暴徒の襲撃、軍隊に拘束など、嘘のような災難の数々。本書では、数年に渡る過酷な南米旅を通して感じ取った生きる喜び、多くの課題をクリアした後の達成感などが南米の情景と共に綴られています。著者は、日本に生きづらさを感じていますが、海外から改めて日本を見てそれを実感しています。あなたにとって旅とは、日本とは、生きるとはどんなものなのか。人生のさまざまな疑問に対するヒントが見つかるかもしれませんよ。

代官山 蔦屋書店
Daikanyama Tsutaya Books

東京都渋谷区猿楽町17-5
東急東横線「代官山駅」より徒歩5分
1Fは朝7時~深夜2時/2Fは朝9時~深夜2時/定休日なし
03-3770-2525 http://tsite.jp/daikanyama/

代官山 蔦屋書店

代官山 蔦屋書店 イベント情報

開催中
マザーハウスフェア

『旅する鞄』マザーハウスの鞄や財布やキーケースなどを期間限定で販売中。
一つずつ手作りの商品で数量が限られているため、早めに代官山蔦屋書店へGO!
http://tsite.jp/daikanyama/about/2013/12/

PRESENT
読者プレゼント

コラムで紹介した『裸でも生きる』を2人へプレゼント

文学の世界

あなたのオススメの旅にまつわる本を教えて

あなたもぜひオススメの「旅本」を教えてください。
リビコミュのトピックでコメントを書いてくださいね。

【文学の世界】
オススメの旅にまつわる本を教えて http://com.living.jp/com/30/th/2134

山田 佐和子(やまだ  さわこ)
山田 佐和子(やまだ さわこ)
代官山蔦屋書店 旅行コンシェルジュ

生まれついての好奇心旺盛。ヨーロッパ・アジアを中心に世界をバックパックで巡り、イタリアの駅で野宿した経験も…。現在は、旅好きがこうじて旅行コンシェルジュに従事。異文化体験の面白さの伝道師、同コンシェルジュ・森本のもとで見習い中です。


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