シティメイト

Merry☆Go☆All-round

【横浜】今夏、観るべき仏映画!「フランス映画祭2019 横浜」


『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』
©2018 -Tresor Films-Chi-Fou-Mi Productions-Cool industrie-Studiocanal-Tf1 Films Production-Artemis Productions

シティリビング編集部の招待で、
「フランス映画祭 2019 横浜」のオープニング上映『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢 (Le Grand Bain)』を観てきました!

 

この作品の劇場公開は2019年7月12日から!

 

コメディー作品ですが、観終わった後には「あれ?分類はコメディー作品でいいの?」と思ってしまうほど。テーマも奥深くて、笑って泣いて。

 

さすが、フランス映画。

 

映像のカラフルさ、俳優陣の豪華さ、ミドルクライシスなおじさんたちがシンクロナイズドスイミングであたふたドタバタするだけではありませんでした。

 

フランスでは男性のシンクロナイズドスイミングは皆無といっていいほどだそう。(映画祭オープニング上映後の監督インタビューより)

 

むしろ、「男性が‼シンクロナイズドスイミング⁉」というあり得なさすぎることにチャレンジするおじさん姿をとおして、夢を持ちにくく肩身の狭く生きづらい社会である今、スクリーン越しに訴えたい何かを表現するのにシンクロナイズドスイミングがピッタリだったようです。

 

「男たるもの」ってなんだ?

「一人前」とは?

「成功」とは?

「幸せ」とは?

 

仕事を失い、家族を失い、金や名誉を失い、夢を失い、愛を失い…

 

それぞれに喪失を経験し、自信や未来への希望をも失った

人生に迷子中のおじさんな登場人物たちが、プールに集う。

 

シンクロナイズドスイミングをとおして、互いに密な時間をプールや陸上で過ごすうちに、

互いの心の傷を知り、悩みに耳をかたむけ、時に反発し共感し心をかよわわせていく。

 

漠然とした喪失状態の中を生きている登場人物たちが、

自分自身に起きていることを自覚したり、気づかされたり。

今までの自分の人生を否定するのではなく、ただ受け入れ不要なものは手放していくこと。

そうすることで、人は輝き変化していけるということを教えてくれる。

 

そんなそれぞれの変化が共鳴し互いに影響を与えていくとき、彼らのプール内外の人生がシンクロしていく!

 

おじさんシンクロチームに関わる女性陣もいいスパイスに。

彼女たちの性格が正反対で笑かしてくれるし、泣かせてくれる。

 

丸は三角に入らない、三角は丸に入らない。

そんな哲学的な映像からスタートする本作品。

 

登場人物たちからの視点、その家族や友人など関わる人物からの視点。

ストーリーが進むにつれて見えてくるそれぞれの悩み。

 

楽しみながらも考えさせるストーリー展開に大満足でした!

 

ちなみに、映画タイトルの「シンク・オア・スイム」をThink or Swimだと勘違いしていましたが、英語名はSink or Swimでした!沈むか泳ぐかってことなんですね。

 

 

上映後の質問会での監督ジル・ルルーシュの熱弁に感動

「フランス映画祭 2019 横浜」オープニングセレモニー前のレッドカーペットにて

フェスティバルミューズの中谷美紀さんの左(向かって右)がジル・ルルーシュ監督、

右(向かって左)がプロデューサーのユーゴ・セリニャック

オープニング上映鑑賞後、大興奮の中始まった監督とプロデューサーへの質問会。

 

映画の見やすさのために劇場うしろへ移動してしまったことを大後悔!

 

印象的だったのは、スーパーヒーローではなく共感できる人物でなくてはいけない、という話。

誰にもあるさまざまな感情の流れ、そういうものをたどれるような作品にしたいと思ったそう。

 

『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢 (Le Grand Bain)』は、ただおじさんたちが

シンクロナイズドスイミングに挑戦するだけの映画ではありません。

 

男女も年齢も関係ない。

観客は登場人物の誰かの境遇や心境など何らかの部分に、自身を投影し心を動かされるシーンが満載だったのだと改めて感じます。

 

受けた質問に対して熱心に回答中のジル・ルルーシュ監督

マチュー・アマルリック演じる主演の男性のような、大人になりきれない人たち。

彼らのような男性たちの現代における生きづらさについて、監督の考えを教えてほしいとの問いからスタート。

 

不安を感じてしまう理由はたくさんあるが、比べてしまうこと。

10代の時になりたかったオトナになれていない、そう思ってしまうのはCMなどで描かれる素晴らしい車、完璧な妻や子供、完璧な肉体を持つ、そんなパーフェクトな人物像と自分自身を比べてしまい自身の人生を味気なく感じてしまうから。

 

 

