ヴィーガンへの正確な理解と 観光客へのメニュー開発が急務


世界で増えるヴィーガン人口

日本でも今後ヴィーガン人口は増える? ※写真はイメージ

インバウンド需要に向けたベジタリアンメニューを提供するレストランが増えています。2020年に向け、外国人観光客の多様な文化や慣習に対応できるバリアフリーな食の受け皿は急務。けれども、ベジタリアンと言ってもその種類はさまざまです。

そんななか、日本ではまだ少数派の「Vegan(ヴィーガン)」人口が、海外で増加しています。ヴィーガンとはベジタリアンの一種。その言葉は1944年、イギリスのヴィーガン協会の共同設立者ドナルド・ワトソンによって作られ、その後「人間は動物を搾取することなく生きるべきだ」と提言されました。

ヴィーガンとは、肉や魚以外に、卵、乳製品、ハチミツ、豚皮などが原料となるゼラチンさえも摂取せず、植物性のみの食事をとる「完全菜食主義者」。食品に加え、化粧品や衣料品、日用品なども動物由来の製品を使用しない人を「エシカル・ヴィーガン」、食品だけヴィーガンにこだわる人を「ダイエタリー・ヴィーガン」と呼びます。ヴィーガンと言って思い浮かぶのが、ファッションデザイナーのステラ・マッカートニー。菜食主義者であり、動物愛護やサステナブルな地球環境の啓蒙活動として、エシカルなファッションを提案し世界的に注目を浴びています。

最近、日本でもフードだけでなく、ヴィーガン・ワインが登場。実はワインの製造課程で浮遊物を取り除くために動物由来の成分が入った「清澄材」を用いることがあります。こうした材料を使用せず、代わりに鉱物由来の粘土を使ったり、無清澄で作るワインを「ヴィーガン・ワイン」と呼んでいます。もともと日本食は野菜中心の健康的な料理として海外で注目されていますが、今後、国内でヴィーガン人口がどれだけ広がるのか、注目してみたいと思います。

私たちへの影響

ヴィーガンへの正確な理解と
観光客へのメニュー開発が急務

沖村かなみさん
沖村かなみさん
フードジャーナリスト。料理専門誌などで食やワインをテーマに執筆。著書に「おいしおす京都みやげ帖」(文藝春秋)、「KADO -New Art of Wagashi-」(日興美術)ほか

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