“ハイ貯蓄率女子”に学ぶ Happyマネー術


 シティ読者が今一番気になる、「お金のこと」。読者の平均貯蓄額データを基に、手取り月収の35倍以上(手取り月収20万円の場合700万円以上)の貯蓄がある“ハイ貯蓄率読者”に取材。ライフスタイルやお金に対する考え方から、ハッピーになるお金のため方を紹介します。

幸せな“ハイ貯蓄率子”さんは明確な意志でお金を使う

 ライフスタイルや趣味は違えども、生活を楽しみながらしっかりためられる人には共通する特徴が。貯蓄率の高い“ハイ貯蓄率子(ちょちくりつこ)”さんの生活習慣を基に、マネーのプロから見た、たまる人の考え方やクセを紹介します。

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自分の好みと行動パターンを知り
いる物・いらない物の判断を

 平均約717万円と高い貯蓄額を誇る東京シティ読者。でも「給料はあまり変わらないのに、なぜほかの人は貯蓄できるの?」と思っている人もいるはず。ファイナンシャルプランナー(FP)の西山美紀さんに、セコセコせず、生活を楽しんでお金を使いながらも貯蓄上手な人の、お金のためグセについて聞きました。
 「取材した3人に共通しているのは、自分の好みや行動パターンをよく分かっていること。たとえば“SNSは依存してしまうからやらない”など、考え方に自分の軸があります。流されてお金を使うことがなく、いる物・いらない物の判断が自分できちんとできている。逆にお金を使うときに思考停止してしまう人はたまりません」
 現状に文句を言わず、冷静に客観視できていることも特徴だそう。「“給料が少ないからためられない”ではなく、できる方法を自分なりに考えられるのは大切です。また、お金の話ができる友人や先輩がいるのも特徴。お金を客観的にとらえる機会になります」
 低金利の時代「ちょっと投資にトライしてみよう」というチャレンジ精神があることも大きいとか。「“知らないし怖いからノータッチ”ではなく、自分から情報に触れ、ルールを理解して行動に移せるのは大きいですね。“ここまででやめておこう”と自分で考えられるのも重要。今できていない人でも、意識して自分のためグセ・使いグセを考えるようにしていけば、楽しみながらお金をためられる人になります」

※ アンケートデータは、2016年11月23日~ 12月30日シティリビングWeb、Fax、郵送で実施。有効回答数874人

楽しみながら使って、ためる
ハイ貯蓄率子さんはこんな人

1. 自分の好みや行動パターンを分かっている
2. 人に流されず、主体的にお金を使える
3. 現状に文句を言わず、客観視して動ける
4. お金のことを話せる友人や先輩がいる
5. チャレンジ精神がある

教えてくれたのは…

ファイナンシャルプランナー
西山美紀さん

たまる人・たまらない人のべ500人以上に取材し、1万件以上のお金データを分析。「幸せ」と「貯蓄」を楽しく両立する方法について日々発信している。著書に「お金が貯まる『体質』のつくり方」(すばる舎)。All About貯蓄ガイド

ハイ貯蓄率子さん:CASE1

「交際費は惜しみません」
“習うより慣れろ”で投資をスタート

 学生時代からアルバイトで月10万円程度を貯蓄。社会人になり、月10万円の貯蓄が困難なことから、「習うより慣れろ精神」で株式投資をスタートする。「株は奥が深くて楽しい」と継続中。
 お金のことを話せる同僚・友人が多い。1000円以上の買い物はすべてクレジットカード。ネットの明細が家計簿代わりで、随時使用額をスマホでチェックする。ボーナス、月々の余り分と株の利益で年間100万円を貯蓄。

Aさんのここがためグセ!

