ワークライフバランス 今の満足度は?


 

0825tokusyu_title  労働時間は長いのに生産性が低い。そんな働き方を見直す流れがある中、現在のみなさんのワークライフバランスの満足度はどのくらいなのでしょう。仕事をどのように位置づけるかは人それぞれですが、時間は限りあるもの。ちょっと振り返ってみると、理想と現実のギャップを埋めるために何をすべきかが見えてくるかもしれません。

満足度100

●「9:00-17:45以外の時間にメールを送らない」「残業しない」「休日出勤しない」が、3~4年前から社内で徹底されています。さらに個人的にも「仕事は持ち帰らない」「休日にPCを開かない」をルール化。おかげで休みが充実!(Yさん/29歳/製薬)

●チーム内でスケジュールを共有して仕事の「見える化」をし、メンバーがそれぞれ補填してチームとして仕事を早く終わらせるようにしたところ、定時退社が増えました。現状、ワークライフバランスの満足度は100です(Mさん/39歳/エネルギー)

 

満足度70~75

●一般事務で給料が安く、どんなに頑張っても変わりません。副業をもっと推進してくれるなら、副業をしたいです(Mさん/42歳/事務)

●部署異動とともに残業が減りましたが、仕事のやりがいは減少。でも将来のための勉強に専念できる時間は増えたので、それはそれでよかったのかも。勉強のおかげで、今まですごく視野が狭かったことにも気づきました(Lさん/35歳/製造)

 

満足度60~65

●とにかく残業が多い。職場では男性メインだった業務(営業など)でも女性が活躍できるよう改革が進められていますが、家庭環境を無視して推し進めるのは無理があります。「業務が増えても残業はするな」で、給料もさほど増えていないのでかなりしんどいです。一人ひとりの環境を加味した業務配分と残業時間の削減を考えてもらいたい(Kさん/45歳/金融)

●イレギュラーな案件に対応するときは、どうしても残業が発生してしまうので、全体的なバランスで考えるようにしています(Aさん/26歳/広告)

 

満足度50

●休日出勤しても代休が取れない。管理職などにすべてしわ寄せがきています。同一労働同一賃金ではダメ。同一労働同一「職位」でなければと思います(Hさん/45歳/建設)

 

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満足度40

●職場には「女は中、男は外」という考えが根強くあります。今の仕事にあまりやりがいを感じていません。もう少し仕事量がほしい(Eさん/26歳/商社)

●上から仕事を振られれば、対応するしかない現状。本社よりノー残業デーの通達がありましたが、人手が限られているため結局残業をすることになります。人員増加も予定されていないようなので、この状況は今後も変わらないと思います(Eさん/45歳/営業事務)

 

満足度30

●定時内に仕事をしっかり終わらせて自分の時間を楽しみたいけれど、全員の仕事が終わらないと先に帰ってはいけない雰囲気があり、仕方なく残業すると仕事の効率もダウン。上司やベテラン世代の意識改革を望みます(Yさん/24歳/メーカー)

 

満足度10

●仕事後には習い事など通いたいのに、ほぼ毎日残業で通えない。残業する日としない日をつくるようにはしていますが…(Mさん/34歳/通信)

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●どう変えていく?
 働き方とワークライフバランス

 読者アンケートから見えてきたのは、企業が長時間労働是正に向けて動くも、なかなか変わらない現状。今のワークライフバランスが望むものではないのなら、どう主体的に変えていったらよいのでしょう。読者3人の声からも、ヒントが見えてきそうです。

 

なかなか変わらない…
複雑に絡み合うさまざまな要因

 もし、ほぼ定時に退社できて、有給休暇もきちんと取得できる環境なら、「ワークライフバランス」を考える必要はないのに…と思いません?

 今回の読者アンケートでは、「働き方改革」の一環として、長時間労働の是正に多くの企業が取り組んでいる様子が見えてきました。成果を上げている職場がある一方で、制度はつくったものの、「仕事の量が変わらないので無理」「管理がルーズ」など中途半端なところで止まってしまっている職場もあるよう。

 管理する側の声も聞いてみると、中間管理職としてノー残業の声掛けをしているというIさん(45歳)は、「口うるさいだけの、いわば憎まれ役になっているだけ」ともらします。

 「上司と意見が違うので、指示に統一性もない。生産性を上げようとしても、部下は仕事ができるまで育つには3年以上かかるし、人を増やせば済む話でもない。難しいです」(Iさん)

