「別れさせ工作」は適法?


法律

「別れさせ工作」は適法?

「別れさせ工作」が適法か違法かはケースバイケース ※写真はイメージ

8月29日、恋愛関係にある男女を別れさせる「別れさせ工作」について、公序良俗に反するかどうかが争われた訴訟の控訴審判決が下され、「工作に関係者の人格や尊厳を傷付ける手法はみられず、道徳に反していない」として、公序良俗には反しないとの判断がなされました。このニュースにちなんで、そもそも「別れさせ工作」とはどのようなものか、違法になるものもあるのかなどを考えたいと思います。

そもそも「別れさせ工作」とは何かというと、例えば「旦那と浮気相手を別れさせてほしい」「復縁をしたいから元彼女と新恋人を別れさせてほしい」といった依頼を受けて、恋愛関係にある男女を別れさせる仕事のことを言います。一般的には、ターゲットに異性の工作員が接触をし、疑似恋愛をしかけ別れさせる方法がとられることが多いようです。そんなサービスは適法なのでしょうか?

冒頭のとおり、別れさせる目的や手法により公序良俗に反しない適法な「別れさせ工作」も存在しますが、もちろん違法となるケースも考えられます。

例えば、婚姻関係にある男女を別れさせるために、調査員がいずれかと性的関係を持って別れさせた場合には、不貞行為になりますので、犯罪には当たりませんが、民事上は違法な行為ということになります。また、疑似恋愛をしかけてもなかなか別れないような場合に徐々にエスカレートして、ターゲットを脅迫したり、別れを強要したりするケースもあり、そうなれば犯罪にも当たります。

「別れさせ工作」が適法か違法かはケースバイケースであり、一概には言えないものですが、倫理上の問題を抱えていることは確かでしょう。実際にトラブルに発展するケースが非常に多いので、どんなに別れさせたい男女がいたとしても、感情に任せて飛びつかないように注意が必要です。

私たちへの影響

違法とは限らないが
トラブルに発展しやすい

大渕愛子さん
大渕愛子さん
アムール法律事務所、代表弁護士。10年間の弁護士経験を経て独立。事務所内にウーマンズサロン」を併設し、幅広く女性からの相談を受け付けている

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