友達との交流や外食にお金をかけるため、家での食事は安く済ませる。スーパーで安売りの総菜を買ったり、週の半分はお弁当を持参。

通信

携帯の本体料金を一括払い済み。Wi-Fi使用量と合わせて安く抑える。「月々の料金が高い方が高コストな気がして、一括で払いました」

西山さんの”イイネ” ポイント!
分割すれば大した額ではないと考える人が多いですが、結果とても高額になったり、身の丈に合わない物を買ってしまいがち。“ためてから買う”意識があると、その後の生活も苦しくならず、さらにたまる良い循環になります。

服飾・美容

「肌状態が悪いと気分が暗くなる」ので、基礎化粧品にはお金をかける。エスティー・ローダーが好き。服はブランドにこだわらないが、好きなアイテムのバッグは「いい」と思ったら高くても買う。最近、アウトレットで半額だったグッチのバッグを購入。

交際

交際費にはお金を惜しまず、週に1度は友達と外食、年に1~2度は海外旅行に。「遊びに行ってケチケチするのは嫌」。ボーナス時の大きな出費は旅行のみ。

投資

「信用取引はしない」のがマイルール。投資先にお金を“預ける”感覚で「ちょこちょこ増えたらいい」。株の情報は平日夜にネットで収集。

西山さんからのアドバイス >>>
自宅の食事にお金をかけない分「交際費や外出時にケチケチしない」のは、まさに楽しみながらたまる体質に当てはまる考え方。今余っている分を先取り貯蓄できると、ボーナスが減った場合も安定的にためられます。ただし、無理をして貯蓄を続けると、嫌になってしまうので、可能な範囲ですることが大切。投資は少し株の割合が多いですが、普段から情報を集め、ボーナスで貯蓄もできているので、今のままならよいでしょう。

ハイ貯蓄率子さん:CASE2

散財型の家計を見直し中
投資は先取りとボーナスから

 外食費などがかさみ、月々の給料を使い切っている状況。結婚に向けてマンション購入を検討し、支出を見直し中。4月から家計簿を開始し、合う方法を探して手書き・アプリなどにトライしている。貯蓄は給料天引きの財形貯蓄(年金財形・住宅財形)とボーナス時に一括で支払う貯蓄型保険がメイン。上司やセミナー講師など信頼できると感じた人の情報を基に、自社株など利率の良いものを運用中。

Bさんのここがためグセ!

残業と飲み会が多くあまり自炊はできないが、「調味料は体にいいものを」と自然食品の店などで3年熟成させたみそなどを購入。「調味料ならいろいろな場面で使えるからお得」

外食

社内の飲み会が多く、4月は歓送迎会などが大きな出費に。人脈がマネー情報につながることもあるが、「無駄な飲み会の参加を徐々に減らし、現金をためられるようになりたい」

西山さんの”イイネ” ポイント!
自分にとっての“無駄な支出”を判断し、次の手を考えられていますね。飲み会でのコミュニケーションをランチですると半額以下に抑えられるはず。無理せず対応策を考えましょう。

交際

銀座で遊ぶのが好きなので、「銀座ダイナースクラブカード」を活用。高級カフェの無料チケットをもらえたり、レストランが半額になるなど、年会費の元は取っている。

美容

百貨店の「友の会」で積み立て、満期額で基礎化粧品を購入。よく行くマッサージやエステの回数を減らし、最近はヨガで美容にアプローチ。

通信

以前は2台持ちしていたが、コストを考えて会社携帯のみに。友人への連絡は基本的にLINE電話。

西山さんからのアドバイス >>>
外食費を人間関係に支障がない程度で削れると、マンション頭金のための現金をふやすことができます。また、散財する認識があるのなら、天引きを続けるのがいいですね。投資については忙しい人ほど「細く・長く」が合っています。家を買いたいとのことなので、住宅財形はキープし、年金財形を解約していざというときのための現金にするのもあり。また、個人型確定拠出年金にすると節税になります。

ハイ貯蓄率子さん:CASE3

病気をきっかけに考え方がガラリ
「したいことの優先順位を整理」

 母親の助言もあり、新入社員時代から月10万円の貯蓄を約20年間継続。前職は給料が良く散財していたが、3年前の大きな病気をきっかけに、考え方が一変。健康に働き続けられることの大事さを痛感し、人生の優先順位を整理した。転職して収入が下がった現在も月10万円の貯蓄額はキープ。通院費・光熱費・家に入れるお金以外の支出は細かく決めず、必要な分だけを都度下ろして使う。

Cさんのここがためグセ!