 職場環境を劇的に変えようとするなら、トップダウンの力技が必要という声もあります。人の意識や価値観も本人以外の他人には変えられない。となると、目を向けるべきは自分。いますぐにできることとして、仕事のプロセスや以前からの慣習などを見直すだけでも、少しムダを省けるかもしれません。

 

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会社の施策や意識改革で
残業は当たり前ではないものに
 今の仕事には非常にやりがいを感じています。プランを練り、自分が動いた分だけ結果につながるので、性格にもあっていると実感。クライアントから直接いろんな声を聞けるのも励みになっています。  なので、当たり前のように残業し、一日のほとんどを仕事が占める毎日を送っていたのですが、昨年あたりから、会社が残業削減を本格化。週1回の定時退社日や、ひと月の残業時間の上限が決められてからは、余暇の時間が増えてきました。
 「先輩が残っていると帰りにくい」という声もあったので、可能な限り率先して帰るようにもなりました。一人が早く帰ると、周りの意識も変わり始めるもので、残業が当たり前という感覚も薄くなってきたと思います。
 今の仕事は好きなのですが、実はアナウンサーになることが夢。できた時間で、結婚式の司会の表現方法を学んだり、ニュースを読んで発声を鍛えたりしています。5年後にはフリーランスとして一人前になっていたいです。
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プライベートが充実するか否かは
働く環境によるところも…
 現在の配属は仙台支店。本社(東京)は定時後30分以内の退社が徹底されたり、プレミアムフライデーや時間単位の有給取得が推進されたりと働きやすい環境ですが、支店はそこまで余裕のないのが現状。支店の管理者の中には、会社が指示する有給取得でさえ渋い顔をする人もいます。
 女性の人生は変化が多いので、転職するときの強みになればと思い、今、資格取得のための勉強をしています。結婚も考えていて、働きやすい本社に異動できるなら、転勤のないエリア職になってもう少しこの会社で働いてもいいかなと思います。
 ただ定年まで続けるつもりはなく、タイミングが合えば他の会社で経験を積もうかと。突然、サクッと辞めちゃう気もします。
 平日は家と会社の往復で、土日は疲れて引きこもり気味。夢の中で仕事をすることもあるくらい今は仕事のウェイトが高いので、今後はプライベートを充実させることが目標。そのためには職場の環境が整っていることも重要だと思います。
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自分の時間をつくるために
職場を変えました
 金銭面を優先すると余暇がなくなり、余暇を優先すると金銭的余裕がなくなったりします。以前の職場は、終了時間が読めず、仕事の後に予定を入れることはほとんど無理な状態。持ち帰り仕事も多かったので、自分の時間を確保するために職場を変えました。収入は減りましたが、日常生活に少しゆとりができ、自炊もできるようになったので、余暇を優先した今に概ね満足しています。
 学生の頃から、女性が本来持っている力を発揮できるようサポートしたいと考えていました。数年後には、お産のできる助産院を開業したいと思っています。
 妊婦さんや子育て中のお母さんが集まるサロンがあり、児童や学生への性教育、妊活のお手伝い、女性の身体を整えるヨガなどを行うような。
 この助産院を拠点に、地域の中でみんなで子育てをする環境をつくりたいと考えています。その実現に向けて、専門技術を磨くことはもちろん、出会いを大切にし、コミュニティをつくることも日々心掛けています。
 

 

どうなりたいのかがはっきりすれば
そのためにすべきことも見えてくる

 5年後の自分を考えたことはありますか? 時間を有効に使うには、具体的な目標を持つことも一つの方法です。

 「本社に異動して、仕事と家庭を両立させたいけど…」と上記のはるさん(仮名)は揺れ動いていますが、しっかりキャリアアップをみすえて勉強中。
 一方、らんさん(仮名)やようさん(仮名)をはじめ、「将来の仕事の幅を広げるために通信制大学に入学。英語も習得してボランティアガイドもやりたい」(Uさん/38歳)など、「やりたいこと」の実現を目指して動き始めている人もいます。
 いずれの場合も今後、結婚や出産、介護などで環境が変わったとしても、またAI技術が進んだとしても、長く働くための土台になるはずです。

 今の企業で働き続けるも、新たな道へ進むも、選択肢は無限。自分はどのようなワークライフバランスを望んでいるのか。数年後はどうなっていたいのか。目的や成果物のイメージを確認しながら仕事を進めるように、自分が目指す像を具体的にしながら、組織に振り回されない自分にとっての幸せな働き方を考えてみませんか。

 

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