INTERVIEW 女優 吉高 由里子さん


INTERVIEW
INTERVIEW

女優吉高 由里子

映画「ユリゴコロ」で主演

一冊のノートに刻まれた、殺人者の愛情

 5年ぶりに主演を務めた映画、「ユリゴコロ」。吉高さんは、数奇な人生をたどる哀しい“殺人者”を演じました。

 この作品は、“過去”と“現在”、2つのパートで構成。カフェを営む青年、亮介(松坂桃李)が実家で「ユリゴコロ」と名付けられたノートを発見したことから、物語が動き出します。ノートの著者、美紗子(吉高由里子)は、“人間の死”を心の拠りどころにする女性。そんな美紗子の前に偶然現れた洋介(松山ケンイチ)が、彼女の閉ざされた心に変化をもたらします。

 衝撃の結末から、映像化不可能ともいわれた原作の小説は、「このミステリーがすごい!」や「本屋大賞」など、さまざまな国内のミステリーランキングに登場し、話題になりました。映画では、熊澤監督が原作と異なる結末を用意し、新たな「ユリゴコロ」を作り上げました。

 自身の拠りどころのために人をあやめる殺人者を演じ続けることで、大変な思いをしながらも、役にのめり込んだと話す吉高さん。「精神的につらいシーンは、数えきれないくらいたくさんありましたが、それは、ほかのキャストも同じ。松山さんは、過去の深いトラウマを抱えながら生きる役で、過酷な減量をしていました。みんなで“摩耗”しながら、作り上げただけあって、命の重さやはかなさが表れた作品になっています」

 センセーショナルな殺人シーンがありつつ、その中に存在する“愛”も注目すべきところ。「美紗子の感情に共感できない人は多いはず。でも、愛の形は人それぞれで、答えがないから、“こういう形の愛もあるんだな”、と思いながら見てほしいです」

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9月23日から、梅田ブルク7、大阪ステーションシティシネマほかで公開中
「ユリゴコロ」

 亮介(松坂桃李)が実家で見つけた「ユリゴコロ」というノート。そこには、美紗子(吉高由里子)と名乗る女性による、“殺人の記憶”がつづられていました。人の死を目の当たりにすることでしか、“生”を感じられない美紗子でしたが、洋介(松山ケンイチ)と出会い、初めて“愛”を知ります。
 そんな中、美紗子の手記を夢中で読み進める亮介のもとに、細谷(木村多江)という女性が現れ―。

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©沼田まほかる/双葉社
©2017「ユリゴコロ」製作委員会


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