自身も俳優であるジル・ルルーシュ監督に対して、自身も出演することは考えなかったのか?といった問いも。

 

自身が出演することも考えたが、監督の仕事と俳優の仕事は全く別のもの、それを両立することはできないと思ったとのこと。

 

男性によるシンクロナイズドスイミングの映画を作ることになった理由についても

 

 

脚本の段階で、自分や自分の周りの人たちのメランコリー憂鬱さや、何かをするときの集団の重要性・対話の重要性を描きたいと思い、似たような登場人物は頭に浮かんでいたが筆がすすまなくなってしまった。

 

そんな状況を打破してくれたのが、プロデューサーが持ってきたスウェーデンにいる実在の男性によるシンクロナイズドスイミングのチームのドキュメンタリーだったとのこと!

 

男性のシンクロはスポーツとして珍しいだけでなく、参加する人たちの職業・属性・宗教など一切関係無く、同じプールで練習をし更衣室やパブでの語らい…そこには分かち合いの世界が存在している。

また、(フランスには男性チームはないので)空想上の設定であること、普通は女性のものであると思われているので、バカにされてしまうような状況が生まれ登場人物たちは必然的に立ち向かわなくてはいけないので、より団結していける。

集団で何かをすることの素晴らしさがあるという点が、描きたいテーマに合うと思ったそう。

 

・・・などなど。

 

たくさんの質問に対して監督による熱いトークが続きました。

(レポートは公式サイトにも掲載されています。コチラ

 

 

オープニングセレモニー前のレッドカーペットの様子を一部紹介!

フェスティバルミューズの中谷美紀さんが美しい着物姿で登場し、

各作品の監督や俳優陣のゲストたちが日産LEAFで会場入りしていきました。

 

中谷美紀さんのお着物姿が美しい!(帯留めはトリコロールカラー)

⇒プレス発表会の際は美しいドレスでした(コチラのブログで紹介)

『アマンダと僕(Amanda)』

向かって左より、主演のヴァンサン・ラコスト氏、中谷美紀さん、

ミカエル・アース監督、プロデューサーのピエール・ギョイヤール氏

⇒『アマンダと僕』も観に行きました(こちらのブログにて紹介)

向かって左より、『アイディアル・パレス シュヴァルの理想宮(仮)』のニルス・タヴェルニエ監督、中谷美紀さん、『ディリリとパリの時間旅行(Dilili à Paris) 』のミッシェル・オスロ監督

ミッシェル・オスロ監督は別のタイミングで近くになった時に「ボンソワームッシュー」と声をかけたところチャーミングな笑顔を返していただきました。

向かって左より、『ウルフズ・コール(Le Chant du loup)』の主演フランソワ・シヴィル氏(人気沸騰中の若手俳優さんらしいですよ!)、中谷美紀さん、アントナン・ボードリー監督

女性視点で描かれた『カブールのツバメ(Les Hirondelles de Kaboul)』のザブー・ブライトマン監督、中谷美紀さん、同じく同作品のエレア・ゴメ・メヴェレック監督

女性陣の登場の際には、ドレスからシューズやバッグまで注目してしまいました!

みなさん足元までチョイスがエレガントでした。

向かって左より、『愛しのベイビー』のリサ・アズエロス監督、出演俳優のタイス・アレサンドラン氏、中谷美紀さん、日産自動車副社長の川口氏

フェスティバルミューズの中谷美紀さんは、終始素晴らしく美しかったです。

ゲストを出迎えている間にも凛とした姿で会話をされていました。

 

ジル・ルルーシュ監督と

フランス映画祭のオープニングセレモニー&上映は豪華すぎ!

有名な映画のテーマソングの生演奏(「ダバダバダ~」で有名な曲)からスタートしたオープニングセレモニー。

横浜市長、中谷美紀さん、フランス大使、日産自動車副社長による挨拶。

映画祭代表団もステージ上に登壇し、サプライズ映像はアラン・ドロンからのメッセージ!

 

中谷美紀さんの挨拶

アラン・ドロンのメッセージ中は、ステージ上の映画祭代表団もスクリーンへ釘付け

映画祭のオープニングセレモニーからして大興奮!

あぁー大感謝です!Merci!

⇒ 3つのテーマとは?「フランス映画祭2019 横浜」(プレス発表会についてのブログ)

⇒ おじさんシンクロ映画で比較!フランス映画vsイギリス映画

⇒ 映画熱再燃!メルシー「フランス映画祭2019横浜」(『アマンダと僕』感想はコチラ)

 


「シティメイト」 トップ

Commentコメントを投稿する

■お名前
■コメント

表示エリアを選択

最寄りのエリアや、情報をお探しのエリアを選択してください。
設定に合わせた情報を表示します。エリアはいつでも変更できます。

ページトップ