テレビは「叱られたい」ブーム 裏側には深い社会的要因も!?


テレビ

「チコちゃん」人気に読み解く“願望”

「チコちゃんに叱られる!」 NHK総合 毎週金曜19:57~20:42放送

ネットの世界で「認められたい」「ほめられたい」という承認欲求がうずまく中、テレビでは逆に「叱りたい」「叱られたい」という願望を満たすような番組が増加中。NHK「チコちゃんに叱られる!」は昨年、人気に火が付き、今年に入っても娯楽番組としてトップを争う視聴率を獲得しています。着ぐるみにCGを施したチコちゃんは、一見かわいい5歳の女の子。しかし“なんでも知っている”ので「なぜ高齢者のことをシルバーというの?」などの雑学クイズを出し、ゲストが正解できないと「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と顔を真っ赤にして相手を叱ります。

誰かが誰かを叱り飛ばす様は見ていて笑えるし、痛快でもあります。「痛快TVスカッとジャパン」(フジテレビ系)も、非常識な人をとっちめる再現ドラマが「スカッとする」と好評。叱る人はチコちゃんのような子供であるパターンも多い。また、多くの冠番組を持つマツコ・デラックスさんも歯に衣着せぬ物言いで知られ、そんな需要があるようです。

さらにこの冬は連続ドラマでも“叱る”ヒロインが人気です。「家売るオンナの逆襲」(日本テレビ系)の不動産営業チーフ・三軒家万智(北川景子)は若手に「ゴー!」と号令をかけ、有無を言わさず営業に行かせます。「ハケン占い師アタル」(テレビ朝日系)のアタル(杉咲花)も特殊能力で同僚たちのことを占うとき、相手にビシバシとダメ出しします。

叱る女性がもてはやされる背景には、どんな心理が働いているのでしょう。部下を叱ればパラハラと言われかねない現実のガス抜きなのか? または、叱ることは言葉に責任を持つことにもなるので、男性が女性に責任を担ってほしいと思っているのか? 意外に深い要因がこのブームの裏側にはあるのかもしれません。

私たちへの影響

テレビは「叱られたい」ブーム
裏側には深い社会的要因も!?

小田慶子さん
小田慶子さん
ライター。出版社でテレビ誌などの編集部に15年勤務した後フリーに。雑誌「週刊ザテレビジョン」「PRESIDENT WOMAN」「LDK」ほかで活躍中

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