“月裏着陸”だけじゃない! 映画も小説も中国SFがアツい


カルチャー

中国×宇宙

独自の宇宙開発を推し進めてきた中国。SF小説も西洋のそれとは趣が異なる魅力が ※画像はイメージ

2019年の年明け早々、中国の無人探査機「嫦娥4号」が人類史上初の月の「裏側」への着陸に成功したというニュースが世界を駆け巡りました。2022年頃には独自の宇宙ステーションの完成を目指しており、世界のトップレベルに躍り出た中国の宇宙開発の動向が注目されています。

実はエンターテインメントの分野でも「今年は中国SF映画元年」と言われ、春節(旧正月、今年は2月5日)の「お正月映画」として、中国初の本格SF映画「流浪地球」(原題)と、コメディタッチの「瘋狂的外星人」(原題)という、2本のSF映画が登場。注目すべきは、どちらも中国で大人気のSF作家、劉慈欣(りゅう・じきん)の短編小説をもとにしている点です。劉の代表作「三体」は、世界で最も権威あるSF賞のヒューゴー賞を受賞したアジア初の小説で、オバマ前米大統領の愛読書としても知られます。

「流浪地球」は、地球の表面に巨大なエンジンを建設し、太陽系を離れて人類が新たな定住の場所を目指すという内容。原作者も「米国のSF映画を基準とするなら一流レベル」と絶賛モードなので、日本公開も期待したいところです。「瘋狂的外星人」も公開前からヒットが確実視されており、このほか、数本のSF映画が公開待機中です。

軍事活用への懸念など不安要素が注目されがちな「中国×宇宙」の組み合わせですが、SF小説は着実にファンを増やしており、「紙の動物園」「折りたたみ北京」(どちらも早川書房)など日本でも翻訳版が発行されています。中国の文化や歴史、社会構造などをうまくSFと結合させた情緒豊かな作品たちは、病みつきになる面白さ。「三体」も邦訳が今年出版される予定で、目が離せません。

私たちへの影響

“月裏着陸”だけじゃない!
映画も小説も中国SFがアツい

新田理恵さん
新田理恵さん
フリーライター・編集者。映画関係のインタビューなどを中心に、ビジネス誌、ウェブ媒体等に執筆。企業や女性のライフスタイル・働き方などの取材も得意

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