風疹の流行


社会

風疹の流行

2020年に向けて、職場での抗体検査や予防接種が実現するかも ※画像はイメージ

風疹が流行しています。三日麻疹(はしか)という別名もあるこの病気、小さい頃に予防接種をしているから、または多分かかったことがあるからと安心している人もいるでしょう。ところが、十分に免疫がついていない人も少なくありません。この病気が怖いのは、妊娠初期に感染すると、生まれてくる子どもが先天性風疹症候群にかかる可能性があること。高度難聴のほか、視力や糖尿病など、多岐にわたる障害の原因となります。

妊娠を希望する女性は、一度抗体検査を受けるといいかもしれません。ワクチンを接種してから2カ月は避妊をしなくてはならないので、早いうちに調べて、抗体価が低ければワクチン接種を。妊娠を希望している女性のワクチン代に補助を出している自治体もあるので調べてみるといいですね。

実は今、流行の中心になっている患者は30代から50代の男性。国が予防接種を十分に行わなかった世代の男性です。妻が妊娠を希望しているとか、すでに妊娠している場合は風疹の怖さを知っているかもしれませんが、そうでなければ他人事かも。でも彼らがワクチンを打たないと、流行は繰り返されます。30代前半の男性の47パーセント、30代後半の男性も35パーセントが独身ですから、当事者意識を持つのは難しいでしょう。

 オリンピックで海外からたくさんの人がやってくる2020年までには風疹を排除したいと、国も動き始めました。働く男性たちの感染を防ぐには、企業が職場での抗体検査と接種を徹底するなどしないと難しいかもしれません。ロート製薬は、1700人の社員全員のワクチン接種を無料化しました。そのような対応をする企業が増え、国とも協力して対策が進むといいですね。

私たちへの影響

妊娠を希望するなら
抗体検査を受けてみるのも手

小島慶子さん
小島慶子さん
エッセイスト。東京大学大学院情報学環客員研究員。TBSに15年間勤務後、独立。現在は各種メディア出演や執筆業で活躍。近著に小説「幸せな結婚」(新潮社)

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