食費は同居の妹と折半。以前はこだわりがなかったが、病気後、健康を重視し野菜多めの自炊生活に。なるべく既製品を食べないようにした結果、ランチも毎日お弁当を持参。

交際

雑誌やチケット販売サイトで見つけたイベントから、コストがかからず興味のあるものに応募。トークショーやパーティーなどで、知らない世界の話を聞けるのが楽しい。

外食

月に1度は、楽しみのために、行きたかったお店で外食。日常のプチぜいたくで高級ベーカリーの食パンを買うのがブーム。「お菓子やケーキにハマったこともありましたが、食パンなら1斤を複数回楽しめて、コスパがいいんです」

西山さんの”イイネ” ポイント!
ワクワクする時間を持つのは大事。お金の使いどころを決めつつ、自分で調べて新しいものにトライするのはいいですね。気軽にチャレンジできると、世界が広がります。

その他

最近エアコンと大容量洗濯機をネットとカタログで見比べ、型落ち(2016年) のものを安く購入。洋服が絡まらないなど、小さなストレスが軽減された。「今は旧型でもある程度の技術になっているし、いい買い物でした」

通信

元IT系勤務で最新キャリアなどには興味津々だが、「スマホでネットを見始めると中毒になってしまう」ため、現在はあえてガラケーを使用。SNSも「IDを持ったら依存してしまう」と考え、アカウントを作っていない。

西山さんからのアドバイス >>>
すべての支出を意識しているので、膨らんでいるところがないですね。先に貯蓄分を差し引いてから使う分の配分を考えられています。「必要な時に必要な分を下ろす」と考えると、優先順位が明確になりますし、今使っていい額も分かります。今はほとんど投資をしていないようですが、ネットの証券会社などで1000円くらいから積立できるものを始めてみてもいいかも。セミナー代くらいの気持ちで気軽にスタートできます。

“ロー貯蓄率子”さんへのアドバイス

たまる人になるためには、自分のことを分かった使い方ができるのが一番です。まだそれが分かっていない人は、大まかにでよいので家計簿をつけてみましょう。一度出費を見つめてみると、何が自分に向いているかが分かってきます。

Q1 金融商品を購入してみたい。どこに相談するのがいい?
FP協会など中立的な立場の機関が行うセミナーやファイナンシャルプランナーに相談するのも手。聞いた話をうのみにするのではなく、自分で勉強して金融商品の判断がつくようになってから買うといいと思います。

Q2 預金の半分を投資信託にしてもいいですか?
初めて投資信託にトライするなら、預金分は使わず、これからためる分を積み立てるのがいいでしょう。月1万円の貯蓄なら、5000円を貯金、5000円を投資信託というふうに。積立なら、値段が高い時にまとめて買うことを防げ、長い目で見てリスクが分散されます。

Q3 おすすめの投資方法はありますか?
投資はとにかく分散させること。例えば国内向けの商品ばかりでなく、海外向けなど異なる種類のものも買ってみる。トータルのリスクが小さくなります。

Q4 株主優待に興味があります。いくらから買えますか?
今は3万円くらいから買える株もあります。株主優待人気ランキングなどを参考に、自分が使いそうなものを選ぶのも手。ただし、業績が良くないのに突然優待を始めたところには注意を。業績不振で優待がなくなる可能性もあるので、株価の動きが激しくなく、できれば長く優待を出しているところを選んで。


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